あさぴーのおいしい独り言

石川を中心に西日本のグルメネタを気ままに書きます。(ご注意)あくまでも主観で書いていますので何かありましても責任は負いかねます。参考にされる場合はご留意を。また内容は訪問当時に知り得た情報(ネット含む)をもとに書いています。なお、コメントは承認後にアップしており、不適切な内容はアップをしませんので、あしからずご了承願います。

タグ:輪島塗

同じ石川県ですが、小松から奥能登はさすがに遠いです。

七尾へは時々行くことがありますが、距離的には小松からは七尾と輪島とでは40kmほど違います。

七尾の場合は日帰りでもそこそこ巡ることが出来ますが、輪島の場合は日帰りだと滞在時間が少なく、ちょっと厳しいですね。

先週、そんなことで約9年ぶりに泊りがけで輪島へ行ってきました。

ちょうど偶然だったのですが、行った日の直前の土曜日、NHK「ブラタモリ」での2週間にわたってのテーマが奥能登。その時、特に輪島は「輪島塗」を丸々1話取り上げられていたのですが、今回の輪島の旅は、その足跡をたどるような構成になってしましました。

今回行こうと思ったのは、よく存じ上げている輪島塗の「輪島キリモト」が新しい施設をオープンさせたことからです。

今回はグルメ編に先立って観光編として輪島の見どころを紹介します。
輪島キリモト

さて、朝、小松を出てまず立ち寄ったのは、そんな「輪島キリモト」。
輪島キリモト (2)

今回新しく完成したのが「漆のスタジオ」で、こちらは「輪島キリモト」の新しい試みとしてリアルとデジタルで漆の器・家具・内装材を発信する施設になっています。
輪島キリモト (8)

こちらの「展示スタジオ」と、隣の部屋の「キッチンスタジオ」から構成されていました。
輪島キリモト (12)

「展示スタジオ」は「輪島キリモト」が作る輪島塗の数々が展示されていて一覧できるのはもちろん、今回新しい試みとして「デジタル店舗」の役割も担っているわけです。
輪島キリモト (5)

こちらの写真の左側に見えますが、モニター・カメラ・マイクが一体化したZoomなどのアプリを活用するノルウェー製のコンパクトな最新デジタル機器を備えていて、リアルタイムで全世界とつながることが出来る、いまのコロナ禍にも適合したスタジオになっていました。
輪島キリモト (13)

今回私はこちらの「千すじ汁椀(大)」を2椀買い求めました。
輪島キリモト (27)

妻はこちらのものを買い求めていました。
輪島キリモト (22)

「輪島キリモト」の新しい試みが成功されますことを祈っております。

輪島キリモト(輪島工房)
石川県輪島市杉平町大百苅70番5
TEL 0768-22-0842
見学には予約を

その足で向かったのは、ブラタモリの奥能登編オープニングで紹介されたところ。おなじみ「白米千枚田」。
千枚田 (5)

前回来た時からは新しい道の駅や駐車場・見学用のエリアなどが整備されていました。

ただ、この日は今シーズン2度の梅雨明け後でめちゃ暑い日。
千枚田

千枚田のところまで降りて見学する人は誰も居ませんでした。

実りの秋が楽しみですね。

白米千枚田
石川県輪島市白米町99−5
TEL 0768-23-1146

次に向かったのは「鴨ヶ浦」。
鴨ヶ浦 (2)

こちらもブラタモリで紹介していたところ。
鴨ヶ浦 (3)

昭和10年(1935)頃から造られた岩礁を切り下げて作られた屋外塩水プール。
鴨ヶ浦 (4)

国の登録有形文化財にも認定されています。
鴨ヶ浦 (8)

