あさぴーのおいしい独り言

石川を中心に西日本のグルメネタを気ままに書きます。(ご注意)あくまでも主観で書いていますので何かありましても責任は負いかねます。参考にされる場合はご留意を。また内容は訪問当時に知り得た情報(ネット含む)をもとに書いています。なお、コメントは承認後にアップしており、不適切な内容はアップをしませんので、あしからずご了承願います。

タグ:界

前回の夕食編に引き続き朝食編です。

朝食も夕食のときと同じく食事処でとります。ただ、夕食のテーブルとは違っていました。

食事時間は7:30もしくは9:00のどちらかを選択しなければいけません。夕食のときも思ったのですが、このあたりはもう少し柔軟であってもいいのかな?と。

さて、夕食がなかなかいい内容だったので、朝食も期待をしながら席に着きました。
界 箱根 (63)

まず出されたのはすり流し。

先付は、霜降(そうこう)をイメージして作られています。

霜降とは二十四気の一つで、10月23日頃(2016年は10月23日)および立冬までの期間のことを指します

秋が一段と深まり朝霜が見られる頃で、朝晩の冷え込みが厳しくなり日が短くなったことを実感できる季節のことを表しているようです。

ははは。しかし、この先付が何だったか聞いたけど忘れてしまいました。^^;
そのあと、お盆に乗せられて、こちらの一式が運ばれてきました。う~ん、日本人に生まれてよかったなぁ~!ってな内容の朝食ではありませんか!?
一番上に置かれているのは、焼き物で「真鯵開き 塩麹干」です。塩麹のうまみが上品で潮の香りを引き出しています。

珍味三種としては「イカの塩辛」「こんぶ梅」「焼きかまぼこ」。
炊き合わせはお品書きでは「鶏肉と豆腐のつくね」ですが、
私はさつま揚げでした。
界 箱根 (66)

鍋は「柔らか湯豆腐」。火をつけて沸騰してきてしばらく煮込むと、水分に豆乳が溶けだして白濁します。

こちらは胡麻だれで食べます。絹のような滑らかな豆腐でしたね。大豆そのものがいいんでしょう?

蒸し物は「温泉玉子 山葵」。
 
あとは白飯、味噌汁、香の物、デザートとしての本日の果物が並べられています。
界 箱根 (58)

ちなみに、ロビーでは、食後などに無料で飲み物をセルフですが飲むことが出来ます。

こちらの旅館は、朝もゆったりとした時間を過ごすために12時がチェックアウトの時間になっています。緑あふれるロビーでお茶しながらまったり過ごすのもいいでしょう?

あと、私が宿泊したのは平日だったため、全館満室ということではなかったようです。

客層も少し高めのかたが多いようでした。また、いまは海外からのお客様も多いようで、台湾からの団体のお客様の姿も見かけました。

そのせいかわかりませんが、大浴場に入るとき、夕方、夜、朝と3回利用したのですが、日本人の方お一人しか会うことがなかったです。

施設サービス編でも書きましたが、今度、4階の部屋は全室リニューアルするということで、露天風呂付きの部屋も増えるようです。期待したいですね。

施設サービス編はこちらをご覧ください。

夕食編はこちらをご覧ください。

星野リゾート 界 箱根
神奈川県足柄下郡箱根町湯本茶屋230
TEL 050-3786-0099
チェックイン15:00
チェックアウト翌12:00
年中無休


気に入っていただけたらブログランキングをクリックしてください。
人気ブログランキング   

前回、施設サービスについて紹介しましたが、今日は夕食について書きたいと思います。
 
突然ですが、箱根の名物料理って何かありますか?パッと思い出す料理は無いですね?

まぁ、特に箱根に行くのに、これを食べたい!と思って来たわけではないので、それほど気にはなりませんが…。

さて、「界 箱根」の施設サービス編については先日紹介しましたが、今日は夕食編です。

温泉旅館の楽しみといえば、もちろん温泉と料理です。

どんな料理が出されるのか、レストランで食べるときよりも期待が高まる度合いが高いのではないでしょうか?

