あさぴーのおいしい独り言

石川を中心に西日本のグルメネタを気ままに書きます。(ご注意)あくまでも主観で書いていますので何かありましても責任は負いかねます。参考にされる場合はご留意を。また内容は訪問当時に知り得た情報(ネット含む)をもとに書いています。なお、コメントは承認後にアップしており、不適切な内容はアップをしませんので、あしからずご了承願います。

タグ:那谷寺


小松市にある那谷寺は、紅葉の時期は特に混雑する観光スポットです。

昔は観光バスで訪れる観光客も多く、当時は門前にあるお店も恩恵に預かっていたと思います。

しかし旅行のトレンドが変化している中、またコロナ禍が重なって団体さん需要が減少。門前にあるお店は影響を受けて閉店するところが出てきました。

残ったお店も昔の賑わいはなく、少し寂しい感じになってきています。

そんな那谷寺の門前町に、久しぶりに新しいお店が出来ました。

その名は「HO GA ホウガ 器とお米のカフェレストラン」。

オーナーは、石川県外から移住されてきた方です。前は、小松市にある「九谷セラミック・ラボラトリー(セラボクタニ)」で施設運営のお仕事をされていました。

その過程で、九谷焼の産地における課題に向き合い、産地の一つである小松市でお店を持つようにしたということです。

お店は那谷寺第二駐車場に止めて歩いて1分ほどのところ。那谷寺の表参道から一本西側の道沿いにありますが、知らない人が飛び込みで入るような場所にあるわけではありません。

私は5月2日オープンの1か月ほど前に、地元の新聞に記事が掲載されたのを見て、行ってみようと考えていました。

当日の朝に電話したら運良く席が空いていたので、オープン時間の11時に予約を入れて伺いました。

「HO GA ホウガ 器とお米のカフェレストラン」という名前の通り、九谷焼をメインに、器と、石川県で栽培されているお米にヒューチャーしたカフェレストランになっています。現在はランチとカフェのみ、夕方までの営業です。

店舗は昔の民家をリノベーションされています。
HO GA ホウガ (17)

お米をフューチャーしているレストランなので、稲穂がディスプレイされていました。
HO GA ホウガ (2)

そして店内に入ると、すぐ左側の棚には器が並べられていました。この中から使う食器を選べるのが一つのウリなのです。
HO GA ホウガ (9)

セラボクタニで働いておられた関係で、作家さんともネットワークがあって、協力を得ているようです。
HO GA ホウガ (3)

インテリアは白と黒が基調のシンプルな内装です。

こちらがこの日のメニュー。
HO GA ホウガ (6)

ランチセットは2,200円で、この日はメインとご飯が各2種類からのチョイス。

ランチタイム以外のカフェタイムにも、アラカルトで料理を楽しむことが出来るようになっていました。

お米は以下の5種類があるようですが、この日は「菩提米コシヒカリ」と「農林22号 特別栽培米」からチョイスすることが出来ました。

・菩提米コシヒカリ(産地:小松市)
・ミヤケンライス あきたこまち(産地:小松市)
・農林22号 特別栽培米(産地:小松市)
・宮田農園 自然栽培コシヒカリ(産地:能美市)
・銀のどじょう 減農薬ミルキークイーン(産地:白山市)

私が選んだのは「農林22号 特別栽培米」。妻は「菩提米コシヒカリ」。
HO GA ホウガ (15)

白山の湧き水とガス釜で炊いているようですが、両方とも食べましたが、さすがにそれほど違いは判りませんでした。

メインは「季節の蒸野菜と塩麹茹豚」か「HO GA チーズバーグ 半熟卵とマッシュポテト添え」からのチョイスで、私は「HO GA チーズバーグ 半熟卵とマッシュポテト添え」で、妻は「季節の蒸野菜と塩麹茹豚」を頼むことにしました。
HO GA ホウガ (10)

まずは水出しの加賀棒茶が出されます。料理が出されるまでの一服。
HO GA ホウガ (21)

そして出されたセットがこちら。
HO GA ホウガ (8)

器を選べることがウリだと先ほど紹介しましたが、入口にA~Dの4つの組み合わせで、メインディッシュやスープのカップなどを好みのもので愉しむことが出来るわけです。

すべてが九谷焼ではありませんが、私はBを選んでいて、妻はおまかせにしています。
HO GA ホウガ (22)

作家さんの名前が書かれたカードが添えられました。

スープは日替わりでこの日は「春雨のフォー風」でした。上品な出汁です。

小鉢は「アーモンドトマトソースのペンネ」。主食はご飯なので和の総菜が出てくるかと思いましたが違いました。アーモンドとトマトとの組み合わせが食感含めて面白かったです。

