松尾芭蕉といえば、江戸時代の日本人の中でも、特に大勢の人が知っている有名人だと思います。
いまさら説明する必要もないかもしれませんが、俳句の世界では歴史上一番有名な日本人でしょうね?
その松尾芭蕉が「奥の細道」を書くときに北陸三県を旅しています。山中温泉に一番長く逗留したといいます。
山中温泉では「山中や菊はたをらぬ湯の匂」と、芭蕉の残した句から共同浴場の名「菊の湯」が付けれれているほどです。
さて、そんな芭蕉も愛した山中温泉ですが、私のブログで先日紹介した「ごはん処 魚心(ぎょしん)」で釜めしを食べた後、お茶でもと思い入りました。
お店の名前は「芭蕉珈琲」。
実は、こちらのお店は2016年3月まで北陸朝日放送で土曜朝やっていた番組「土曜はドキドキ」の名物コーナー「北陸食遺産」で紹介されたことがあって、妙に記憶に残っていました。
お店は創業40年以上経つという老舗の珈琲専門店で、自家焙煎コーヒーをウリにしていて、ネットショップも運営されています。生豆の状態からオーダー焙煎で好みの味に仕上げてくれます。
お店の中はこんな感じです。もう少しきれいな状態にされたほうがいい気もしますが……?^^;
店内には長年にわたって染みついたコーヒーの香りが充満しています。
基本的にはコーヒー専門店ですが、ワッフルなども美味しいようです。
私はその中からお店の名前が付いた「芭蕉ブレンド(350円)」を頼みました。
芭蕉ブレンドは、モカをベースにブラジルをブレンドしたものを中煎りで焙煎しています。
焙煎してから3日以内の新鮮なコーヒー豆だけを使用して、それをサイフォンで入れてくれるわけですが、酸味と苦みのバランスがいい飲みやすいコーヒーでした。
山中温泉を散策して疲れた時などのふっと一息つけるお店ですね。ご馳走様でした。
芭蕉珈琲
石川県加賀市山中温泉本町1-ヤ-6
TEL 0761-78-1521
9:00~23:00
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