石川県の方でTVで紹介されたひとのなか、個人的に非常に印象に残っている方がいます。
そのお一人が、イグ・ノーベル賞という「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究」に対して与えられる、いわゆるノーベル賞のパロディー版の賞を受賞した金大名誉教授の廣瀬幸雄さんです。
その賞は「ハトに嫌われた銅像の科学的考察」という研究に対して与えられたもの。当時、金沢大学の教授だったことで、へぇ、こんな人が石川県にいるんだ!と、とても印象に残っていました。
そして昨年1月11日放送の日本テレビ、所さんの「1億人の大質問!?笑ってコラえて!」の新春2時間SPで再度紹介されていたのを偶然観て、より記憶に残っていたのです。
そんな方に、何と!偶然にもお会いすることが出来ました。
湯涌温泉に行った時、夜のバーベキューパーティまでの空いた時間を過ごすために、近くにカフェがないかどうか探して見つけたお店「ビタルコーヒー」です。
湯涌温泉から医王山の麓のほうに車を進めること20分。どんどんと山の中に入っていきます。途中、本当にこんなところにカフェがあるのか心配になってきました。
そうしたら突然視界が開けて、ご覧の山小屋ロッジ風の建物に到着。ここが「ビタルコーヒー」でした。
金沢のこんな山の奥にコーヒー専門店があったとは驚きでした。
家に帰ってから地図で調べたら、医王山スポーツセンターの近くで、金沢市内からはそちら側から来た方がいいみたいですね。^^;
さて、お店に入るまでは、ここが廣瀬幸雄さんのお店だとは全く知らずに、ちょうどお店が閉店間際だったときで廣瀬さんがお帰りになる所に遭遇。コーヒー好きの妻のほうが廣瀬さんのことに気が付いたのです。
いまは引退されて、現在は金沢大学の名誉教授。77歳でした(この内容がアップされる頃は78歳になられています)。
帰り際でしたが、少しお話もすることが出来てラッキーでした。
廣瀬さんは日本コーヒー文化学会副会長なども歴任していて、コーヒーにも造詣が深いことで知られています。
他に疑似戸室石の開発、山中温泉と水素水の研究など、幅広い分野で研究をされていて、とても話好き。楽しかったです。
店内には暖炉もあって、こんな山の中ですが、冬期間も営業しているということをお聞きしてびっくりしました。
色々な分野でこだわりを持つ方なので、コーヒーもサイエンスされています。(笑い)
焙煎機の内釜に戸室石をプラズマコーティングし、よりコーヒー豆の内側からも熱が伝わり、ふっくらと豆の組織を壊すことなく仕上がる効果を持つ遠赤外線焙煎をしていたり、真空状態にした炉に水素を入れて焙煎する水素焙煎機の製造に世界で初めて成功し、酸素に触れることなく焙煎できるようにしたり、さすがイグ・ノーベル賞を受賞された方。研究熱心ですね。
コーヒーのメニューはこちら。
私が頼んだのは、「テアニン珈琲(500円)」。お茶の成分を含んでいるコーヒーのようです。比較的軽めの煎り具合で飲みやすかったです。
妻のほうは「水素焙煎珈琲ブレンド(600円)」。水素焙煎珈琲と遠赤外線焙煎珈琲のブレンドです。
ちなみに100%水素焙煎珈琲は何と!1,500円でした。
こちらはサービスで出してくれた、しば舟のようなお菓子です。
意外なところで出会いがあり、楽しい時間を過ごさせていただきました。ありがとうございます。そしてご馳走様でした。
ビタルコーヒー
石川県金沢市俵町サ甲8
TEL 076-229-0910
10:30~17:00
コメント
コメント一覧 (2)
こんにちは。
毎日お読みいただきありがとうございます。
安宅ビューテラス、夕日がウリです。いいでしょうね?
ビダルコーヒー、我々は偶然の産物で行くことが出来ました。
ある意味廣瀬先生らしいお店だと思いました。
それでは、今後ともよろしくお願いします。