東京オリンピック新競技場を設計した建築家の隈研吾氏。
彼が設計した建物は北陸にも色々あります。
私のブログで紹介したところとしては、富山市のガラス美術館が入っている複合施設「TOYAMAキラリ」や、同じく富山市にあるカフェ「呉音(クレオン)」などがそうです。
いま小松市でも建設が進められている「九谷セラミック・ラボラトリー」についても、平成30年8月完成予定、平成31年春オープン予定となっています。
そして今日紹介します、福井にある明治23年創業の有名な老舗料亭の別館「開花亭sou-an」も隈研吾氏の設計ですが、お値段が高いので私はまだ一度もお邪魔したことがありません。^^;
木材を使い和文様をモチーフにした外観で斬新なデザインです。
今回お邪魔したのは、その「開花亭sou-an」の斜め前に2016年7月オープンした「開花亭 kuri-ya」。同じく隈研吾氏の設計です。
先ほどの富山市にあるカフェ「呉音(クレオン)」は105mm角の標準的な角材を「積み」あげた基本構造で作られていましたが、こちらの「開花亭 kuri-ya」は普通の「木箱」です!
「東京オリンピック新競技場」「呉音(クレオン)」「開花亭 kuri-ya」とも木を素材にしますが、「呉音(クレオン)」「開花亭 kuri-ya」はどこにでもあるようなものを使っていながら安さを感じさせない斬新なデザインです。
もちろん「開花亭 kuri-ya」の木箱では構造上の強度は難しいので、単に飾り的に用いられていますが、隈研吾氏の「木」使いの真骨頂が発揮されていますね。
それでも、素材が木。防腐処理をしてもどのくらい持つのでしょうか…?
店内に入ると、木箱は外観だけではなく、内部にもたくさん使われています。
ディスプレイがわりや、
商品の陳列用にも木箱が使われていました。
商品の陳列用にも木箱が使われていました。
さて、こちらの店はお惣菜屋さんです。老舗料亭の味を自宅でも気軽に味わえるよう値段的にはお手軽な設定になっています。ただし量も少量の小分けサイズですが。
伺ったのが14時過ぎだったので、お惣菜の種類も残り少なかったです。
今回はこんなものを買い求めて、夕飯のおかずにしました。
「菜の花出汁巻磯辺あん」は1個100円です。出汁が上品で美味しかったです。
「ますの荒ユッケジャン」と「鱈子」は、こちらも1個100円だったかな?
「ますの荒ユッケジャン」は酒のつまみによかったのですが、荒なので骨が邪魔した。^^;
こちらは厚揚げにポテトサラダを詰めたものです。こちらも上品なお味でした。
「開花亭 kuri-ya」ではお惣菜だけではなく、福井の農産物や特産品。全国の名産も売られていました。
また機会があれば、もう少し早めの時間に行って他のお惣菜についても買って食べたいと思います。ご馳走様でした。
開花亭 kuri-ya
福井県福井市中央3-5-10
0776-89-1009
10:30~18:00