あさぴーのおいしい独り言

石川を中心に西日本のグルメネタを気ままに書きます。(ご注意)あくまでも主観で書いていますので何かありましても責任は負いかねます。参考にされる場合はご留意を。また内容は訪問当時に知り得た情報(ネット含む)をもとに書いています。なお、コメントは承認後にアップしており、不適切な内容はアップをしませんので、あしからずご了承願います。

ちょうどこの記事を書こうとしたときに「地域ブランド調査2025 都道府県の魅力度等調査結果」が発表になっていました。

石川県は残念ながら3ランクダウンの13位でしたが、都市別では金沢が昨年と同じく6位と健闘していました。

また、大東建託が実施している「自治体ブランドランキング2025<全国版>」では金沢市が何と!全国1位という結果になっていました。

そんな全国的知名度の高い金沢市。観光や食の魅力度が高いのですが、そんな知名度が高いゆえに、あぐらをかいていると足元をすくわれることもあると思います。

例えば、ちょっと前までは「寿司と言えば石川県(金沢)」ということで全国的に知られていましたが、今は富山県のほうが認知されているようです。前にも書いたことがあるのですが新ブランドの発信力や展開力に少し課題があるように感じます。
富山
富山県の地域ブランディングプロジェクト「寿司といえば、富山」が功を奏しているのかもしれません。

確かに富山湾は「天然のいけす」といわれるほどで多くの種類の魚が獲れることで知られていますが、観光地金沢では鮨店の料金が高止まり傾向なのが影響しているのかもしれません。

私個人としても金沢の鮨店に足が遠のいてきています。

そんな富山の鮨を食べようと駅近くの人気グループ店に予約を入れて行ってきました。
炙庵 とやま鮨 (2)
それは「炙庵 とやま鮨」。富山駅前に何店舗化集中して出店している「とやま鮨」グループのお店です。
炙庵 とやま鮨 (10)
富山駅前のグループ店は「炙庵 とやま鮨」以外は基本回転寿司のお店ですが、こちらは回っていません。

この日は17時のオープン時間に予約を入れようと1週間ぐらい前に電話をしたら満席とのこと。しかし、聞くと団体の予約がありセーブしていて、1時間ぐらいだったらokということでお願いしました。

ということで当日17時少し前にお店に到着。お店の周辺のグループ各店にもすでに長蛇の列ができていました。平日でこの行列はすごいと思いました。

開店時間になり店内に案内されます。どうも我々の前に並んでいた人たちが団体予約の客だったようですが、店内は広くて団体のお客さんは中央の部屋のみの占有でした。
炙庵 とやま鮨 (22)
この写真は18時に我々がお店を出る時に写したものですが、見ての通りほとんど混雑していません。あれ?ってな感じです。

あと、今回こちらのお店に行って気が付きましたが。サービスをする人たちに外国人の方が多かったことです。

サービス面においてはすぐにオーダーしたものが出てきてよかったのでまったく問題ありませんでした。

では、前置きが長くなりましたが、この日頼んだものを紹介していきます。
炙庵 とやま鮨 (9)
まずは生ビールで乾杯。一緒に「昆布ガリ」が出されました。

お品書きです。
炙庵 とやま鮨 (3)
写真入りのお品書きには他にもいろいろな料理や鮨が出ていましたが、ここでは割愛して、これは本日のおすすめです。
炙庵 とやま鮨 (11)
今回「とやま鮨」グループのお店を利用しようと思った理由が、こちらの「蟹フェア」という期間限定のフェアをやっていたから。紅ずわい蟹を存分に楽めると思ったからです。
炙庵 とやま鮨
最初はおつまみ系から。オーダーはこちらの端末からでした。
炙庵 とやま鮨 (15)
富山と言えばホタルイカ。その「生ほたるいかお刺身(979円)」。
炙庵 とやま鮨 (21)
そして富山と言えばカマボコ。その代表格の赤巻と昆布巻の「板わさ(440円)」の2品。
炙庵 とやま鮨 (13)
「蟹フェア」から頼んだおつまみは、こちらは「紅ずわい蟹茶わん蒸し(759円)」。熱々でした。
炙庵 とやま鮨 (16)
あと「かに味噌の松前焼(1,320円)」も頼んでいます。富山は昆布が有名なのでいい組み合わせですね。しかし濃厚で酒がすすんでしまうのが難点と言えば難点かな?