最近は、温泉旅館でも食事処で食べるところが多くなりました。
界 箱根 (25)

施設サービス編でも書きましたが、「星野リゾート 界 箱根」は「桜庵」という廃業した旅館を一部リノベーションしています。お食事処についても、元は宴会場だったところに間仕切で半個室にして、グループごとに食事が出来るようにしています。

食事時間は18:00もしくは19:30のどちらかを選択する必要があります。他の時間ではダメなのかは確認しませんでした。

サービスしてくれる女性の方は社員の方です。それも、まだ入社してそれほど経過していないだろうと思われる若い方でした。

ただ、星野リゾートも社員教育には力を入れている会社なので、料理を出すタイミングやお酒などもスムーズに出てきて不満に感じることはなかったです。

それでは、出されたものを順番に紹介していきましょう。
界 箱根 (29)

まず先付けは、「サーモンと野菜のマリアージュ」という名前で、ガラスの器に入れられているのは三層のムースです。左に置かれているのは食前酒でした。
界 箱根 (30)

八寸は「干し椎茸香煎揚げ」「茸の茜揚げ」「蓬麩の胡桃田楽」「甘海老の老酒漬け 酢橘釜」「長芋すり流し 辛子酢ゼリー」「果実の白和え」「鶏と干し葡萄の松風」「落花生旨煮」。秋らしい盛り付け、目で楽しめ味でも楽しめました。これが和食のよさですね。

また色々な調理法で、少しずつ楽しめるのがうれしいです。
界 箱根 (33)

椀物は私以外は「錦秋鶏しんじょう 振り柚子」。こちらも秋らしい盛り付けです。
界 箱根 (35)

私は鶏が苦手なので、あらかじめ伝えてあったら、別の料理に変えていただきました。ただ、何だったかこれまた記憶が……。^^;
界 箱根 (38)

お造りは「界箱根流」と題して、海老の卵黄味噌漬け、マグロのちり酢、イサキは蕗山椒(ふきさんしょう)縒り大根、帆立貝には塩昆布と酢橘、太刀魚には青梅、アオリイカには塩辛と大葉、アジには納豆醤油に縒りニンジンが添えてあります。

これまた一品一品、味付けを変えてあるという手が混んだお造りですね。
界 箱根 (41)

実は、こちらの黒い器の下には、赤い皿が敷かれていて、そちらにはさらに一品隠れていました。
界 箱根 (43)

焼き物は「鮭の幽庵漬けとお松茸の袱紗(ふくさ)焼き」。ほんのり柚子と松茸の香りを感じる逸品でした。

ちなみに袱紗(ふくさ)焼きとは、「2枚の布を表裏に合わせた生地」のように焼きあげた料理法で、今回の場合、鮭と松茸を薄く衣で包んでありました。
界 箱根 (45)

煮物は「茄子の葛饅頭 蒸し雲丹 海老の芝煮」。茄子の葛饅頭、柔らかくてダシがしみていて美味しかったです。
界 箱根 (46)

台の物は私以外は「豆乳メレンゲ鍋」でした。ふわっとした豆腐のメレンゲが乗せられます。
界 箱根 (51)

これまた豚肉が苦手な私には、鯛のしゃぶしゃぶ鍋が用意されていました。お手数をおかけしました。^^;
界 箱根 (47)

食事は、ご飯、止め椀、香の物。ご飯は白いご飯でした。ご飯、美味しかったです。
界 箱根 (53)

デザートは3種類から選べました。
界 箱根 (56)

私は「ほうじ茶のクリームブリュレ」を食べました。
界 箱根 (54)

妻は「界箱根特製 軽やかなチーズのムース」。
界 箱根 (55)

妻の母は「秋のおすすめ 栗のデザート」と、3種類とも頼んでみました。^^;

さて、これらの料理と共に飲んだアルコールについても最後に触れておきます。

私は日本酒飲み比べセットは2,300円。
界 箱根 (32)

