今年4月に石川県の加賀市橋立をはじめ全国10市町が「荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間~北前船寄港地・船主集落~」というテーマで日本遺産に認定されました。
この日本遺産については昨年、小松市も「『珠玉と歩む物語』小松~時の流れの中で磨き上げた石の文化~」というテーマで認定されています。
今回、北前船寄港地の日本遺産認定は、福井県では敦賀市と南越前市(河野)が対象になっていますが、なぜか三国は入っていません。
さて、そんな三国も昔は北前船で大いに繁栄をしました。
当時は三国湊と呼ばれて大いに賑わっていたのでしょうね?
さて、今日紹介します「みくに隠居処」は、その北前船の時代に、全国を往来する北前船の船員や地元の人々の為に屋敷を開放したことが始まりとされていて、そんな施設を再興?したものだとWebでは書かれていました。
2017年4月24日にオープン。元々この場所はいまのオーナーの実家で民宿だったところを改修したようです。
一応、「新業態の旅館」としての営業がメインのようですが、一般の人が利用できるレストランを併設していて、ディナータイム以外にモーニング・ランチ・カフェでの利用が可能です。いわばオーバルジュのような位置付けです。
今回私は、朝、家で朝食を食べずにこちらに直行。オープンの9時にお店に入りました。
エントランスはこんな感じ。
客室は3部屋だけの小さな旅館です。
食事をするスペースは大きな窓で明るくきれいです。
私はお願いして、2階にあるテラス席で食べることにしました。
モーニングが9時からというのも中途半端な気がしますが、たぶん、9時までは宿泊客専用になっているのでしょうね?(ディナー営業がないのも同じ理由?)
まぁ、普通朝食は9時までに済ませることが多いと思うので、9時からの営業というのは苦しいかもしれません。
この日は土曜日だったのですが、私がお店にいた9:45まで、他のお客さんは一人だけ1階で食べていらっしゃいました。
こちらのお店はランチメニューは豊富でしたが、モーニングはモーニングセット(税込777円)一種類のみ。当然私はそれをオーダーします。
出てくるまでに館内撮影の許可ももらって写します。
梅雨入り前のそれほど蒸し暑くない朝で、テラスからは三国の海、港も見え、気持ちよくテラスで食事することが出来ました。
ここ三国は「日本の夕陽百選」にも選べれていて、夕方、日本海に沈む夕日を眺めながらの夕食も最高でしょうね?
さて、モーニングセットには、厚切りのトーストに、
スクランブルエッグ、太めの生ソーセージ、ベビーリーフのヘルシーサラダ。そしてデザートはヨーグルトが添えられていました。
この太い生ソーセージがジューシーで美味しかったです。
飲み物はコーヒーやソフトドリンクが選べましたが、私はコーヒーをお願いします。豆はスタバと同じものを使っていました。
Facebookではミニグラタンも付いているということでしたが、付いていませんでしたね。
ちなみに、こちらのお店は会員になると、メニューの値段のディスカウントや、コーヒーお代わりのサービスなどもあるそうですが、私は遠いので遠慮しました。
そうそう!あと、こちらでは、「おさかな集積所 おとと」という、魚の買取を行う「おさかな集積所おとと」が併設されていました。また、釣った魚を自ら捌いて食べることが出来る「捌き所」が併設されていて、釣った魚を仲間と食べること可能となっているなど、ちょっとユニークな旅館&レストランになっています。
モーニングセット自体はこんなものでしょうが、テラスでのモーニングは他のお店ではなかなか得難い体験でした。ご馳走様でした。
みくに隠居処
福井県坂井市三国町宿3-7-22
TEL 0776-82-8558
9:00~16:00
モーニング9:00~11:00
ランチ11:00~14:00
カフェ14:00~16:00