石川県と富山県。昔から仲が悪いといわれています。^^;
色々な理由があるのでしょうが、ここでは書きません。しかし、近ごろはそうでもなくなってきているのではないでしょうか?
グルメの領域でも、富山県のお店が石川にもお店を出すことも多くなりましたし、逆もそうです。
さて、今日紹介します富山市の中心に、2015年8月22日に開館した複合施設TOYAMAキラリ。そこは2007年に移転した大和百貨店の富山店のビルを大幅にリノベーションした施設です。
そして、もう一つ。この施設に入っているカフェ「FUMUROYACAFE」は、ご存じ金沢に本社がある加賀麩の不室屋さんが経営しているカフェです。
石川県民としてはうれしいことだと思いますが、地域全体で盛り上げていかないと他のエリアに何かと負けてしまうような今の時代、両県とも色々協力しながらやっていかないとダメでしょうね?
話をTOYAMAキラリに戻します。
TOYAMAキラリには、中核施設として「富山市ガラス美術館」や「富山市立図書館本館」などが入っており、2階にはカフェ「FUMUROYACAFE」が入っています。
設計は、アール・アイ・エー・隈研吾建築都市設計事務所・三四五建築研究所JV。
隈研吾氏はご存じ新国立競技場の設計で知られていますが、いま、小松でも「九谷焼創作工房(仮称)」を設計していて、2019年春完成を目指しています。
TOYAMAキラリの外観は御影石、ガラス、アルミの異なる素材を組み合わせています。
中に入ると、入口には、大和のときの記憶としてレリーフが飾られていました。
当時の建物の2階までの天井を使った開放感あふれるエントランス。そして受付。
エスカレーターで2階に上がると、6階までの吹き抜け空間「スパイラルパサージュ」が設けられ、富山県産材のルーバー(羽板)が規則的な配列でない形で並べられています。
上の写真は、2階から見上げたもの。
この写真は、逆に6階から見下ろしたものです。
上の写真は、2階から見上げたもの。
この写真は、逆に6階から見下ろしたものです。
このあたりは、木材などの自然素材を生かした建築がお得意の隈研吾氏らしいですね。
「富山市ガラス美術館」では、企画展「雲母Kira 平山郁夫とシルクロードのガラス展」が開催されていて、大人は1,000円で楽しむことが出来ますよ。
企画展も平山郁夫の絵も多数展示されていて良かったのですが、6階の常設展示場「グラス・アート・ガーデン」の現代ガラス美術の巨匠デイル・チフーリ氏の工房が制作したインスタレーション(空間芸術)作品は見ごたえがありました。
写真撮影はokだったのですが、残念ながらブログなどでアップすることはダメということで、個人で楽しんでおります。
あと、こちらの美術館では故藤田喬平氏の作品も多く所蔵していて、常設展でも多数みることが出来ます。
最後にカフェ「FUMUROYACAFE」についての紹介。
2階に結構広いスペースを使っていますね。
明るく開放的な空間です。不室屋さんといえばどちらかといえば「和」の雰囲気ですが、こちらはモダンでスタイリッシュな空間にまとめられています。もちろん美術館と同じく木を多く使っていて温かみもありました。
不室屋さんお得意の麩を使った料理などもありましたが、私は別なところでランチを済ませてきたので、今回は食後のデザートとお茶をしに入りました。
頼んだのは、こちらのお茶とのセットで「豆乳とおからのケーキと加賀棒茶(864円)」。お値段は場所代も入っているので少し高めです。
豆乳とおからのケーキのほうは、あくまでも上品な甘さで、棒茶にマッチしていましたね。それほど甘くなかったので私も好きな味でしたよ。
美術館でゆっくり芸術を堪能した後は、「FUMUROYACAFE」でまったりとお茶や食事を楽しむのもいいですね。ご馳走様でした。
富山市ガラス美術館
富山県富山市西町5-1
TOYAMAキラリ内
TEL 076-461-3100
9:30~18:00(金・土曜日は20:00まで)
※入場は閉場の30分前まで。
休業日 第1第3水曜日、年末年始
※企画展ごとに休場日が異なる場合があります。
料金は常設展大学生以上200円
企画展「雲母Kira 平山郁夫とシルクロードのガラス展」
4月15日(土)~7月9日(日)
2・3階 展示室1・2・3(西町)
観覧料
一般1,000円大学生800円高校生以下無料
FUMUROYACAFE TOYAMAキラリ店
富山県富山市西町5番1号
TOYAMAキラリ2F
TEL 076-461-3030
月~木・日9:30~19:00
金・土9:30~20:00
コメント
コメント一覧 (2)
こんにちは。
私もそう思いますよ。