そして岩礁のおかげで天然の堤防となり、江戸時代の北前船などが立ち寄る港として活用されていたようです。

鴨ヶ浦
石川県輪島市輪島崎町
TEL 0768-23-1146

お次は世界で唯一の漆芸専門美術館「輪島漆芸美術館」。
輪島漆芸美術館

輪島塗と言えば、日本が世界に誇る伝統工芸「漆器」の中でも一番の高級品と呼んでいいかもしれませんん。

ただ、輪島塗は頑丈で日常遣いやハレの日使いまで長く使うことが出来るので、お値段以上の漆器だと思います。

ここは、そんな輪島塗の優れた特性などを見ることが出来る美術館です。
輪島漆芸美術館 (5)

こちらは「夜の地球 Earth at Night」という、輪島塗技術保存会が5年の歳月をかけて制作した地球儀です。

光が無いところ、つまり漆黒の黒の部分は輪島塗の黒の仕上げで表現。光がある部分は沈金・蒔絵で仕上げてあります。

まわりの壁には、世界の大都市の夜の光を、同じ技法で描いたパネルが掲げられていました。
輪島漆芸美術館 (11)

あと、ホールに置かれた輪島塗のグランドピアノ。こちらにも沈金で装飾が施されていました。

なお、展示スペースは2階になっています。

石川県輪島漆芸美術館
石川県輪島市水守町四十苅11
TEL 0768-22-9788

お次は「輪島キリコ会館」。
輪島キリコ会館

中はガイドの男性の方が詳しく説明してくれました。
輪島キリコ会館 (6)

奥能登地方の祭りは、神輿を先導してキリコと呼ばれる大きな奉燈を氏子たちがかついでめぐる威勢のいい祭りです。

こちらの4階建てビルほどの巨大なキリコは、明治時代に使われていたという巨大なキリコ。いまは大きすぎて使われていません。
輪島キリコ会館 (4)

奥能登が舞台となったNHKの朝ドラ「まれ」のキリコもありました。

輪島キリコ会館
石川県輪島市マリンタウン6−1
TEL 0768-22-7100

2日目の朝一で訪れた「輪島朝市」。日本三大朝市の一つです。

コロナ禍で観光客が激減した影響で苦戦しているようです。
輪島朝市 (7)

それに、この日は朝からめちゃ暑い日で、観光客はさらに少ない気がしました。
輪島ドラマ記念館 (4)

そして、朝市通りから少し外れたところにあるのが「輪島ドラマ記念館」。
輪島ドラマ記念館 (8)

先ほども触れたNHKの朝ドラ「まれ」で使用された「朝市食堂まいもん」のロケセットなどが展示されています。
輪島ドラマ記念館 (7)

土屋太鳳さんのサインが壁に書かれていました。
輪島ドラマ記念館 (6)

「まれ」、2015年春から秋にかけて放送されていたので、もう7年も前になるのですね。時が経つのは早いものです。

こちらは、ドラマでもよく映っていた「いろは橋」です。

なお、今回の旅でのグルメは、後日紹介していきます。お楽しみに!

輪島ドラマ記念館
石川県輪島市河井町1ー38
TEL 0768-23-1123
8:00~15:00



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国立工芸館」は日本海側で初めてとなる国立の美術館です。

正式名称は「東京国立近代美術館工芸館」で、日本で唯一の国立で工芸を専門とする美術館なのです。

10月25日にオープンしたばかりですが、当初は7月に予定されていた東京オリンピック・パラリンピック開催の前に開館予定でした。しかしコロナ禍で延期になっていました。
国立工芸館 (3)

秋晴れの昨日、行ってきたので紹介したいと思います。

入館するには当面の間、定員を設けたオンライン事前予約制となっているので注意が必要です。ただ昨日でも当日に来た人も少し待てば入ることができていました。
国立工芸館 (6)

「兼六園周辺文化の森」と呼ばれるエリアにあり、明治期に建てられた旧陸軍第九師団司令部庁舎と金沢偕行社を移築、復元していて、東京にあったときの旧陸軍の近衛師団司令部庁舎のときと同じような歴史的建築をリノベーションして使っています。