地元神奈川(海老名)の酒蔵「泉橋酒造」の右から「吟の泉 山廃 純米大吟醸」「紀 山廃 純米吟醸」「恵 純米吟醸」です。どれも飲みやすいお酒でした。

妻のほうは、「特選 ワインコース(3,800円)」。

旅館のソムリエがセレクトしたワインを楽しめます。 
界 箱根 (31)

先付・八寸・椀物にはシャンパンの「グラン・クリュ・クレイエール」を合わせます。
界 箱根 (40)

お造り・焼き物には妻の好きな白「サンセール」。
界 箱根 (44)

鍋・台の物には赤で「フルーリー・レ・モリエ」というセレクトでした。

私も妻も、夕食ではお酒とつまみを楽しむほうなので、最後のご飯にはこだわりがありません。

内容的には、色々な食材を使い、色々な調理法で楽しませてくれる、「星野リゾート 界 箱根」の夕食は、満足度が高かったです。ご馳走様でした。

施設サービス編はこちらをご覧ください。

朝食編はこちらをご覧ください。

星野リゾート 界 箱根
神奈川県足柄下郡箱根町湯本茶屋230
TEL 050-3786-0099
チェックイン15:00
チェックアウト翌12:00
年中無休


気に入っていただけたらブログランキングをクリックしてください。
人気ブログランキング  

14~18年ほど前、某放送局の子会社が運営していた、いわゆる異業種交流会みたいな会合があり、私もそちらに参加していたことがありました。

その時に、毎回のようにお顔を出されていたのが、いまの星野リゾート代表取締役社長 星野佳路氏のお父さんである四代目星野嘉助氏でした。

私も何度もお話をさせていただいたことがあったのですが、当時、もうすでに社長を息子さんである佳路氏に譲られた後で、「なかなか経営路線が違っていて……」などというお話をされていたのが記憶の片隅に残っています。
hoshinoonsen

そして2002年のとき、友人の結婚式が軽井沢高原教会(星野遊学堂)で行われる機会があったので、現在の「星のや」に変わる前の「星野ホテル」に宿泊したことがあります。

そのあと2003年に「星野ホテル」は取り壊され、しばらくして「星のや」に生まれ変わっているのですが、その後、軽井沢には行くこともなく今に至っています。いつかは軽井沢の「星のや」にも宿泊したいと思っているのですが、なかなか行くことは叶いません。

そんな思い出がある星野リゾートですが、いまでは押しも押されぬリゾートホテル界の雄として君臨をしています。

星野リゾートにはいくつかのブランドがあります。一番高級なのは、前述の発祥の地、軽井沢に代表されるメインブランド「星のや」。

そしてセカンドブランドとして、今一番多くのホテルを展開している「界」というブランド。ほかリゾートホテルの「リゾナーレ」などのブランドを展開しています。
山代温泉 (7)

「界」は「温泉を備えた客室数50室以下の和風旅館」のカテゴリーとしてのブランドで、石川県では、かの北大路魯山人も逗留していたことがある山代温泉の老舗旅館「白銀屋」の再生を引き受けています。今年、ご覧のように正面の由緒ある建物を除いて新しく建てなおしています。

こちらにも機会があれば泊まってみたいですね。

また最近では、金沢のホテルのANAクラウンプラザホテル金沢など4つのANAクラウンプラザホテルを買収するなど、リゾート系からシティホテルにまで事業領域を広げてきています。

今回、私は初めて「星野リゾート 界」に宿泊することにしました。

メインブランド「星のや」は、東京大手町に今年オープンした「星のや東京」が話題を呼びましたが、さすがに料金が高いので私には高根の花です。

一方「界」のほうは、料金は安くはないのですが、まぁ、私でも宿泊できる範囲です。^^;

今回は、妻と妻の母を連れて3名での宿泊です。
飛行機 (3)

さて、小松から朝一便の飛行機で東京まで移動。上昇時の景色もこの季節ならでは。
小田急 (11)

そして、新宿から箱根湯本までは小田急ロマンスカーの展望車で移動しました。
小田急 (4)

ロマンスカーの展望車に乗車するのは初めてです。VSEという展望車を備えた型では最新モデルです。もっとも展望車と言っても一番最後尾です。まぁ、たまには最後尾もいいでしょう?^_^;

