昨日は「食欲の秋」の話題をアップしましたが、今日は「芸術の秋」の話題について書ききます。
どちらも、昨日お邪魔してきたところの旬な話題です。
どちらも、昨日お邪魔してきたところの旬な話題です。
まずは、私もよく存じ上げていますフラワーアーティスト・角島泉さん。
彼女が主宰する「花のアトリエ こすもす」で、今年も「工藤和彦 うつわ展」が催されていたので、立ち寄りました。
「花のアトリエ こすもす」の建物は、国の登録文化財に登録されている歴史ある建物なのです。元々は「泉薬局」。さらにさかのぼると創業時は「文化薬局」という名前で営業していたようでが、そのお店の名前に角島さんの名前が入っていること、そして11月3日の文化の日に合わせて「泉薬局文化祭」を開催することにしたようです。
工藤和彦さんとのコラボレーションは、かれこれ10年(実際は7年と昨日角島さんは話されていましたが?^^;))も継続して行われていて、今年は工藤和彦さんの地元の北海道でも初開催されました。
昨日が初日。そして11時ほぼぴったりに到着したら今年は一番乗りでした。
角島さんにご挨拶のあと、さっそく3階に上がり「工藤和彦 うつわ展」を見ます。
この日は北海道から工藤和彦さんご本人がいらっしゃいました。一番乗りだったので他にお客様もいなかったので、しばらくお話をお聞きすることが出来ました。ラッキーでした。
工藤和彦さんは信楽で陶芸の技を磨いたようですが、北海道では気温などの関係で作陶は難しいらしいのです。今年は手作りで登り窯を作られていて、そこでは炭で焼いているようです。
そして、いつもながら器の良さを引き出す角島泉さんが生けた草木花とのコラボレーションも、今年はさらに磨きがかかっています。
やっぱり今年もコスモスも生けられていました。
工藤さんの焼き物は、片口、花器、各種・各サイズのお皿類、多種多様な品が揃っていましたよ。
その中から私は、こちらの長皿を2枚買い求めました。1枚4,500円(税別)。
なかなかこのような長い皿はありそうでないので、我が家は焼き魚などの皿として重宝しそうです。
あと、今年もカフェが併設されていました。プチ「泉薬局文化祭」ですね。
10/29は「カフェ黒百合」ということで、「ふかふか堂?」シフォンケーキと無農薬の日本の紅茶がセットで600円。
私は「いちじく」のを、
妻は「シナモンりんご」をいただきました。
お花に囲まれて食べるとケーキも紅茶もとても美味しかったですよ。
「工藤和彦 うつわ展」の開催期間は11月6日までです。皆さんもぜひご覧ください。
また、泉薬局文化祭は10月29~31日の3日間のみです。
工藤和彦 うつわ展
花のアトリエ こすもす
3階ギャラリー
金沢市安江町5-14
TEL 076-222-8720
10月29日(土)~11月6日(日)
10:00~18:00
入場無料
お次は、金沢東山の高木糀商店で開かれている「小森邦衞の世界」の紹介です。
小森邦衛氏は、重要無形文化財保持者、つまり人間国宝に認定されています。
作品は「籃胎」「曲輪」「はりぬき」という技法でつくられた素地の上に漆を塗り重ねて作られいますが、詳しくはこちらをご覧ください。
先日も、私のブログで紹介しましたが、小森邦衛氏から「句集 漆榾」をわざわざ送っていただきました。
その時、書籍と一緒に、10月29日から金沢東山の高木糀商店で開催される個展のご案内が同封されていましたので、今回伺うことにしたのです。
13時少し前に伺うと、ちょうどご本人もいらっしゃいました。ラッキーにもしばらくすると他のお客さまが帰られたので、しばらくお話をすることが出来ました。
いや~、凄い技です。根気もいりそうですが、「楽しいから苦になりません」とお話されていました。
重要無形文化財保持者の作品となると、気軽に買い求めるお値段ではないので、今回は残念ながらご恩をお返しすることは出来ませんでしたが、いつかは手元に置かせていただきたい逸品です。
ぜひ、一度皆さんも小森邦衛氏の作品をご覧ください。作品を見たら驚きますよ。やはり日本の伝統工芸は素晴らしいです。
高木糀商店
石川県金沢市東山1-9-3
TEL 076-252-7461
9:00~19:00
無休
「小森邦衞の世界」
月祀る塗師俎板を拭き清め
漆とともに半世紀、小森さんの静謐で優美な作品を御高覧頂ければ幸いです。
2016年10月29(土)~11月3日(木)
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