ちなみに、近衛師団司令部庁舎の改修時、設計を金沢出身の建築家、谷口吉郎氏が手掛けているのも何かのご縁かもしれません。
国立工芸館 (25)

この2階に上る階段付近などは、東京の工芸館のような雰囲気でした。

さて、「国立工芸館」には、東京から1,900点ほどの陶磁、漆工、染織、金工などの工芸美術品が金沢に移されています。

今回、オープニングとして「国立工芸館石川移転開館記念展Ⅰ 工の芸術― 素材・わざ・風土」という企画展が開催されていたので、妻と母と一緒に見てきました。
国立工芸館 (35)

「素材・わざ・風土」に着目した、近代日本工芸の名作約130点が展示されていますが、思ったよりは展示スペースはコンパクト。ゆっくり見ても1時間はかからないと思います。
国立工芸館 (55)

こちらは重要文化財の鈴木長吉氏の「十二の鷹」のうちの三羽分。

館内は作品も含めて写真撮影は一部禁止のところもありましたが基本ok。しかしあまりにディテールがわかる写真は掲載しません。(ちなみに国立の美術館・博物館は所蔵品については撮影okの場合が多いです)

石川県出身や、県にゆかりのある方の作品が多数ありました。
国立工芸館 (19)

私もよく存じ上げている漆芸(輪島塗)の人間国宝、小森邦衞氏の作品「曲輪造籃胎喰籠」。
国立工芸館 (37)

同じく輪島塗では蒔絵の松田権六氏の作品は何点か見ることができます。2階には氏の工房が再現されていました。

あと、木工芸の川北良造氏の「楓造盆」や九谷焼の三代德田八十吉氏の「燿彩鉢 創生」。沈金の前大峰氏や寺井直次氏など見どころが盛りだくさんの企画展だったと思います。楽しめました。
国立工芸館 (58)

こちらは2階にあった「12人の工芸・美術作家による新作制作プロジェクト」として展示されていた作品スペースです。

オープニング企画展「国立工芸館石川移転開館記念展Ⅰ 工の芸術― 素材・わざ・風土」は2021年1月11日まで開催されています。皆さんも是非どうぞ!

東京国立近代美術館工芸館(国立工芸館)
石川県金沢市出羽町3-2
TEL 050-5541-8600(ハローダイヤル 8:00~22:00)
料金 大人500円(展覧会により異なります)
9:30~17:30(入館は17:00まで)
月曜休館(祝休日の場合は翌平日)、年末年始、展示替期間
石川移転開館記念展Ⅰ 工の芸術― 素材・わざ・風土
~2021年1月11日(月・祝)
※会期中一部展示替あり。

この後、隣接する石川県県立美術館で開催されている「第67回 日本伝統工芸展 金沢展」も見てきました。
日本伝統工芸展 (2)

「素材・わざ・風土」をテーマに陶芸・染織・漆芸・金工・木竹工・人形・諸工芸(七宝・ガラス・截金など)の7部門の入選作品564点が展示されています。こちらのほうは撮影はNGでした。
日本伝統工芸展 (7)

今回、16点の受賞作の中には石川県からは2名が選ばれていて、個人的にもご縁がある村上浩堂氏の作品「象嵌花器(連樹)」は日本工芸会奨励賞を受賞されています。
日本伝統工芸展 (8)

また、こちらのリーフレットに写真が乗せられているのは、小松在住の九谷焼作家の中田博士氏の作品「真珠光彩壺」。東京都知事賞を受賞されています。氏のお父様は「釉裏銀彩(ゆうりぎんさい)」の技法で知られる中田一於氏です。

こちらも日本の著名な作家の作品も多くあって、見ごたえがありました。

「第67回 日本伝統工芸展 金沢展」の会期は2020年11月3日(火)まで。

こちらのほうも皆さん、是非見てください。

石川県県立美術館
石川県金沢市出羽町2-1
TEL 076-231-7580
9:30~18:00(入場は16:30まで)
年末年始/展示替えのため臨時休館あり


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昔あった東京ストアというが石川県に本社があったスーパーマーケット。

