あさぴーのおいしい独り言

石川を中心に西日本のグルメネタを気ままに書きます。(ご注意)あくまでも主観で書いていますので何かありましても責任は負いかねます。参考にされる場合はご留意を。また内容は訪問当時に知り得た情報(ネット含む)をもとに書いています。なお、コメントは承認後にアップしており、不適切な内容はアップをしませんので、あしからずご了承願います。

タグ:抹茶

東京新橋の料亭で「新ばし 金田中」という有名なお店があります。

私は全く知らなかったのですが。そんな料亭が表参道におしゃれなカフェを出したと妻が友人から聞きつけ、今回の旅行で行きたいということで行ってきました!

それは「茶洒 金田中(さしゃ かねたなか)」という現代美術アーティストの杉本博司氏が手掛けた、和のカフェなのです。

杉本博司氏はウィキペディアでは「日本の写真家、現代美術作家、建築家、演出家」と紹介されていますが、私も昔からよく知っていて、過去にも色々なところで彼の写真やアート作品を観たことがあります。

初めて見たときに、写真が特に印象的でモノクロームな世界が広がる作品に引き込まれていくのを感じた記憶がります。
金田中 (5)

さて、そんな杉本博司氏は建築家でもあり、特に石材を使った造形が知られていて、今日紹介する「茶洒 金田中」もそのうちの一つ。

オーク表参道というビルの2階にあります。
金田中 (2)

ビルのエントランスアートが彼の「究竟頂」という作品。すごいですね!?

彼は、このエントランスと「茶酒 金田中」のデザインを手掛けています。
金田中 (21)

店内は、大きな一直線に伸びる白木のカウンター。その後ろ側は少し高くなっていて、窓に向かって座るカウンター席がありました。
金田中 (23)

そして。大きな窓の外に見えるのは、こちらも杉本博司氏による苔庭。この苔庭を眺めながら飲食を楽しめるのです。
金田中 (22)

また、こちらのスペースからは先ほどのエントランスアートを望むことが出来ました。
金田中 (8)

お品書きです。
金田中 (9)

こちらはアルコール。「茶酒」と銘打っているだけあってワインの種類も豊富でした。

和のインテリアを眺めながらの和のカフェですが、さすが表参道価格です。
金田中 (18)

私は抹茶とわらび餅を頼みました。この2つで2,750円です。汗
金田中 (20)

抹茶はオーダーが入ってから点ててくれるので、少し時間がかかりました。
金田中 (19)

わらび餅は本わらび粉を贅沢に使ったもので、濃厚な黒蜜で食べますが、まさに絹のような食感。高級です。

妻は当然ビール。笑
金田中 (14)

「白穂乃香(しろほのか)」という酵母を無濾過にしたヴァイツェンタイプのホワイトビールで1,320円でした。

2人で4,000円以上のお茶の時間でしたが、なかなか味わえないような空間とアートの中での一服。たまにはいいでしょう。ご馳走様でした。

茶洒 金田中
東京都港区北青山3-6-1
 oak omotesando 2F
TEL 03-6450-5116
11:30~22:00(ランチL.O.14:00、最終入店20:30、L.O.21:00)
休みはオーク表参道ビルに準ずる



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猫も杓子もSNSの時代です。

私の場合、最初のころは色々手始めにやっていたのですが、今はブログとFacebookのみ。Facebookは友達限定だし、インスタは数年前から何も書き込んでいないし、Lineに至ってはアカウントも持っていません。

インスタ映えなんて言葉はまったく意識もしないので、その面では生きた化石ですね。汗

そんなインスタ映えする場所を求めて彷徨う人たちにとって、今日紹介する野々市の築40年の民家をリノベーションしたカフェ「UTENA CAFE BAR + STAY.カフェバー+スティ ウテナ」は注目かもしれません。

野々市市の住宅街の一角にひっそりとありました。
ウテナ

小さな鳥籠が目印です。お店の名前「UTENA(ウテナ)」は、「空を舞う鳥が、羽を休めに留まる台(うてな)」だそうで、そんなところから鳥籠が吊り下げられているのでしょう。

外観だけ見ると、民家の面影がありますが、色や雰囲気は雑貨販売などのお店かな?と思うような造りです。

家に戻ってからネットで調べてからわかったのですが、びっくりしたことは、デザインや施工の殆どを家族で行っているとのこと。

建築や内装関係の仕事をされているのかも知りませんが、見事な仕上がりです。
ウテナ (4)