メニューの基本は洋食中心の創作料理のようです。
HO GA ホウガ (19)

メインの「HO GA チーズバーグ 半熟卵とマッシュポテト添え」は、半熟卵が上に乗せられて、それをめくるとマッシュポテトが現れます。
HO GA ホウガ (23)

ハンバーグはしっかりとした食感が残る、私好みのハンバーグでした。

妻のメインの「季節の蒸野菜と塩麹茹豚」がこちら。
HO GA ホウガ (13)

竹の子などの旬の食材をちりばめた一品でした。美味しかったと言っていました。

追加のデザートとして「チーズテリーヌ(600円)」を頼んでいます。
HO GA ホウガ (24)

「HO GA オリジナルブレンド(550円)」は、すっきりとした軽めのテイスト焙煎です。

あと、お店のHPでは器のネット販売をやっていて、素敵なHPだったので感心しました。

こちらのお店が、那谷町の活性化につながって欲しいですね。ご繁栄を願っております。ご馳走様でした。

HO GA ホウガ 器とお米のカフェレストラン
石川県小松市那谷町サ76-1
TEL 0761-58-2884

11:00-18:00(ランチL.O.14:00、カフェL.O.17:30)
木曜休(1月下旬より長期メンテナンス休暇あり)



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数日前まで夏の残り香が色濃く残る気温でしたが、一昨日から一気に秋の空気になった感があります。

そして、今朝の寒さは秋を通り越して冬になったのか?と思うほどの寒さ。体がついていけません。

そんな中、芸術の秋のイベントと、食欲の秋を彩る九谷焼のイベントに行ってきました。

まずは、北陸工芸の祭典「GO FOR KOGEI 2021」。

「工芸の時代、新しい日常」をテーマに、「現代アート化する工芸」と「デザイン化する工芸」を北陸三県の数か所を会場に行われています。

キュレーターは元金沢21世紀美術館館長の秋元雄史氏(現練馬区立美術館館長)。

妻がすべての会場を観ることが出来るチケットを買って、せっせと会場を巡っていて、石川県の会場である小松市の那谷寺の展示を観るときに付き合わされました。汗
那谷寺 (2)

「GO FOR KOGEI 2021」については、ここでは詳しくは書きません。HPを見てください。
那谷寺 (8)

那谷寺の会場は特別拝観エリアに位置する「書院」と庭園奥にある茶室「了了庵」。
那谷寺 (9)

書院の展示は、文化財空間に呼応した工芸の概念を超えるスケールの大きな展示となっていました。
那谷寺 (17)

こちらは田中信行氏の「Inner side - Outer side」という作品。巨大な漆芸アートです。
那谷寺 (7)

こちらは神代良明氏の「Structural Blue」。陶芸かと思ったらガラス作品でした。
那谷寺 (23)

引き込まれるようなブルーですね。
那谷寺 (30)

茶室「了了庵」には、金沢卯辰山工芸工房専門員の佐々木類さんの「水の記憶 2021」という作品が展示されています。

一組ずつ案内されて、茶室の中に入ると真っ暗!少し目が慣れてくると、こちらの写真のようにぼんやりと見えてきます。
那谷寺 (40)

蓄光ガラスを使った作品で水の記憶を作品に取り込んでいるようです。

ちなみに彼女は「富山ガラス大賞展2021」で大賞に選ばれています。

他にも色々な作家さんの作品が展示されていました。

ジャンルとしてはモダンアートの分野中心で、私には少し荷が重かったかな?汗

那谷寺の展示のみを観る場合は、拝観料に特別拝観エリアの料金で大人800円かかります。

あと、富山県高岡市の勝興寺や福井県越前市の大瀧神社・岡太神社などで開催されていますので、興味がある方は是非どうぞ!

GO FOR KOGEI 2021
〜10月24日(日)
[特別展Ⅰ] 
9:00〜16:00(那谷寺のみ9:15〜)
勝興寺(富山県高岡市伏木古国府17-1)
那谷寺(石川県小松市那谷町ユ122)
大瀧神社・岡太神社(福井県越前市大滝町13-1)

[特別展Ⅱ] 
11:00〜19:00、火曜定休
sklo(石川県金沢市下本多町6-40-1 2F)
Noetica(石川県金沢市香林坊2-12-38)

お次は能美市で昨日と今日開催されている「第112回九谷茶碗まつり」。
九谷茶碗祭り (9)

