あさぴーのおいしい独り言

石川を中心に西日本のグルメネタを気ままに書きます。(ご注意)あくまでも主観で書いていますので何かありましても責任は負いかねます。参考にされる場合はご留意を。なお、コメントは承認後にアップしており、不適切な内容はアップをしませんので、あしからずご了承願います。

タグ:九谷焼

国立工芸館」は日本海側で初めてとなる国立の美術館です。

正式名称は「東京国立近代美術館工芸館」で、日本で唯一の国立で工芸を専門とする美術館なのです。

10月25日にオープンしたばかりですが、当初は7月に予定されていた東京オリンピック・パラリンピック開催の前に開館予定でした。しかしコロナ禍で延期になっていました。
国立工芸館 (3)

秋晴れの昨日、行ってきたので紹介したいと思います。

入館するには当面の間、定員を設けたオンライン事前予約制となっているので注意が必要です。ただ昨日でも当日に来た人も少し待てば入ることができていました。
国立工芸館 (6)

「兼六園周辺文化の森」と呼ばれるエリアにあり、明治期に建てられた旧陸軍第九師団司令部庁舎と金沢偕行社を移築、復元していて、東京にあったときの旧陸軍の近衛師団司令部庁舎のときと同じような歴史的建築をリノベーションして使っています。

ちなみに、近衛師団司令部庁舎の改修時、設計を金沢出身の建築家、谷口吉郎氏が手掛けているのも何かのご縁かもしれません。
国立工芸館 (25)

この2階に上る階段付近などは、東京の工芸館のような雰囲気でした。

さて、「国立工芸館」には、東京から1,900点ほどの陶磁、漆工、染織、金工などの工芸美術品が金沢に移されています。

今回、オープニングとして「国立工芸館石川移転開館記念展Ⅰ 工の芸術― 素材・わざ・風土」という企画展が開催されていたので、妻と母と一緒に見てきました。
国立工芸館 (35)

「素材・わざ・風土」に着目した、近代日本工芸の名作約130点が展示されていますが、思ったよりは展示スペースはコンパクト。ゆっくり見ても1時間はかからないと思います。
国立工芸館 (55)

こちらは重要文化財の鈴木長吉氏の「十二の鷹」のうちの三羽分。

館内は作品も含めて写真撮影は一部禁止のところもありましたが基本ok。しかしあまりにディテールがわかる写真は掲載しません。(ちなみに国立の美術館・博物館は所蔵品については撮影okの場合が多いです)

石川県出身や、県にゆかりのある方の作品が多数ありました。
国立工芸館 (19)

私もよく存じ上げている漆芸(輪島塗)の人間国宝、小森邦衞氏の作品「曲輪造籃胎喰籠」。
国立工芸館 (37)

同じく輪島塗では蒔絵の松田権六氏の作品は何点か見ることができます。2階には氏の工房が再現されていました。

あと、木工芸の川北良造氏の「楓造盆」や九谷焼の三代德田八十吉氏の「燿彩鉢 創生」。沈金の前大峰氏や寺井直次氏など見どころが盛りだくさんの企画展だったと思います。楽しめました。
国立工芸館 (58)

こちらは2階にあった「12人の工芸・美術作家による新作制作プロジェクト」として展示されていた作品スペースです。

オープニング企画展「国立工芸館石川移転開館記念展Ⅰ 工の芸術― 素材・わざ・風土」は2021年1月11日まで開催されています。皆さんも是非どうぞ!

東京国立近代美術館工芸館(国立工芸館)
石川県金沢市出羽町3-2
TEL 050-5541-8600(ハローダイヤル 8:00~22:00)
料金 大人500円(展覧会により異なります)
9:30~17:30(入館は17:00まで)
月曜休館(祝休日の場合は翌平日)、年末年始、展示替期間
石川移転開館記念展Ⅰ 工の芸術― 素材・わざ・風土
~2021年1月11日(月・祝)
※会期中一部展示替あり。

この後、隣接する石川県県立美術館で開催されている「第67回 日本伝統工芸展 金沢展」も見てきました。
日本伝統工芸展 (2)

「素材・わざ・風土」をテーマに陶芸・染織・漆芸・金工・木竹工・人形・諸工芸(七宝・ガラス・截金など)の7部門の入選作品564点が展示されています。こちらのほうは撮影はNGでした。
日本伝統工芸展 (7)