そのあと、前に紹介しました湯本の街をしばし散策してから、夕方16時ごろにタクシーで旅館に入りました。
界 箱根 (79)

建物は旧桜庵という廃業した旅館を一部リノベーションして、2012年12月28日にオープン。

元々、1987年に建てられた建物なので、基本的な造りは古く、お部屋も水回りなど新しくしているようですが、それほどいいわけではありません。
界 箱根 (4)

チェックイン時、ロビーでウェルカムドリンクが出されます。そのため、部屋ではお茶のサービスはありませんでした。
界 箱根 (76)

私たちが宿泊した部屋は本間10畳にベッドルームがついた、一番スタンダードな部屋で、部屋風呂は露天ではありません。ただ、檜風呂でお湯は温泉でした。
界 箱根 (5)

お部屋は、ベッドが2つ備え付けられていて、3~4名の場合は本間にお布団が敷かれます。
界 箱根 (95)

冷蔵庫の飲み物は意外に良心的な金額で、ビールはハートランド420円でした。

コーヒーも無料で、ミネラルウォーターも人数分無料で備え付けられています。
界 箱根 (11)

お茶菓子は和菓子ではなく、こちらの箱根ラスク。浴衣は亜麻100%で気持ちが良かったですね。

大浴場は半露天です。男女、時間によって変更になりますが、大きさが違うだけで基本構造はほぼ同じです。
界 箱根 (81)

古代檜の湯船で、大きく開放された空間は、自然の息吹を感じることができます。

我々が伺ったときまでは、まだそれほど寒い気温ではなかったのでよかったのですが、これからの季節は、洗い場も半露天なので寒いでしょうね?よくお湯に浸かってから体を洗ったほうがいいでしょう。

宿のHPにも「洗い場も湯船の横(外)にございますので、冬場などの寒い時期は、お部屋の内風呂にて洗髪などを済まされてからのご利用をおすすめしております。」と書かれていました。

泉質はナトリウム-塩化物泉。効能は、神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え症、病後回復期、疲労回復、健康増進、きりきず、やけど、慢性皮膚病、慢性婦人病だそうです。
 
部屋からも大浴場からも、眼前に湯坂山、眼下に須雲川を眺めることができ、ちょうど今の時期は紅葉が素晴らしいでしょうね?我々が行った時はまだ緑一色でした。^_^;
界 箱根 (90)

お風呂上りには、冷凍みかん、アイスキャンディー、黒豆茶など無料でいただくことができます。
界 箱根 (91)

ちなみに、この12月から最上階全8室がリニューアルを行うということです。私も今回利用させていただいて、施設面で残念なところも多少ありました。リニューアルされた場合、最上階については、そのあたりは改善されると思いますが。

オープンは来年2月。リニューアルの期間、こちらの旅館で働いている一部の社員は、他の星野リゾートの施設で働くことになるようです。

たまたま、私たちの夕食をサーブしてくれた女性の方は、山代温泉の「界 加賀」に12月から2月まで行かれるようです。亀寿司さんはじめ、美味しいお店を紹介しておきました!(笑い)
界 箱根 (3)

あと、箱根は寄木細工が名産らしく、こちらの旅館でもロビーには寄木細工の作品がたくさん並べられていて、夜には寄木CHAYAがオープンして無料でお茶やお菓子を楽しむことが出来ます。
界 箱根 (17)

ロビーも開放的な空間で、周辺も緑に囲まれていて、また、ロビーから客室までは、外の渡り廊下を通って移動しますが、そちらの方は竹林があり、部屋数が少ないこともあって、滞在中は静かにゆったりと過ごす環境となっています。

夕食と朝食については、この後、順次紹介していきますのでご期待ください。 

夕食編はこちらです。

朝食編はこちらです。

星野リゾート 界 箱根
神奈川県足柄下郡箱根町湯本茶屋230
TEL 050-3786-0099
チェックイン15:00
チェックアウト翌12:00
年中無休


気に入っていただけたらブログランキングをクリックしてください。
人気ブログランキング  

このページのトップヘ