福岡に行くと必ず一度は食べるうどん。
何せうどんの発祥の地が福岡。市内の承天寺というお寺の境内に「饂飩蕎麦発祥之地」と記された石碑が建っているほどです。
博多うどんといえば、コシのない柔らかなうどんが有名ですが、近年は讃岐うどんのブームの広がりで、福岡にも讃岐うどんや、その他オリジナルなうどんを食べさせてくれるところが増えてきたようです。
でも、博多うどんは出汁を吸ってうまくなるうどんで、個人的には好きなうどんです。
ちなみに、私のブログで過去、西日本各地のうどんについて書いていますので、興味のある方は見てください。
今日紹介します、博多駅からJRの高架沿いに10分ほど歩いたところにある「侍.うどん」は、福岡のうどん屋さんの中でも人気のお店です。
オープン7周年だということで、私が福岡から出た後で出来たお店です。
こちらは、博多うどんの柔らかなうどんではなく、また、コシはあるが讃岐とはまた違った感じのうどんを食べさせてくれるのです。
人気店ということでお昼のオープン時間にお店に到着し一番乗り。
だれもいなかったので、ご主人に了解を頂き、店内の写真を写させていただきました。

オーナーは、髪を束ねて頭の上でくくる昔の侍さんのようなちょんまげスタイル?
店名の「侍.うどん」はそこから来ているのでしょうか?

メニューはこんな感じです。
お店の名前を冠した「侍.うどん」というのが名物ですが、こちらはゴボ天と肉が入ってて、肉が苦手な私は食べられません。
他にも「宮本武蔵(750円)」なんてのもあったのですが、こちらも肉吸いうどんのようなつけ汁につけて食べるうどんでパス。こちらがそうです。
一緒に行った人が頼みましたが、彼曰く、豆腐も入っていたので、肉吸いよりすき焼きのような味だと言っていました。
で、私が頼んだのは、かけうどんの欄に書かれていた「平和台球場(750円)」という名のうどん。
「丸天」と注記がされていたので、「丸天うどん」のことだと思い、それを注文することにしました。
ただ「丸天」のみだと少し物足りないかな?とも思い、ゴボ天をトッピングで追加(200円)することにしました。
昔、西鉄ライオンズだったころに本拠地の球場だった平和台球場。
福岡城跡の近くにありましたが、私は当然行ったことがありません。しかし跡地には行きました。
行くと意外に狭い土地で、こんなところに球場があったとは聞かないとわからない、と思ったことを記憶しています。
その平和台球場に「ホームランうどん」といううどん屋さんがあったそうです?
そこで出される「丸天うどん」が美味しかったようで、その名残と言うことで「平和台球場」というネーミングにされたようですね。
この写真は、これも一緒に行った人が頼んだ「平和台球場」です。澄んだ出汁ですね。
まずは汁を一口。イリコと昆布がほんのり効いた上品な出汁で美味しかったです。無添加にこだわっているとのこと。
うどんは、コシも十分あって、かつ弾力と柔らかさが抱き合わせのような不思議なうどんでした。
博多と讃岐を足して2で割ったような感じ?小麦の風味も感じられる逸品なうどんでした。
ゴボ天は揚げ立てサクサクで、厚めに切られたごぼうも噛みごたえ十分。逆に丸天はふんわり柔らかい丸天で優しい味でした。
「ホームランうどん」の丸天うどんを食べたことがないので、似ているのかいないのかわかりませんが、美味しいうどんであったことは間違いないですね。ご馳走様でした。
侍.うどん
福岡県福岡市博多区博多駅前4-36-20
内山ビル1F
TEL 092-483-6300
11:30~麺が無くなる迄