この後は握りに移ります。

紅ずわい蟹を堪能するつもりだったので、握りのほうも「蟹フェア」メニュー中心で頼んでいます。
炙庵 とやま鮨 (12)
こちらは「紅ずわい蟹てんこ盛り(1,089円)」です、蟹味噌てんこ盛りの紅ずわい蟹でした。
炙庵 とやま鮨 (20)
「紅ずわい蟹三種(1人前979円)」。この写真は2人前で、足の身と腹身、そして炙りの三貫でした。

最後に頼んだのはお品書きに聞きなれない名前があったので頼んでみることに。
炙庵 とやま鮨 (19)
「あんかん(715円)」です。お聞きすると富山県で「あんかん」とは「ウスバハギ」のことで、フグに似た食感で上品な味でした。

最後に、生ビールの後頼んだお酒について。
炙庵 とやま鮨 (14)
こちらは数量限定の「勝駒 純米酒」。「勝駒」は高岡市の酒蔵「清都酒造場」の銘柄で激レアな日本酒として知られています。たぶん私は飲んだのは初めてです。

妻のリクエストでグラスサイズで1,320円でした。
炙庵 とやま鮨 (18)

私は「スモーキーウイスキー」のソーダ割(825円)も頼んでいます。銘柄が書かれていませんでしたが三郎丸蒸留所のウイスキーかな?
炙庵 とやま鮨 (17)
妻は米焼酎の「富富富(825円)」をロックで飲んでいました。

以上を飲み食いして2人で13,000円弱。紅ずわいとはいえ蟹をこれだけ堪能したので納得のお値段だと思います。

なお、この「蟹フェア」は残念ながら期間は終了しています。ご馳走様でした。

炙庵 とやま鮨
富山県富山市桜町1-3-39
TEL 050-5597-2754
11:30~14:00(L.O.13:30)
17:00~22:00(L.O.料理21:00 ドリンク21:30)
不定休

芸術の秋本番ですね。でもこの3連休のお天気はイマイチでした。

今日は10月下旬に行った美術展とコンサートについて。
金津創作の森美術館
まずは10月下旬の快晴の日。福井県あわら市の「金津創作の森美術館」に「長坂真護展 Still A BLACK STAR」を観に行きました。
金津創作の森美術館 (3)
この展覧会は12月14日まで開かれていて、福井県出身の社会活動家・アーティストの長坂真護さんの故郷福井県内初となる美術館開催による個展となります。
金津創作の森美術館 (7)
月をテーマにした絵画やアート作品が多数展示されていて、その中には社会派としてのインスタレーションもあり、なかなか見ごたえのある展覧会でした。
金津創作の森美術館 (8)
こちらはガーナのスラム街をイメージして作られた部屋。
金津創作の森美術館 (11)
室内展示だけではなく、屋外の水辺の広場にも月をテーマにした大作などが展示されていました。
金津創作の森美術館 (14)
観覧料の一部は、ガーナでの支援活動に活用されるようなので是非皆さんもどうぞ!

金津創作の森美術館
福井県あわら市宮谷57-2-19
TEL 0776-73-7800
長坂真護展 Still A BLACK STAR
2025年10月18日(土)~12月14日(日)
10:00~17:00(最終入場16:30)
月曜休館(祝日の場合開館、翌平日休館)
観覧料一般 300円(200円)、65歳以上・障がい者 150円

お次は金沢の「国立工芸館」で開かれている「ルーシー・リー展―東西をつなぐ優美のうつわ―」。
ルーシー・リー展 (2)
「国立工芸館」が東京から移転開館して5周年となるに合わせての記念展です。
ルーシー・リー展 (5)
「ルーシー・リー展」としては2010年のGWに新国立美術館で開催された「ルーシー・リー展」を観に行っています
ルーシー・リー展 (30)
ルーシー・リーはオーストリア・ウィーンで生まれで、20世紀を代表する陶芸家。今回は15年ぶりに日本での展覧会の開催。国立工芸館に寄託された井内コレクションを中心に約120点を見ることができました。
ルーシー・リー展 (28)
彼女の作品は女性らしいフォルムのものが多いのですが、どこかオリエンタルな雰囲気があり、日本人の心をくすぐります。
ルーシー・リー展 (27)

