京都で麺類といえば、はんなりと「うどん」やこってりの「ラーメン」を思い出します。

蕎麦屋というのは私のイメージにはあまりありません。

そんな京都伏見にちょっと変わった美味しい蕎麦のお店があると聞いて行ってきました。

お店の名前は「手打ち蕎麦 いまふく」。京阪深草駅の近くです。
いまふく

店構えは高級なお店のようで入りにくい雰囲気が漂っています。暖簾がなぜか小さい!?(笑い)

この日は13時少し前の遅い時間に伺いました。

人気のお店だとは知っていましたので、この時間でも混んでいるかと思いましたが、お客さんは居ませんでした。

お店自体は狭く、テーブル席が3つで8席。カウンターが3席。

ご主人は前は寿司職人だったようですが、蕎麦職人に転身されているようです。
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先ほどのカウンター席が写っている写真に、寿司のネタケースが写っているのはその名残りです。なかなかユニークな経歴ですね。

前は寿司と蕎麦の混合メニューだったようですが、いまは蕎麦に比重が置かれているようです。
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そして、こちらのお店がユニークな点はもう一つ。それは、蕎麦の産地と種類の組合せが尋常ではないことです。
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お店の外にも蕎麦の産地が掲示されていましたが、すごい種類です。この種類分、蕎麦を打ってあるのでしょうか?
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品書きはこんな感じです。
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そんな中から我々全員が選んだのは、「二色盛り(税込1,100円~)」。

細切り・粗挽き・黒から二種類選ぶことができますが、粗挽きを選択のときは+100円割増しになります。

あんまり考えるのもめんどくさかったので、ご主人にお任せすることにしました。^^;
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蕎麦のつゆ、薬味、そしてあら塩も出されました。いいですねぇ~。

そして1枚目でだされたのは「細切り」です。産地はブレンドでしょうか?聞きませんでした。注文を受けてから茹ではじめます。水切りもしっかりされています。
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そしてラザニアのような幅の広い蕎麦が2枚添えられています。

まずは何もつけずに食べてみます。そばの風味が鼻に抜ける感じがします。美味しいそばです。

そのあとはあら塩と付けて食べます。あら塩のほうがそばの甘さを感じることが出来ていいですね。

蕎麦つゆは関西風より少し濃いめでしょうか?ワサビを蕎麦に乗せて少しつゆに付けて食べると、これまた変化を楽しめてよかったです。

2枚目は田舎風の「黒蕎麦」。粗挽きと普通の細切りの間ぐらいですが、太さは先ほどの「細切り」と同じでした。
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より蕎麦の風味を楽しめますね。

ランチの時間はこちらのちらし寿司が付いてきます。「小」か「中」が選べますが値段は一緒。「中」でもご飯茶碗一杯くらいだということで我々は全員「中」にしました。
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さすが、前は寿司店だったお店だけあります。酢飯もちょうどよかったです。

もちろん、蕎麦湯も出されます。濃厚な蕎麦湯で、かくはん棒まで添えられていました。
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濃いので、かくはん棒でかき混ぜながら飲まないと、下のほうに溜まるのでしょう?
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生姜も出されました。蕎麦湯に入れて飲むといいそうです。
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最後にはデザートも付いてきます。

蕎麦を揚げたもの、そばのプリン、抹茶ういろう。蕎麦をたっぷり使っているものでした。

ランチメニュー、1,100円でこの内容、一品一品のこだわり、もちろん味のほうも満足できるものでした。ご馳走様でした。

手打ち蕎麦 いまふく
京都府京都市伏見区深草町通町26
075-643-1958
火~木
11:30~14:00(14:00まで来店要)
金~日
11:30~14:00(14:00まで来店要)
18:00~21:00(L.O.20:00)
月・第一火曜休
9月~10月臨時休業あり


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