九谷茶碗まつりといえば、例年GW期間中に開催されていますが、昨年と今年はコロナ禍で開催が中止となったため、感染が落ち着いているこの期間内容を変えて開催されました。

主要な会場は根上総合文化会館(能美市大成町ヌ118)と九谷陶芸村(能美市泉台町南22)。

私は九谷陶芸村に行ってきました。

例年のようにテントの中で展示販売するのではなく、個々のお店が会場になっていました。
九谷茶碗祭り (2)

アンブレラが青い空に映えていました。
九谷茶碗祭り (16)

私はマルサン宮本 本店でこちらの皿を5客買い求めました。

1枚2,400円でした。
九谷茶碗祭り (13)

ちなみに、能美市九谷焼美術館も無料でしたよ。

今日は最終日で9:00~17:00で開催されます。


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最近、週末特に土曜日にいいお天気になることが多く、毎週お出かけDayとなっています。

昨日も朝までは雨模様でしたが、9時過ぎからいいお天気になってきたので、急遽紅葉を見に母を連れ出して出かけてきました。

まず駐車場が混む前にと向かったのは、小松市の紅葉の名所、那谷寺です。
那谷寺 (2)

しかし、那谷寺に近づくと雨がぽつりぽつりと落ちてきて心配しましたが、ほどなく止んだので、境内をゆくっりと散策することに。苔の上にモミジの葉がたくさん落ちています。
那谷寺 (6)

駐車場には県外ナンバーの車が多く止まっています。
那谷寺 (16)
観光客や紅葉を見に来た地元の人辰で、混雑とまではいかないまでも多くの人が来ていました。

那谷寺 (20)

ちょうど、この3連休が見頃かと思っていましたが、紅葉のピークは過ぎてだいぶ散っていました。
那谷寺 (8)

昨年も同じく那谷寺を山中温泉を巡っているのですが、11月24日に行った時のブログを読み返すと、去年の今頃はちょうど見頃だったようです。
那谷寺 (13)

国名勝指定を受けている奇岩遊仙境です。いつも思うのですが、岩が笑ってる!?

そして、次に山中温泉まで足を延ばします。

こちらのほうも、紅葉は見頃を過ぎていました。
山中温泉 (11)

「こおろぎ橋」のモミジも一本はほとんど葉が散っていましたね。
山中温泉 (19)

道にはそんなモミジの落ち葉がたくさん。
山中温泉

こちらは「あやとりはし」。
山中温泉 (9)

このころにはいい天気になって、鶴仙渓(かくせんけい)は凛とした空気で気持ちよかったです。
山中温泉 (6)

この2か所の紅葉を見た帰りに、山中温泉の街中にある「小出仙」に立ち寄り、2種類のかまぼこと温泉たまごを買い求めました。
小出仙

小出仙は屋号であり苗字なのです。珍しいと思います。

山中温泉に行くと、2~3回に一度は買い求めていますね。
山中温泉 (16)

昔、加賀藩だった地域では「かまぼこ」のことを「はべん」と呼びます。「はんぺん」と似たような意味なのでしょうが、「はんぺん」は「はんぺん」なのです。

そんな「山中はべん」は、「しじみ(税抜650円)」と「かに進丈(税抜1,100円)」を買いました。
小出仙 (3)

「かに進丈」は少々お高いですね。

今これを書いていて気が付きましたが、「かに進丈」は普通「かに真薯」とか「かに真丈」と表記するのことが多いと思いますが、この「進丈」もアリなのですね!?もっとも、何れも当て字だとは思いますが。
小出仙1

さっそく、夕飯に「かに進丈」を食べました。
小出仙 (4)

温泉たまごは6個入りで480円でした。こちらの温泉たまごは黄身がとろ~りとした温泉たまごです。

紅葉のも今日と明日で終わりですね。もしまだな方は今日は暖かい一日になりそうなので行かれてみてはいかがでしょう?ご馳走様でした。

小出仙
石川県加賀市山中温泉本町2丁目ナの4
TEL 0761-78-1310
8:00~19:00
無休



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今年の紅葉は例年に比べて少し遅いかもしれません。

一昨日と昨日は、この時期としてはとても暖かくお天気も良かったので、紅葉を見に出かけた方が多いのではないでしょうか?

