石川県では夏は底引き網漁が禁漁期間となっています。
禁漁期間を設けるのは海の資源を守るため。禁漁期間中は魚屋の店頭に並ぶ地物の魚は少なくなります。
しかし、もうすぐ9月1日が底引き網漁の解禁で、県民はその時を待ちこがれるのです。
底引き網でとる魚は甘エビやカレイ、ニギス、タイ、ハタハタ、カマスなど。それら地物の魚介をウリにしている飲食店は、この禁漁期間の間は料理のメニューに頭を悩ますことにもなりますね。。
そんな夏の時期ですが、小松の人気の鮨店の一軒「すし処 まる。」は、ご主人の釣りの腕前がプロ並み?自前や釣り仲間からの調達ネットワークでばっちりなのです。
今回は料理のみ4,500円で量より質でお願いしました。
前回は昨年の晩秋にお邪魔していて、香箱ガニなどを遠来の友人と楽しんでいますが、今回は送別会でした。
暑い日で、まずは生ビール。最初の一品は、ホタテの和え物でした。
こちらは海草なのかな?堅豆腐に練り込んであって、その上にとろろとウニが乗せられていました。美味しいです。
マグロの中落ちです。前にも出していただいたことがあります。はまぐりの貝殻で取りながら食べます。前回は骨に身がよく付いていて取りにくかったのですが、今回はだいぶきれいに取ることが出来ました。
少量の酢飯を出してくれました。上にマグロを乗せてミニ鉄火丼ですね。
刺身は、赤イカ、マグロ、タイ、カンパチ、ガンド?赤イカは甘くておいしかったです。
こちらは橋立のもずくです。大将が「ちょうど今届いたので、少しサービスでお出しします」と言ってくれて酢の物として出してくれました。
橋立のもずくは漁の期間が短くてレアものなのです。いわゆる岩もずくですね。
そしてノドグロの炙り握りが出されます。脂が乗っていてgood!
これはメバルの煮付け。大きなものでこちらもとても脂が乗っていました。
飲んだお酒のほうも紹介しておきます。家に帰ってネットで調べたら高い酒ばかり頼んでいました。^^;
まずは手取川の古古酒大吟醸です。3年熟成した酒でまろやかでのど越しのいい酒でした。刺身に合いました。
加賀鳶の極寒純米です。寒仕込みの辛口で切れのいい酒でした。
最後は小松の神泉大吟醸。政府専用機正式機内酒ですね。
私は後半はハイボールを飲んでいました。
最後は握り4貫。甘エビ、スズキ、マグロ、赤イカ。
アラの味噌汁も付いています。
これで十分お腹も満足。味のほうもさすがでした。
以上で締めて一人9千円弱。いい日本酒酒代が少々高くついたみたいですね。^^;
底引き禁漁期間中でも、色々アレンジがあって楽しませてくれました。さすがです。ご馳走様でした。
すし処 まる。
石川県小松市東町56
TEL 0761-23-1003
17:00~25:00
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