玄関を入り、靴を脱いで店内へ。

左手には階段があり、ここから2階へ上りますが、2階はゲストハウスとなっていて宿泊が可能となっているわけです。

右側のカフェスペースに入ると、入口でオーダーをして前払いで料金を払ってから席に座ります。
ウテナ (9)

店内は落ち着いたトーンの色調でまとめられています。
ウテナ (13)

家具などもアンティークな感じ。アクセサリーや雑貨、古書などのギフトの販売も行なっていました。
ウテナ (10)

軽食としてホットサンドなどもありました。

奥には暖炉。我々は窓際の明るい場所のテーブル席に座ります。

行った日はお店に入るまではお天気が悪かったのですが、ちょうど席に座ったころから太陽が出てきて、明るい日差しが降り注んできました。

ドリンクは、私は「抹茶ラテ(530円)」。
ウテナ (15)

宇治抹茶を贅沢に使用したラテで、それほど甘くはなく、抹茶の苦味とバランスいいドリンクでした。

見た目もいい感じです。
ウテナ (16)

妻は「紅茶(390円)」を頼んでいました。

事前に調べたところでは、こちらのお店、スイーツも美味しいということで「季節のチーズケーキ(500円)」を一つだけいただくことに。
ウテナ (14)

行ったときはバスクチーズケーキでした。

表面にしっかりと焼き色が付けられていますね。

バスクチーズケーキなので、しっとりと濃厚な味わいです。
ウテナ (17)

冒頭も書きましたが、写真映えするアイテムが満載のカフェで、ゆっくりとした時間の流れを楽しんでください。ご馳走様でした。

UTENA CAFE BAR + STAY.カフェバー+スティ ウテナ
石川県野々市市本町1-35-19
TEL 076-248-2272
11:00~16:30(L.O.16:00)
木、金、第3週の土曜休



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個人的には日本茶が好きです。

石川県では近年加賀棒茶が全国的にも知られるようになりましたが、我が家でも昔は日常的に飲んでいたのはほうじ茶(番茶)でした。

現在我が家で愛飲しているのは「雁ヶ音(かりがね)」という茎の部分の入ったお茶。全国的には「茎茶」と呼ばれることが多いお茶です。

また石川県は江戸時代から茶の湯が盛んな土地柄。抹茶をたしなむ家も多いのではないでしょうか。

さて、今日紹介するのは、そんな抹茶を気軽に楽しむことが出来るお店「ナナズグリーンティー イオンモール白山店」です。
ナナズグリーンティー (3)

和菓子店が抹茶をお菓子と一緒に出してくれるようなお店はありますが、抹茶自体をメインのドリンクとして提供するお店は、こちらでは少ないです。
ナナズグリーンティー (4)

お店自体のインテリアは、和を前面に出しているのではなく、和モダンな作りです。

そして店内は広く、これほどのスペースだと賃料は高いと思います。

メニューです。
ナナズグリーンティー (2)

抹茶だけではなく、ほうじ茶など色々な種類の日本茶を愉しむことが出来るようです。

「現代の茶室」をコンセプトにしたお店で、「京都宇治の老舗茶問屋、山政小山園様のお抹茶を贅沢に使用」しているようです。
ナナズグリーンティー (8)

私はせっかくなので久しぶりに抹茶(濃茶)を飲んでみることにしました。
ナナズグリーンティー (9)

こちらの「きな粉生チョコレート」が付いていました。

口の中でゆっくり溶けていく食感。甘いものが苦手な私にとって普段ほとんど口にすることがない生チョコレートでしたが、この後すぐに抹茶を飲むと、苦味で口の中がリセットされた感じでした。

妻は「抹茶粒白玉あんラテ(650円)」を頼んでいました。
ナナズグリーンティー (10)

白玉はミニサイズ。何となく柔らかいタピオカのような感じです。

私も一口もらいましたが、こちらは甘口で、後口も甘めでした。

お茶好きな県民性ですが、はてさて今後の動向が気になりますね。ご馳走様でした。

ナナズグリーンティー イオンモール白山店
石川県白山市横江町1681
 イオンモール白山2F
TEL 076-259-5658
10:00~21:00
(フードL.O.20:30ドリンクL.O.20:45)
無休(休日はイオンモール白山店に準ずる)



