「鮨 櫂」は一昨年の6月にオープンした、金沢では比較的新しいお店です。
鮨 櫂

場所は、私もよく行く「鮨 志の助」の近く。

こちらは最初オープンする時、東山の「BAR 輝(てる)」女将の荒井さんがプロデュースされていて、私も開店当時から知ってはいたのですが、なかなか行けずにいました。

ただ、いまは経営者が変わっていて、彼女とは関係はないとのことです。

私は2月のとある土曜日のランチ時に、事前に予約を入れて伺いました。玉鉾のマンションの1階にお店はありますが、場所的にはそれほどいいところではありません。
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入口の扉を開けて中に入ると、生け簀が置かれていました。
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そして中に入ると、長いカウンター席が目に飛び込んできます。8人掛けで使用されています。あと個室もあるようでした。
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金色を多用している店内は豪華さが感じられ、細部にもこだわりがありそうな感じの内装です。荒井さんらしい?といえるかもしれません。

お店を任されている青木さんは、前は七尾に本店がある「信寿し」の金沢店で握っておられた方。彼が「鮨 櫂」に移ってから半年後に「信寿し 金沢店」はクローズしてしまいました。^^;

信寿しはネタで勝負のお店で、江戸前風の鮨ではなかったと思いますが、こちらのお店は江戸前の仕事がされている握りを食べさせてくれます。この日はお一人でお店を切り盛りされていました。

ランチは海鮮ちらしが2,000円(すべて税別表記)、おまかせばらちらし2,500円。おまかせ握りが3,500円と5,000円の2種類の設定となっていました。3,500円は握り8貫(+巻物・玉子)にサラダ・茶碗蒸し・味噌汁・デザート。5,000円は握り12貫とサラダ・小鉢・味噌汁・デザートという内容。

お聞きしたらネタに違いは無く、5,000円のおまかせ握りには4種類握りがプラスになるということ。そこで我々は今回、3,500円のおまかせ握りをお願いすることに。
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まず、鮨店でも最近出されることが増えてきましたが、サラダが出されます。イカの刺身が少し乗せられています。金時草を使ったドレッシングでさっぱりと食べさせてくれます。

お店で使われる器類は青字の九谷焼。鮨の盛台は珠洲焼が使われていました。
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最初の握りは甘えび。えび味噌が乗せられていて、これがいいうま味をだしています。
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こちらのヒラメは、ちょうど20分前に締められたそうで、コリッとした食感が良かったです。
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ここで茶碗蒸しが出されました。出来立ての熱々です。
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ヤリイカは大葉を挟んで短冊切りにされて握られます。能登のあら塩と酢橘でさっぱりと。みつ川さんに似ています。
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トロの炙り。脂が乗ってやはり美味しいです。
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〆鯖です。浅めの〆具合。こちらも脂が乗っていました。
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こちらはカジキだと思いますが中落ちのところ。脂が乗って美味しかったです。
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今の時期が旬のさより。
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巻物はかんぴょうでした。
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ラストの前に玉子が出されます。
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そして最後は穴子でした。こちらもいい塩梅に脂が乗っていて美味しかったです。

あと私たちは追加で、こちらの椎茸を握ってもらいます。傘を裏返して巻いたように握っています。
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確か「石川の香(かほり)」というブランドだったと思います。「のとてまり」「のと115」に続くブランドらしいです。グルタミン酸がいっぱい出て美味しかったです。
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お味噌汁はあら汁でした。
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最後に出されるデザートは、滋賀県産のイチゴ。黒蜜がかけられていて美味しいイチゴでした。
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そうそう!こちらのお店のガリ。甘さ控えめで生姜本来の味が生きていました。

以上、2人で食べて8千円弱。満足度は高かったです。

ちょうど我々が食べている間は他のお客さんが居なかったので、色々お話をしながら楽しく食べることが出来ました。

夜は5千円からコースがあるとのことで、次回は夜に行きたいお店です。ご馳走様でした。

鮨 櫂
石川県金沢市玉鉾1-84
 ヴェールハウス玉鉾1F
TEL 076-213-5338
11:30~14:00(L.O.13:30)
17:30~22:00(L.O.21:30)
月曜休(臨時休業あり)


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