「ヴィーガン料理」という名前については、皆さんもあまり聞きなれないかもしれません。
簡単にいうと、肉や魚をはじめ、乳製品、卵といった食材を使わずに作られた料理のことです。
「ベジタリアン(菜食主義者)」という名前は一般的になってきたと思いますが、ヴィーガンの場合はより厳密に使用しないので絶対菜食主義者というような言われ方もします。
いっぽうマクロビオティックを行う「マクロビアン」という人たちもいて少しややこしいのですが、ここではあまり詳しく書きません。
興味のある方はこちらを見ていただくとわかりやすいと思います。
今日紹介します、少し長い店名の「ヴィーガンカフェ ヘヴンズキッチン ヘルズバー」を知ったのは北國新聞に紹介されていたからです。
中ノ峠ミュージックラボは、小松市の山間部で小松市街地から国道360号で白山市のほうに向かうと、白山市に入る前のトンネルに入る前にあります。
ここは元々、小松市出身の伝説のロックグループ「めんたんぴん」の佐々木忠平さんが、設置に尽力したレコーディングスタジオ。
その内部を一部改修して昨年11月にオープンしています。
店をやっているのは、小松市出身でプロドラマーとして30年以上活動してUターンしてきた久嶋善朗さん。aikoさんや平井堅さんのレコーディングやツアーにも参加していたという方です。
外観は質素というか、飲食店のそれではありません。
店内も、まぁ、それほど華美な作りではありません。
レコーディングスタジオということ。そして彼がミュージシャンということで、レコードジャケットが店内に並べられていました。
ランチセットメニューは週替わりで3種類ずつ設定されていて、カレー・パスタ・サンドイッチorその他の3種類です。週によって組合せが変わるので、あらかじめHPを確認されてから行かれたほうがいいと思います。
さて、では食べたものの紹介です。
セットには、この瓶に入れられているジャーサラダが付いてます。
蓋を開けるとこんな感じで詰められていました。
ビンの中には新鮮な野菜や豆、フジッリ(ショートパスタ)がぎっしり。
特製ドレッシングがすでに入っているので、皿の上にあけてかき混ぜてから食べます。
軽く漬けられたピクルスのような感じですね。
次にスープ。コンソメ味ですが、野菜から採ったダシだけを使用していています。これは何も言われないと肉で作られたコンソメと勘違いするでしょうね?
そしてメインですが、さきほどの3種類の中から私はパスタメニューの「トリュフ香る豆乳クリームパスタ(1,280円)」を頼みました。
カボチャときのこが具として使われています。
牛乳は使えないので、代わりに豆乳を使ってコクを出していますが、まぁ、これはこれで美味しいのですが、やはり乳製品には敵わないですね。
トリュフもトリュフオイルが使われていたらしいのですが、あんまり食べる食材ではないので、帰ってこれを書くまで気がつかなかったのです。^^;
ボリュームはそれほど多くはありません。
妻のほうは「ほうれんそうとマッシュルームのカレー(1,380円)」。
北インド地方のパラク(ほうれんそう)とマッシュルームのカレーということです。
ガーリックトーストが添えられていて、これに乗せて食べます。私も少し食べましたが、思ったよりスパイシーでした。
ランチメニューには、デザートとしてスイーツ&フルーツ、そしてドリンクがセットになっていて、デザートは3種類から選ぶことが出来ました。
私はこちらの「甘酸っぱいイチゴのアイス」。
イチゴアイスは酸味が効いたいました。
妻のほうは「ババロアチョコケーキ/フルーツ添え」。
ココナツミルクと木綿豆腐で作ったチョコケーキだそうです。
ドリンクは私は紅茶。妻はコーヒーです。コーヒーは小松のジャマイカで焙煎された豆を使用していました。
帰りに久嶋さんと少しお話させていただきましたが、久嶋さん自身はヴィーガンではないとのこと。差別化を図りたいということでした。
ある意味コアな領域である「ヴィーガン料理」が小松でも受け入れられるか興味深々です。ご馳走様でした。
ヴィーガンカフェ ヘヴンズキッチン ヘルズバー
石川県小松市中ノ峠町ヌ125
中ノ峠ミュージックラボ内
TEL 080-3474-1284
11:00~17:00
ランチのラストオーダー
14:30
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