個人的にはミシュランで星を獲得していたり、食べログアワードを受賞したお店を目指して行くことはありません。
ひねくれているかもしれませんが、値段が高かったり予約が取りにくかったりして、どちらかといえば敬遠するほうかもしれません。
実際、ミシュランで星を取っているお店は、獲得前に行ったところは別として、継続していっているお店以外では、石川県では一軒もありません。
さて、今日紹介します加賀市大聖寺の「へら亭」は、「ミシュランガイド富山・石川(金沢) 2016 特別版」で加賀市で唯一、星を一つ獲得されているのです。
当然星を取った時から気にはなっていましたが、ランチでも4千円~という情報だったので行くのをためらっていました。
今回、空いているかどうか確認するために電話したら、ランチが3,500円の設定があることがわかり、何となく得した気持ちになり、つい予約を入れてしまいました。
今回はもちろん、その一番お安い3,500円(税別)でお願いすることに。
しかし、結論を先に書くと、ランチは意外と穴場かもしれません。それはたぶんですが、ミシュラン星取得のお店としては予約を取るのに苦労しないことや、さすがに星の付いたお店なので料理についてはお墨付きだからです。それを3,500円(税別)で楽しめるのですからいかない理由なんてありません。
お店は一応、完全予約制となっています。
お店には月末のとある土曜日に妻と二人で出かけてきました。

いつから営業されているのかわかりませんが、建物はある程度年季が入っています。写真には写っていませんが、この左側にあるお店の看板がないと、何の建物かわからないくらいで目立たないお店です。駐車場は少し使い勝手が悪い場所とスペースでした。

こちらが入口です。
中に入ると、正面にカウンター席があって、左側に個室がありました。2階にも部屋があるのでしょうね?今は使っているのかわかりませんが。

案内されたのは一番奥の部屋。たぶん2人用でしょうか?狭い和室でした。

だれにも邪魔されずに、静かにゆっくり食べることが出来ます。
頼んだ3,500円のコースは、食材もそれほど高級なものを使っていませんが、やはりご主人に素材のいいところをうまく引き出す腕があるのでしょう?なかなか楽しませてくれました。
では出された料理の紹介です。
お通し代わりで出されたのはこちら。上がもずく、下が長芋をすりおろしたものを冷菓のように成形してあります。
次に出されたのは「稚鮎の南蛮漬け」。稚鮎のワタの苦みが心地よいです。
お刺身はヒラメ・甘えび・梅貝・マグロ。季節のミョウガが添えられていました。
ちなみに、こちらの器は加賀市の九谷焼作家、山下一三さんの作品です。山下さんは私もよく存じ上げていて我が家でも使っています。
こちらは酢の物として、タコに梅肉、あと魚がもう1種類使われていましたが失念してしまいました。^^;
サラダ仕立てになっていて、オクラには小松菜のドレッシング仕立てのソースがかけられていました。
ご飯は加賀地方のお祭りの定番「柿の葉寿し」。
乗せられているのは、鱒とクジラ。
「柿の葉寿し」に鱒は定番ですが、クジラっていうのは珍しいです。甘辛く煮てあって美味しかったですよ。
デザートはフルーツ。
最後にお抹茶が出されました。
お菓子は金沢の諸江屋の「唐松せんべい」です。
これらの料理をお出ししてくれたのは、たぶん奥さまでしょう?
上品なかたで、その方が立ててくれたお茶ですね。
決して華美ではなく、しかし丁寧で堅実な美味しさの料理を味わえ、器も地元九谷焼の味のあるものを使用していて、納得できる内容でした。さすがミシュランで星を獲得されているだけありました。
ランチは予約のみですが、逆にランチが穴場でおすすめかもしれません。ご馳走様でした。
割烹 へら亭
石川県加賀市大聖寺南町ニ-56-20
TEL 0761-73-3199
12:00~14:00
17:00~21:00
年末年始※
不定休日あり











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