残念ながら2013年1月18日に民事再生法の適用を申請して倒産しました。

その時点で石川県内に何店舗か営業していたうち、小松市幸町にあったお店は、富山県射水市に本社を置くアルビスが引き継ぎ、またその後、北陸新幹線が通ることになり若干位置を変えて新しく建て替えしたのです。
アルビス

今回、4月に新しくなった「アルビス小松幸町店」に行き、朝食のパンと、家での食事用のレトルト食品などを買ってきたので紹介します。

まぁ、普通に売っているものを紹介してもしょうがないので、これは!ということで今回紹介するのは、成城石井のコーナーがあったこと。

成城石井といえば、ご存じの方も多いと思いますが、東京の高級住宅街の世田谷区成城に本店がある「高品質な食料品主体のスーパーマーケットチェーン」です。いまはコンビニ大手ローソンの傘下のようです。

その成城石井が出しているオリジナル商品をこちらで扱っているのです。これはうれしいですね。

昔の東京ストアの時も、おや?と思うような商品を扱っていたので、小松幸町店も同じでうれしいです。

さて、成城石井のレトルト食品は、やはり少し高いのですが、安全安心な食材と製造工程で作られています。
アルビス (8)

今回2種類のレトルトカレーを買いました。もちろんカレー以外にも色々揃っていましたよ。

私はこちらの「スパイシーカレー」を食べました。
アルビス (10)

有機キヌアとガルバンゾビーンズを使用。9種類のスパイス配合していて、動物性由来の原料や化学調味料不使用なのもうれしいです。名前の通りスパイシーなカレーで美味しかったです。

妻は「バターチキンカレー」です。
アルビス (9)

パッケージに「骨付き肉を煮込んだ旨味たっぷり」と書いてあった通り、丸鶏から炊きだしたチキンブイヨンとトマトソースの酸味、そして24か月熟成のパルミジャーノ・レジャーノを使ってコクを出しています。

ちなみに、こちらのカレーを盛ったお皿は輪島の輪島塗「輪島キリモト」の「千すじ小福皿」というもので、桐本さんが「漆の器でカレーが食べたい」という想いから誕生した小福皿なのです。

本当にカレーをスプーンでガツガツ食べてもキズが付かない漆器で、普段使いしやすいですよ!

私のも同じ技法で作られた「千すじ鉢」です。

そして店内の「ALBIS BAKERY」で買ったパンについても紹介します。今回こんな4個を買い求めています。
アルビス (2)

ここは100円前後で色々な種類のパンを楽しむことが出来るのがうれしいですね。

「ALBIS BAKERY」アルビス内のパン屋さんについては、同じ小松の城南町にあるお店のことはこちらに書いています
アルビス (4)

私はこちらの「枝豆チーズ(税別98円)」を食べました。ほんのりチーズの味でした。
アルビス (3)

妻は「明太じゃがフランス(税別128円)」です。
アルビス (5)

娘は「極旨カレーパン(税別98円)」。

あと「のり塩こんぶ(税別98円)」は母が食べています。

新しくオープンしたので当然きれいなお店で、レジも最新のシステムが入っているようでしたが、ご年配の方が使い方がわからずに時間がかかっているケースがありました。そのあたりサポートする人がいたら、レジ担当の方が作業を中断せずにできるのになぁ~?と感じました。ご馳走様でした。

アルビス小松幸町店
石川県小松市幸町3丁目119
TEL 0761-22-8377
9:00~21:45
無休


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2017年7月のオープン時には、鳴り物入りで登場した金沢博労町にある「レスピラシオン(respiracion)」。

前々から行きたかったのですが、なかなか行けずじまいだったお店です。

オーナーシェフはバルセロナのミシュラン一つ星のお店を経験されていて、他の二人はスペインの超有名3つ星レストラン「エル・ブジ(El Bulli)」で働いていたとのことです。

