昔は、飲食店に限らず、食に関してのお店を開業するには、どこかで師匠について修業するか、調理師専門学校などを出て他店で働いてから自分のお店を開業というのが一般的だったと思います。

しかし、いま、飲食業を開業するにあたって、短期間でノウハウを得て開業させるというビジネスが流行っています。いわゆる開業支援ビジネスというやつですね。

これはチェーン店のフランチャイズ店のような形態とは、また違います。

テレビでも前に、ラーメン店の開業時に同じようなところを出た人の、開業までのドキュメント番組を見たことが記憶に残っています。

ラーメン店に限らず蕎麦やうどんなど麺類の場合は、比較的開業資金が少なくてもできるので、そのようなケースがあるのではないかと思います。パン屋さんのもあったと思います。

もちろん、短期間で開業できたとしても、その後お店が繁盛するかどうかは別な話で、一般論をいうならば、その後に努力された人が長くお店を維持されるということになるのではないでしょうか?

最初から偉そうなことを書きましたが、今日紹介します「bakery wataya PLUS-ONE(ベーカリーワタヤ プラスワン)」は、2013年9月に白山市の住宅街にお店をオープンされて4年ほど経過。
北海道産小麦100%と無添加生地にこだわったパン作りが評価され、地域に根付いたパン屋さんになっているようです。

オーナーの方は、金沢市役所に勤めておられたのですが、4年ほど前、57歳の時に独立開業されています。このことは金沢市の山野市長のブログに書かれていました。

なかなか57歳で心機一転というのは、ずいぶん思い切ったなぁ、と個人的には思います。

独立時に住まいと一緒に新築していて、新しいお店です。
店内は明るくシンプル。思っていたよりは多くの種類のパンが並んでいました。「焼きカレーパン」と「塩っぱん」がウリなようです。その中で珍しいと思ったのは、長野の「おやき」のパン?の種類が多く並べられていたことです。
私もその中から「野沢菜おやき(160円)」を買い求めてみました。
温めて手で割ってみると、中はこんな感じです。野沢菜もたっぷり入っています。野沢菜をマヨネーズであえてありました。美味しかったですよ!
これは「くるみ&カマンベール(190円)」で、カマンベールクリームチーズをくるみの生地で包んであります。
「ソーセージぱん(190円)」は、コショウとガーリックが効いています。
こちらは「米粉食パンぶどう(半斤300円)」。米粉を使った、重量感もあって、モッチモッチの食パンでした。

ベーシックなパンの種類も多くあって、値段も手ごろ。今後も長く続いていくパン屋さんだと思いました。ご馳走様でした。

ベーカリーワタヤ プラスワン
 bakery Wataya PLUS-ONE
石川県白山市徳丸町37-9
TEL 076-274-8100
10:00~18:00
※なくなり次第閉店
月・火曜休


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