一昨年3月の北陸新幹線金沢までの延伸にともない、金沢にも県外から鮨職人の方々がやってきて店を出すケースが増えています。

私のブログでも片町「鮨処 こいづみ」のご主人が石川には縁もゆかりもないと話されていた方のお一人です。

今日紹介する「鮨木場谷」。昨年4月5日にお店をオープンしていて、今日でちょうど一周年を迎えています。

実はこちらのお店、昨年6月に行こうと思って予約してあったのですが、ご主人が足を骨折されたということでキャンセルになってしまっていました。^^;

ということで、今回はそのリベンジです。(笑い)

ご実家が富山の小矢部で鮮魚店を営んでいたということもあって、魚を見る目は小さいころからお墨付き?です。

東京銀座の超有名店「鮨青木」などで修業を重ねて、地元富山ではなく、金沢で新店舗を開店させています。
木場谷 (2)

お店の場所は、旧母衣町。武蔵から主計町に行く途中、彦三緑地の近くですが、まぁ、住宅街の中であまり人通りの多くないエリアです。同じ建物には2階に私も行ったことがある「Bar 長屋」が入っています。

先ほども触れましたが、実家が魚のプロなので、魚の選別と捌きはお手の物です。

毎日朝5時には、氷見と新湊の2つの漁港へ出向いて魚を仕入れ当日の営業に備えます。やはり慣れ親しんだ?富山湾の内海に面した漁港がネタ的にもいいそうです。それに、築地に流れる前にいいネタを押さえているそうです。なるほど。
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席はカウンター席9席。奥にテーブル席がありましたが、こちらは普段は使っていないようです。白木のカウンターがいいですね。
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予約を入れるとき、時間の指定がありました。17時という早めの時間と、そのあとの遅めの時間でしたが、我々は17時でお願いしました。

最初、一斉に始めるスタイルかと思いましたが、そうもそうではなく、時間帯をずらしてお客を入れているようです。徐々にお客さんが増えていきました。
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室礼もいいです。
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まず、喉の渇きを癒すために生ビール。ハートランドです。
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ビールグラスは「うすはりタンブラー」。敷かれているコースターは珠洲の珪藻土ですね。使われている食器類もこだわっています。
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一応、おまかせが基本で、まず出されたのは「カワハギ」。肝であえてあります。
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「ホタルイカの沖漬け」。旬ですね。
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そうそう!お店の箸置きもホタルイカの形でした。少しお箸が置きにくかったですが。^^;
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「あわび」。とても柔らかく蒸しあげられていて、好みに応じてあら塩とわさびを付けて食べます。とても美味しいです。
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「タコの桜煮」。こちらも本当に柔らかく煮られていて味も上品。美味しいです。

いや~、酒がすすみますね~!ハートランドの後、日本酒に移っています。日本酒は石川県のものが多くリストアップされていました。
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最初は、宗玄の「純粋無垢」。能登の酒は少し甘口です。でも飲みやすい酒でした。

この後は、徐々につまみのような握りのような一品に移っていきます。絶妙です。
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まず最初は、焼いたノドグロを、軽く握ったシャリの上に乗せてあります。わさびを絡めて食べます。シャリは赤酢をほんのり効かせたものです。
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こちらは「毛ガニ寿し」。こちらでも毛ガニを少しは獲れるのです。2月から梅雨にかけて美味しくなります。ミソを絡めてシャリに乗せ、下にはソースが。そして上にはルイベのように少し凍らせた内子を乗せてあります。混ぜながら食べると、濃厚な中にも毛ガニの旨みが全部丸ごと楽しめてとても美味しいです。いいですね~!

この2品あたりは野々市の太平寿しさんを彷彿とさせてくれます。 
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日本酒のほうは、獅子の里の超辛口に移っています。獅子の里自体も甘めの酒ですが、こちらはサラッとした飲みやすい辛口でした。片口も素敵なデザインです。

この後、箸休めの椀物が出されました。ふたの裏にも蒔絵が施されています。
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上品なお吸い物で白身の魚はアイナメ。蓮の花かバラの花のような形に見えます。ホクホクした感じで美味しいです。

そして握りの方に移ります。

握りは江戸前で、すべてに何らかの仕事がなされていて、何もつけずに食べます。私の好きな握りですね。
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最初は氷見港で水揚げされた鯛。うまく熟成されている感じです。
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スミイカは、ねっとりとした食感。あら塩が振られています。
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和歌山であがった本マグロ。まずは赤身から。
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そして中トロ。上品な脂が乗っています。マグロもいい塩梅で熟成されています。
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お酒のほうは奥能登の白菊に移っています。
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脂の乗った中トロから、今度はさっぱりとしたサヨリに。 
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江戸前の代表格のコハダ。北陸ではなかなかいいコハダが手に入らないと「鮨処 こいづみ」のご主人から聞いたことがありますが、こちらでは仕入れはどうしているのでしょうか?
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梅貝。こりっとした食感。こちらは地元石川の握りの定番です。
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ウニも生臭さがまったくなく美味しいです。
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こちらの片口は陶芸家、中村卓夫氏の作。面白い造形です。「器であり、オブジェでもある九谷焼」なのだそうです。

後ろ(前?)側や内部には金彩が施さらていますね。
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握りの最後はアナゴです。塗られたツメと一体になって口の中で溶けていきます。江戸前の技です。
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締めは玉(ぎょく=厚焼玉子)。
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最後の酒は富山の酒で、にごり酒です。今の季節だけ楽しめます。こちらは品書きには書かれていない酒でした。

以上で、締めて一人2万円弱。石川県の鮨店の中では若干高めのお値段ですが、丁寧な江戸前の仕事をされ、いい空間と雰囲気の中、落ち着いて美味しい鮨を堪能できるお店です。決して高いとは思いませんでした。

お隣の方と話しているご主人はなかなか話好きなようでした。マラソンもされると言っていましたが、ネットで昨年のオープン時期?あたりの写真などを拝見すると、いまは骨折のせいか?少しぽっちゃりとされているようなしないような……。^^;

とても美味しゅうございました。ハレの日などにはおすすめの一軒です。ご馳走様でした。

鮨木場谷(スシキバタニ)
石川県金沢市彦三町1-8-26 1F
TEL 076-256-1218
17:00~21:00
日曜日(加えて不定休あり)


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