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コロナ禍の中、金沢の観光名所「兼六園」は今日までクローズされていました。

いよいよ明日からオープンということで、いままでアップしていなかった、今年の3月下旬に行ったネタについてやっと紹介することが出来ます。

さて、金沢で桜の名所といえば、まず最初に兼六園が挙げられると思います。

ただ今年の桜の季節は、新型コロナウイルスの影響で寂しいものになりました。

日本人にとって桜は別格の花で、この季節の桜のお花見は日本人のアイデンティティの中でも重要な位置付けになっていると思いますが、そういった意味では今年は残念でした。

さて今回は3月下旬の桜の開花宣言のころ所用で金沢に行くことになり、途中兼六園に立ち寄ることにしました。

近年、兼六園は日本人よりも海外の観光客の姿の方が目立つようになりましたが、2月以降はインバンド需要もめっきり少なくなり、この日兼六園の桂坂口料金所あたりには外国人の姿はまったく見かけませんでした。
見城亭 (10)

そんな桂坂口料金所の隣にあるのが今日紹介します「茶屋 見城亭」。この場所で営業し始めてから100年以上の歴史を誇っています。

ひがし茶屋街で「懐華樓」というお茶屋さんがありますが、そこと同じ経営です。この日も女将がお店にいらっしゃいました。

ここは、新国立競技場の設計で知られる隈研吾氏が空間設計やデザインを担当されています。

私はこれまで、隈研吾氏の設計やデザインに携わった建築物・店舗に数多く行っています。

小松市にある「九谷セラミック・ラボラトリー」、アカオハーブ&ローズガーデン内の絶景カフェ「COEDA HOUSE(コエダハウス)」、熱海の温泉旅館「ATAMI 海峯楼」、富山市呉羽舞台芸術パーク内のカフェ「呉音(クレオン)」、TOYAMAキラリ内「富山市ガラス美術館」、「スターバックス コーヒー 太宰府天満宮表参道店」などです。

建築家なので当たり前といえば当たり前ですが、新国立競技場もそうなのですが、木を使って優しさとシャープさをデザインするのが上手なですね。
見城亭 (19)

さて、お店は2階は食事するスペースになっていて、1階がカフェスペースです。
見城亭 (18)

2階へ上る階段のところに隈研吾氏のサインがありました。

着いたのは14時前だったのですが、ご覧のように1階のカフェスペースにはお客さんはいません。よって新型コロナウイルスの3密状態とは無縁です。

まぁ、感染リスクの3密は避けられるのはよかったのですが、お店の方もせっかく投資したのに大変だろうなぁ?と心配になりました。従業員も手持無沙汰なようでした。
見城亭 (14)

インテリアとしては「黒」一色と言っていいほど。かろうじて、かけられている暖簾、奥の金沢城の金のモチーフ、そして天井からぶら下げられている隈研吾氏デザインの照明が色を持っています。
見城亭

我々はカフェの奥にある窓際のカウンター席に案内されました。いい空間で、金沢城、石川門。そして桜を眺めながらお茶することが出来ました。
見城亭 (13)

カフェのお品書きです。
見城亭 (11)

2階の食事のスペースでは、こちらのお弁当がおすすめでしょう?(季節限定)

私が頼んだのは「献上加賀棒茶 落雁付(税別650円)」加賀棒茶は加賀市の「丸八製茶場」の「献上加賀棒茶」を使用しています。
見城亭 (4)

菓子は見城亭と落雁諸江屋のコラボレーションによる落雁「JAPAN」という名前だそうです。

妻は「抹茶 生落雁付(税別700円)」。抹茶は老舗の「野田屋茶店」謹製。
見城亭 (7)

こちらも諸江屋のコラボレーションの生落雁でした。

金沢の町や兼六園を散策した後は、ゆっくりとお茶でもしたいお店ですね!ご馳走様でした。

※この内容は3月末に行った時のものです。現在、営業時間や営業形態が変わっているかもしれませんので、ご確認の上、ご参考に願います。

石川県金沢市兼六町1-19
(兼六園 桂坂口料金所横)
TEL 076-222-1600
1階カフェ10:00~16:30
2階朝食8:00~10:30 
(3月から11月の日曜日のみ)
昼食11:00~15:00
夕食17:00~21:00 (土曜日のみ)
※土曜日以外の予約は10名より可能
原則として火曜日