「エル・ブジ(El Bulli)」出身といえば、小松市にある全国的に有名なモダンフュージョンのレストラン「SHOKUDO YArn(ショクドウ ヤーン)」もそうです。

行ってみて感じましたが、何となく「ヤーン」と似たような感じがしました。

もちろん。個性はまったく違っていて、「レスピラシオン」としてのかがやきがあって楽しめるお店でした。
レスピラシオン

「レスピラシオン」は金沢の町家を改装していた落ち着いた佇まいのお店。店名の「respiracion」はスペイン語で「呼吸」という意味です。

店内は、室礼もよく、照明が暗めですがダウンライトを効果的に使った落ち着いた空間。
レスピラシオン (12)

オープンキッチンですが、調理中の匂いも気にならずに食べることが出来ました。

お店のウリは、石川県の地場産伝統工芸と地物食材を使ったモダンスパニッシュを楽しめるということ。

オーナーの思いが書かれたものがテーブルに置かれていました。

「食材を正しく理解し、違った角度からアプローチする。
私たちがイメージする目的地との間にあるストーリーやサイエンスを探求する。
スペインというフィルターを通し、さらにその枠を飛び越え、ここ金沢で新しい文化を創造する。
そこにあるのは単なる旬の食材の組合せや地産地消ではない。
土台はすべてコンセプトにある。」

素晴らしいですね。

ディナーはコースが税サ別の8,000円・12,000円・17,000円の3種類。遅い時間はアラカルトで頼むことが可能です。

我々は真ん中の12,000円のコースでお願いしました。

こちらがこの日の内容です。
レスピラシオン (3)

確かに、一品一品のネーミングからして「何が出てくるのかな?」とわくわくするような演出があって、とても楽しむことが出来ました。
レスピラシオン (35)

ちなみに器や食材については、このようなものが使われていました。

この日はハレの日のディナーということで、シャンパンをお願いしたら、シャンパンも含んだマリアージュのペアリングメニューがあるということでそちらを頼むことに(計算したらたぶん6,000円だと思われます)。

ワインはスペイン産ワインが中心でした。

まず出されたのはシャンパンで「ボランジェ(BOLLINGER)」。
レスピラシオン (7)

グランクリュとプルミエクリュで作られた長期熟成のシャンパン。なめらかな舌触りで香りがいいシャンパンです。

そして料理ですが、まずは「再構築」と謳われたアミューズ。
レスピラシオン (10)

甘海老を部位ごとにばらして、それを、まさに再構築してこのように作り上げています。殻までビスケット状にして下に敷いているというこだわり。手間暇かかった逸品です。つまんでひと口で食べてくださいと言われたのでその通りに食べました。
レスピラシオン (14)

お次は「補う」と命名された前菜で、金沢野菜の「へた紫茄子」を使った、日本的に言えばナス田楽のような一品?味噌は大野のヤマト醤油味噌の「かなえ味噌」が使われていました。
レスピラシオン (20)

合わせるワインは白で「ラガル・ド・メレンス(LAGAR DO MERENS)・ブランコ・バリカ」。色々なフルーツの香りがものすごくする白でした。
レスピラシオン (23)

そして学校の理科の実験ででも使われそうな器具が出てきました。
レスピラシオン (24)

この大そうなものは日本茶を作るものでした。

そのお茶と一緒に出される「コラーゲン分解」と名付けられた品は、アロスネギと雲丹を能登牛で巻いたもの。雲丹の味が濃いのでお茶でさらっと流して食べる粋な作法?
レスピラシオン (27)

能登牛はコラーゲンが分解されるギリギリの60度という温度で調理されているようです。
レスピラシオン (31)

パンは私がよく存じ上げている輪島キリモトの「あすなろのBENTO-BAKO」に入れられて出てきました。弾力のあるパンで焼き立て熱々。美味しかったです。
レスピラシオン (21)

こちらの箸も同じ輪島キリモトの「能登ヒバかほり箸」。「respiracion」の刻印がされています。
レスピラシオン (26)

