私がよく行く小松駅前のオーセンティックバー「エスメラルダ」。
そこで、今年5月までバーテンダーをしていた橘くんが、めでたく独立。自分のお店を始めて持ちました。その名も「BAR 橘」。
元々独立するということで、「エスメラルダ」でバーテンダーの仕事を一から覚えて行ったわけですが、今年秋にはバーテンダー技能コンテストの全国大会に出場するまでに腕を上げてきました。
オープン後しばらく行くことが出来ませんでしたが、今回やっと行ってきたので紹介したいと思います。
オープンしたのが、6月5日で、行った日がちょうど1か月目でした。
場所は人気の居酒屋・小料理屋「壱」のお隣。元スナックだったお店を全面改装しています。

改装の設計はtoit-desginの戸井建一郎さん。「エスメラルダ」のほうも彼が手がけていますね。

外観はこんな感じです。オーセンティックバーにふさわしいファサードですね。

飾られているのは鉄とガラスのオブジェ。鉄は小松市在住の酢馬さん、ガラスは橋立に工房を持つ秋友さんの作品です。いい雰囲気を出しています。
店内は、まだ新装開店の匂い?が残る清楚な空間。たくさんの花が飾られています。

師匠のお店「エスメラルダ」の花は入口に置かれていました。
やはり設計が同じだと、似た雰囲気の空間に仕上がっていますね。
こちらもオーセンティックバーにふさわしい内装です。

オープンして1ヶ月。やっと落ち着いてきたと橘くんは話してくれましたが、いまは一人で切り盛りしているとのことでした。
アルバイトは常時募集しているとのこと。バーテンダーになりたいとか、カクテルに興味がある人、そうでない人も是非働いてみたい方がいらっしゃったら連絡してみてください。
さて、チャームは、いぶりがっことスモークチーズ、そしてフルーツ。
そしてまず私がお願いしたのが、目の前にあるフルーツを使ってのカクテルです。今回は桃がテーマ。

私はフレッシュな桃とオレンジを使って作った「ファジーネーブル」というカクテル。
「ファジーネーブル」は桃のリキュールで作るのですが、今回はフレッシュな桃そのものを使用して作っています。桃の爽やかな甘みがカクテルに活きていました。美味しくないわけがないですね。

妻は、「ベリーニ」です。シャンパン好きにはちょうどいい季節になりました。
私の2杯目は、これからの季節にもってこいのフローズン系のカクテル。特に指定はしませんでしたが、ミントのカクテルの代名詞のモヒートで作ってくれました。

ミントがより一層爽快感を出してくれています。
妻は、「ミョウガと大葉のカクテル」です。正式なカクテル名はないそうで、銅製のマグカップで出してくれました。

ミョウガと大葉を潰したあと熟成感のあるラムに自家製のハニーウォーターを加えて作っています。
ミョウガはショウガ科に属しているので、ショウガとの相性バッチリ!美味しいです。
福岡に住んでいた時に時々お邪魔した中洲のオーセンティックバー「Bar Higuchi」のモスコミュールを思い出しました。
最後の強い酒が得意な妻にサービスで出してくれたのが、こちらの「ポリ カモミッラ(POLI ELISIR CAMOMILLA)」。

カモミールの花を3ヶ月漬け込んだグラッパベースのリキュールです。
グラスを回しながら飲むと、カモミールの甘い香りがしていい感じでした。
小松の街中にオーセンティックバーが増えることは、小松のある意味文化度が高まっている証ではないかと思います。
これから師匠の「バー エスメラルダ」とも競い合ってファンを増やし繁盛することを祈っています。ご馳走様でした。
BAR 橘
小松市大和町133番地
TEL 0761-22-2005
18:00~3:00
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