私は昨日、南加賀の紅葉の名所を2か所まわって、歩いて紅葉を見てきました。

行ったのは「那谷寺」と「山中温泉」ですが、両方とも石川県の紅葉の名所として知られています。

まずは朝一番に向かったのは、小松市の「那谷寺」です。紅葉の季節は駐車場が混雑するために、朝8時半のオープン時間めがけて車を走らせました。
那谷寺 (41)

さすがにこの時間帯はそれほど人は居ませんでしたが、帰り9時15分ごろには大型の観光バスが何台も到着して賑わうようになりました。
那谷寺 (25)

那谷寺といえば奇岩と紅葉のコントラストが見どころです。
那谷寺 (40)

モミジ、カエデ、ドウダンツツジなど一斉に色づき、ちょうど見頃の時期でした。
那谷寺 (31)

ハート型のドウダンツツジです。
那谷寺 (3)

夜露?に濡れた苔の上にカエデの落ち葉が。
那谷寺 (40)

紅葉は12月上旬まで大丈夫な感じです。

そしてその後向かったのは加賀市の「山中温泉」です。

山中温泉の温泉旅館では、大勢の宿泊客を見送る風景を目にすることが出来ました。この時期、稼ぎ時ですね。
山中温泉 (14)

大聖寺川沿いの鶴仙渓(かくせんけい)と呼ばれるエリアが紅葉の名所として知られています。
山中温泉 (4)

川に架かる「こおろぎ橋」から「黒谷橋」までの約1.3kmにわたる渓谷を遊歩道を歩きながら紅葉を眺めるのがおすすめですが、昨日は「あやとりはし」から、今年新しく架け替えられた「こおろぎ橋」まで遊歩道を歩いて紅葉を楽しみました。
山中温泉 (27)

「あやとりはし」から下を望みます。
山中温泉 (28)

カエデなどはだいぶ落ち葉になって地面を埋めていました。
山中温泉 (29)

逆に下から「あやとりはし」を見上げます。
山中温泉 (9)

「こおろぎ橋」を下から見たところ。
山中温泉 (37)

「こおろぎ橋」はまだ新装の匂いがしました。
山中温泉 (31)

陽がさすと、「こおろぎ橋」の影が真っ赤なモミジに移ってコントラストが鮮やかです。

山中温泉の紅葉もまだしばらくは大丈夫そうです。

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石川県の観光地、金沢は別にして、他は押しなべて冬の期間には観光客が激減すると思います。

2月、3月に小松市の観光名所である那谷寺に3回行きました。もっとも中には入っていないのですが、門の外から見る感じではほとんど観光客の姿を見かけませんでした。

2023年春に北陸新幹線が敦賀まで延伸して、小松駅に停車するようになりますが、観光客が大きく増えるでしょうか?そうあってほしいと思います。

ということで、なぜ那谷寺まで3度も行ったか!?それは門前にある飲食店を食べ比べ?するためです。

すでに同じ那谷寺の門前にある「花山亭」と、「寺前食堂」について紹介しましたが、今日はもう一軒那谷寺の門前にあるお店「もみぢ」を紹介します。

これで最後のお店です。機会均等が何よりです。
もみぢ

さて、那谷寺といえば紅葉が有名です。お店の名前「もみぢ」はそれにちなんだのでしょう?

大正12年創業ということで意外に古いお店です。
もみぢ (2)

お店の作りは喫茶店風で「花山亭」「寺前食堂」と違ってお土産は売っていません。
もみぢ (5)

メニューです。
もみぢ (6)

こちらも。

私は「花山亭」「寺前食堂」のときと同じく「那谷寺うどん」を食べるため、メニューには「那谷寺そば」しか書かれていませんでしたが、初志貫徹でうどんに変更可能か聞いてみるとokだったので「那谷寺うどん(840円)」を頼みました。

出されたのがこちらです。
もみぢ (3)

ネットでは「小松うどん」認定店のようでしたが、かまぼこがカブッキーのではありません。確かに「小松うどん認定店」の札も掲げられていませんね。
もみぢ (4)

うどんは他の2店と同じく茹であげ麺で、ダシも中石のものではないでしょうか?しっかり暖められて出されたのはよかったです。

3店とも同じような麺とダシで味的には似た感じになるのは仕方ないかと思います。

お約束の胡麻豆腐も2個入れられていて、山菜も入っていました。山菜の量は他のところよりも少なめです。

さて「花山亭」「寺前食堂」「もみぢ」と3つの那谷寺門前の飲食店を紹介してきましたが、感想としてはせっかく「那谷寺」の名前を付けて胡麻豆腐入りのうどん・蕎麦のメニュー設定をしているのですから、もう少し力を合わせて一工夫があってもいいかな?と感じました。ご馳走様でした。

もみぢ
石川県小松市那谷町ユ4
TEL 0761-65-2367
11:00~21:00(L.O)
毎月1のつく日は定休(1日,11日,21日)


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