「乳化」と命名された、小松菜の葉に巻かれた品は、中には真鱈と加賀蓮根が入っていました。
レスピラシオン (33)

ワインは「ピュリニー・モンラッシェ プルミエ・クリュ クラヴォワヨン 2013」。
レスピラシオン (29)

ちょっとお高いワインです。ハレの日ということで少しサービスしてくれたようです。ありがとうございます。

お次の「Mar y montana」。「Mar y Montana」とはスペイン料理の「イカと肉団子の煮込み」のこと。
レスピラシオン (32)

別の用紙に説明が書かれています。
レスピラシオン (37)

ジビエのイノシシに穴子、枝豆やレンジ豆、ルッコラが使われていました。私はジビエが苦手なので乗せられていません。レンジ豆はスペイン産です。

箱庭のようなこちらは「Garden」。箱庭は兼六園をイメージして作られています。小さなことじ灯籠が見えますね。
レスピラシオン (41)

器の中には日本酒の濃口研究所の酒と羽咋自然米、そして能登ミルクで作られたメイン料理の前に出される箸休め的なジェラートが入れられていました。日本酒はアルコールを飛ばしてエスプーマで。
レスピラシオン (42)

こちらに合わせて出されたのが、濃口研究所の山廃。輸出仕様のものですね。

そしてメインは、まず魚料理で「温度焦点」と命名された一品。
レスピラシオン (46)

鰆(さわら)とバルセロナの名物のネギ焼き「カルソッツ」です。

ワインが白から赤に変わります。
レスピラシオン (34)

赤ワイン1杯目は「エル・オンブレ・バラ(EL HOMBRE BALA)」。華やかでエレガントな飲み口でした。
レスピラシオン (48)

そして肉料理の「CO-HN」。能登牛のハラミのステーキ。能登牛もそうですが、舞茸とゴボウの存在感が凄かったです。
レスピラシオン (49)

赤ワインの2杯目が「エスコンディテ・デル・アルダチョ(ESCONDITE DEL ARDACHO)」。こちらもエレガントな口当たりで美味しいワイン。
レスピラシオン (51)

料理の最後は「伝統と革新」と命名された「毛ガニのパエージャ」。この時期は毛ガニで香箱の季節には香箱ガニになるようです。
レスピラシオン (53)

取り分けられて山中漆器の大きな器に盛られて再登場!
レスピラシオン (54)

パエージャはとても濃厚な味でカニのエキスもしゅんでいました。

これで料理は終わりで、この後、何品かデザートや小菓子が続きました。
レスピラシオン (56)

冷たいおしぼりでリセットです。
レスピラシオン (59)

「カラヒージョ」と名付けられたエスプレッソのジェラート、ブランデーに漬けこんだいちじく。
レスピラシオン (57)

お供はデザートワインで「パゴ・デ・タルシス(PAGO DE THARSYS)」。
レスピラシオン (61)

石川県の形の板チョコ。「respiracion」の名前入り。凝っています。
レスピラシオン (62)

卵のような丸い形のチョコボール?を割ると、中からアイスが現れてきました。石のように見えるのもすべてチョコボールで食べることが出来ます。メニューに書かれていた「Niuhans 糖化」と命名されていた五郎島金時を使ったものはどれだったしょうか?こちらがそうなのかな?^^; 中のアイスが五郎島金時の味??
レスピラシオン (64)

あと何種類かデザートと小菓子出てきました。
レスピラシオン (66)

最後のほうはアルコールが回りすぎで思考回路が崩れてしまっていました。^^;
レスピラシオン (55)

ドリンクは珈琲・加賀棒茶・能登和紅茶・ハーブティー2種の4種類からチョイス出来ます。

我々はハーブティーを2種類頼みました。。ポットとカップは珠洲焼です。
レスピラシオン (65)