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どんなジャンルでもそうですが、専門店が増えていますね。

飲食店でいえば、昔は何でも食べられるお店がもてはやされた時期がありましたが、今の時代、差別化といった理由が大きいのでしょう?それに提供範囲を絞ったほうが、初期投資が抑えられることも、専門店が増えている理由の一つだと思います。

さて石川県では、日本茶の中でもほうじ茶のほうが昔から親しんで飲まれています。いわゆる加賀棒茶ですね。だいぶ全国的にも認知度が上がってきました。

ただし石川県民は決して緑茶が嫌いなわけではなく、私が小さいころは普段飲むのは番茶であるほうじ茶で、お客様がいらっしゃった時に緑茶を出すといった使い分けをしていた記憶があります。

もちろん、金沢は加賀藩のころから茶道が盛んな土地柄で、抹茶に親しむかたも多いと思います。

今日紹介する金沢市富樫の日本茶専門店「ザ ティー ショップ チャノミ(THE TEA SHOP CHANOMI)」は、日本茶の中でも抹茶を楽しむお店で、日本茶専門店「茶のみ」が手掛けるカフェなのです。

ウェブを見てみると比較的新しい会社のようですが、茶の湯文化の盛んな金沢において抹茶は欠かせないアイテムです。

他に石川県内で抹茶を飲ませてくれる専門店があるかどうか私には不明なのですが、ある意味ないのが不思議なお店だったのかもしれません。

少し関係がありそうなお店としては、昨年、白山市の寿司店を間借りして営業している「日本茶と西洋甘味 胡京(KOMACHI)」というお店を紹介したことがあります

ちなみに、強い日差しが当たらないように育てられた茶葉で作られた碾茶(テンチャ)を粉末にしたものが抹茶で、普通の茶葉を粉末にしたものは単に粉末緑茶なのですね。

こちらのお店は2018年6月20日にオープンしています。堅苦しいお手前のようなものではなく、上抹茶をカジュアルに飲ませてくれるのです。
チャノミ (2)

白い建屋は日本茶のお店っぽくはありません。
チャノミ (8)

店内はモダンなインテリアで、大きな窓と長いカウンター席が目を引きます。
チャノミ (6)

こちらがメニューです。スイーツも充実していました。
チャノミ (5)

また抹茶以外の日本茶についても色々あります。

日本茶の産地は全国各地に有名どころは色々ありますが、こちらのお店では宇治・西尾・伊勢・八女の4か所の上抹茶を楽しむことが出来ました。

各々の特徴が書かれています。

宇治(京都)は口当たりがよく どんな食べ物でも相性抜群
西尾(愛知)は香りが抜群にイイ
伊勢(三重)は渋味がステキな上抹茶
八女(福岡)はふくよかなコクが口いっぱいに広がります

ドリンクとしては、上抹茶(ホット・アイスで普通のサイズ486円大きいサイズ594円)と上抹茶ラテ(ホット・アイスで普通のサイズ540円大きいサイズ648円)のどちらかを選び、そして先ほどの4つの産地を選びます。

上抹茶のほうは、本命?の宇治茶でお願いしています。
チャノミ (12)

抹茶ですが、ガラスの細長い器に入れられて出されました。

上抹茶ラテは普段あまりなじみのない伊勢のお茶でお願いしました。少し渋めのが特徴のようですが、ミルクフォームで優しい味になっています。ラテにしたのが間違いだったかな?^^;
チャノミ (15)

この細長い器はラテを飲むにはちょっと飲みにくかったです。ストローなどが欲しい気がしました。

お茶菓子に「棒茶の米粉ブラウニー(324円)」も頼んでいます。
チャノミ (11)

「碾茶棒焙じ」を使用していているようですが、クッキーに近い固さのブラウニーなので、もう少し柔らかいほうが香りが立つのでは?と思ってしまいました。。

少し勝手なことも書いたりしましたが、抹茶専門店というジャンルを確立してほしいと思うお店でした。ご馳走様でした。

ザ ティー ショップ チャノミ(THE TEA SHOP CHANOMI)
076-227-9400
石川県金沢市富樫2-8-24
9:30~19:00
無休


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