時系列で体系的に展示されていて、彼女の最終の作風に至るまでの経緯を知ることができて楽しめました。

この「ルーシー・リー展―東西をつなぐ優美のうつわ―」は、11月24日までです。

国立工芸館
石川県金沢市出羽町3-2
9:30~17:30
※入館時間は閉館30分前まで
月曜休館
ルーシー・リー展―東西をつなぐ優美のうつわ―
会期
2025年9月9日〜11月24日
※11月24日は開館
一般:1,200円

最後は、金沢市文化ホールで開催された「マルティン・ガルシア・ガルシア ピアノ・リサイタル」。
ガルシア
「ルーシー・リー展」を見た後で行きました。

金沢市文化ホールでコンサートやリサイタルを聴くのは久しぶりです。

マルティン・ガルシア・ガルシアは第18回ショパン国際ピアノ・コンクールで第3位に入賞した、スペイン出身のピアニスト。

今回の日本公演は2025年の5月~6月に続いて2回目。私としてはピアノのリサイタルは聞いたことがなかったのですが、ちょっとしたご縁があってご招待いただきました。

公演はショパンとリストの曲でしたが、知らない曲ばかり。

しかし素人の私でも高難度の曲だったのはわかりました。超絶技巧のピアノで迫力すごかったです。
ガルシア2
彼のオリジナル曲のアルバム「SILENT MUSIC」を買ったら、リサイタル終了後にご本人がサインをしてくれました。
ガルシア (6)
家に戻って聴いたら、リサイタルの時の演奏とは違って静かな曲ばかりで、BGMとしていい感じでした。

この日は目と耳を保養することができてよかったです。ありがとうございました。

富山県美術館から富山市ガラス美術館まで路面電車で移動しました。

その途中で下車して行ったのが「SWAY(スウェイ)」というカフェです。

こちらは、金沢兼六園の紺屋坂にある「SWAY COFFEE ROASTER KANAZAWA KENROKU-MACHI CAFE」の姉妹店になりますが、ここへは7月に行っていてなかなかお洒落なお店だったので、ルーツである富山のお店がどんなところか興味がありました。

実は、この日お茶をするためにネットで富山市内中心部のカフェについて色々調べたのですが、あまり適したお店がなく、2つの美術館をハシゴするとき、たまたまちょうど間にあったので、ここでお茶をすることにしたわけです。
スウェイ
落ち着いた外観で目立たない感じ。、兼六園のお店が一目でおや?と思う外観だったので意外でした。

到着したのが13時少し前。平日で先客は女性2名の一組。奥のほうにある外の席にいらっしゃいました。

了解をいただき店内を写します。
スウェイ (3)
入り口から奥のほうを見た景色。
スウェイ (8)
逆に、奥のほうからです。家具などは丸みを付けたものが多く、この辺は金沢のお店と似ています。

お店のほうはこの時間帯は最初女性お一人で切り盛りされていましたが、その後もう一人女性の方がプラスになりました。
スウェイ (2)
入り口に出されていたメニューです。

カウンターでオーダーしてお金を支払うとブザーを渡されます。

飲み食べ終わった食器類もカウンターに返すセルフ方式でした。
スウェイ (12)
我々はドリンクとプリンを頼んでいます。
スウェイ (9)
プリンはマスカルポーネたっぷりを使った「イタリアンプリン(770円)」。
スウェイ (13)
中はこんな感じで、普通のプリンよりは少ししっかりめに固められていて、チーズの風味で大人の味になっていました。

ドリンクは私は、富山ですが「加賀棒茶ラテ(750円)」。まぁ、加賀藩のエリアだったのでヨシとしましょう!笑
スウェイ (11)
加賀棒茶の味がいい感じで出ていて、こちらも何となく大人のラテでした。
スウェイ (10)
妻は「スウェイラテ(650円)」です。

プリンと一番安いドリンクで1,400円以上かかっているので、カフェを利用するにもお金がかかるようになってきたなぁ、というのが実感でした。ご馳走様でした。

SWAY(スウェイ)
富山県富山市総曲輪4-6-7
9:00 - 18:00
土・日・祝日
10:00~19:00
無休

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