甘いデザートが続いたので、ハーブティーが口の中をリセットしてくれますね。

以上の内容で、一人二万千円強。皆さんは高いか安いかどう思われましたか?私は満足でした。

お店の雰囲気、サービス(ホスピタリティ)、地元にこだわった食材を使った秀逸な料理、お酒、どれもが満足度としては高いレベルで、再訪したくなるお店でしたね。ご馳走様でした。

レスピラシオン(respiracion)
石川県金沢市博労町67
TEL 050-5596-1771
12:00~15:00
18:00~21:00
不定休


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だいぶ時が経ってしまいましたが、昨年のクリスマスケーキの話題です。

我が家ではすでに子供も大きくなって、ホールケーキを買うことはなくなりました。

もちろん、イブの日という混んでいるときにレストランで食事をするということもなくなり、家で少しクリスマスっぽい食事をして、カットケーキを食べるのが通例です。


最初はは加賀市のパティスリー「イヴェールボスケ」でクリスマスイブに買い求めたケーキについてです。

今回のイブは日曜日ということもあって、ケーキは私が買いに行きました。
イヴェールボスケ

行ったのは加賀市にある人気のパティスリー「イヴェールボスケ」。

私のブログでは、こんな紹介をしています

さて、買い求めたものを紹介します。これらも昨日ブログで紹介しました「輪島キリモト」の千すじ小福皿に乗せて撮影してみました。

私が食べたのは「サパン ド ノエル(580円)」はクリスマスのモミの木のイメージ。モンブランを緑茶風味にアレンジしているようです。
イヴェールボスケ (7)

みんなに選ばせて一番最後に残ったのがこれでしたが、これが一番高いケーキでした。
イヴェールボスケ (8)

これは「フォレ・ノワール(520円)」。フランス語で「黒い森」という意味のチェリーとショコラのケーキです。雪に見立てた生クリームの上に、落ち葉に見立てた削ったチョコレートが飾られています。
イヴェールボスケ (9)

「プチ ノエル ココ(480円)」は、ココナッツクレームとフランボワーズクレームの組み合わせです。
イヴェールボスケ (6)

「フロマージュクリュ(410円)」。レアチーズケーキの一種で、ゼラチンを使用せず滑らかな口当たりにしています。

少しお値段は高めですが、それに見合った美味しさだと思います。さすがです。ご馳走様でした。
イヴェールボスケ (10)

そうそう!イヴェールボスケでは、こんな美味しい焼菓子も作っていますよ!

イヴェールボスケ(Hiver bosque)
TEL 0761-74-5333
石川県加賀市宮地町リ60-1 
10:00~19:00
火曜休



お次はクリスマスの日に妻が買ってきた「パティスリーオノ」のケーキです。

こちらのオーナーパティシエのかたは、フランスのピエール・エルメ・パリ本店でも修業をされた経験があります。

金沢の田上にお店を構えられてからは、金沢でも人気の洋菓子店になっています。

買ってきたのは、クリスマスシーズンにもってこいの「シュトレン」というドイツ発祥の言ってみれば菓子パンです。「シュトーレン」という表記が一般的かもしれませんが、このシーズンのは「クリスマスのシュトレン」と呼ばれます。
パティスリーオノ
白い「クリスマスのシュトレン」の塊をご覧のクロスに包んでクリスマス気分満喫します。

切って食べますが、生地には酵母が入っていて、中にはレーズン・レモンピール・オレンジピール・ナッツなどが入っています。表面には真っ白い粉砂糖がまぶされています。
パティスリーオノ (2)

見た目、ハード系のパンのようですが、表面も含めて柔らかく、甘さもそれほどでもなくちょうどいい甘さでした。美味しいですね。

「パティスリーオノ」は小松からは遠いので、なかなか買いに行けませんが、「シュトレン」以外のケーキも食べてみたい気がします。ご馳走様でした。

パティスリーオノ
石川県金沢市田上本町4-31-1
TEL 076-207-3599
10:00~19:00
月、第2・4火曜休(祝日の場合翌日休)


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