今回、16点の受賞作の中には石川県からは2名が選ばれていて、個人的にもご縁がある村上浩堂氏の作品「象嵌花器(連樹)」は日本工芸会奨励賞を受賞されています。
日本伝統工芸展 (8)

また、こちらのリーフレットに写真が乗せられているのは、小松在住の九谷焼作家の中田博士氏の作品「真珠光彩壺」。東京都知事賞を受賞されています。氏のお父様は「釉裏銀彩(ゆうりぎんさい)」の技法で知られる中田一於氏です。

こちらも日本の著名な作家の作品も多くあって、見ごたえがありました。

「第67回 日本伝統工芸展 金沢展」の会期は2020年11月3日(火)まで。

こちらのほうも皆さん、是非見てください。

石川県県立美術館
石川県金沢市出羽町2-1
TEL 076-231-7580
9:30~18:00(入場は16:30まで)
年末年始/展示替えのため臨時休館あり


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10日前に石川県の緊急事態宣言が解除されて、飲食店は一部を除いて通常営業してもよくなりました。

しかしながら、お店によっては5月一杯まではテイクアウトのみのところが意外に多く、特に夜主体のところは慎重に営業形態などを考えていられるようで、なかなかすぐに!というわけにはいかないようです。

さて、この週末、我々はどこかにランチを食べに行こうと思いネットで調べたのですが、そのようなこともあって適当なお店が見つからずに、急きょテイクアウト路線に変更。

また普段は夜だけの営業でなかなか行かないところ!という条件に引っかかってきたのが、加賀市大聖寺「多国籍料理spice-スパイス」です。

こちらのお店は通常は夜だけの営業。タイやベトナム料理を中心とした東南アジアのエスニック料理を食べさせてくれるお店として人気のようです。
スパイス

「多国籍料理spice-スパイス」は大聖寺の街中にあって、ご覧のような独立した建屋です。

テイクアウトは基本5月いっぱいまで続けられるそうです。朝10時前に電話で予約を入れてお店まで取りに伺いました。
スパイス (12)

ちなみにテイクアウトは以下のような形です。

・注文時間(期限)
午前お渡し→当日10:30まで
午後お渡し→当日16:30まで
※ただしオードブルは前日までの受付
・受渡し時間
11:30~13:30
17:30~19:00

店内を了解いただき写真撮影させていただきました。
スパイス (6)

緑に囲まれた落ち着いた空間。インテリアも心地よい感じですね。

以下がテイクアウトメニューです。
.
◇MENU◇
◎ガパオライス…814円
◎タイ風グリーンカレー…814円
◎タイ風渡り蟹のカレー(プーパッポンカリー)…1,452円
◎タイ風ビーフンのセンミーヘン…759円
◎ベトナム風生春巻き…594円
※すべて税込価格

ほとんど鶏肉が使われているので、私は唯一食べることが出来るタイ風渡り蟹のカレー「プーパッポンカリー」にしました。妻は「タイ風グリーンカレー」です。
スパイス (7)

大聖寺から家までは遠いので、どこか近くで食べようということで、お店から車で3分ほどのところにある石川県九谷焼美術館の裏の「ふれあい広場 古九谷の杜」で食べることにしました。
古九谷の杜 (6)

ここは象設計集団というところが石川県九谷焼美術館も含めて設計を行っていて、代表の富田玲子さんは故丹下健三氏門下。

相当昔、私も彼らが手がけた能登の縄文真脇遺跡の環境デザインワークショップのお手伝いを少しさせていただいた時のことを思い出しました。懐かしいです。
古九谷の杜 (5)

新緑の季節で気持ちがいいです。
古九谷の杜 (2)

小川の上に架けられている小屋?のようなところにテーブルとイスがあったので、こちらで食べることにしました。
スパイス (10)

私が食べた「プーパッポンカリー」は、ベースはレッドカレーで、渡り蟹とココナツミルクでじっくり煮込んであって、ココナツミルクが効いていてそれほど辛いわけではありませんが、渡り蟹のうま味がじわ~と口の中で広がってる感じでとても美味しかったです。

こちらはお店でも人気のメニューのようです。

ただ食べるときすでに冷めていたのと、外だったので渡り蟹を捌いて食べるのが少し大変でした。^^;
スパイス (8)

「タイ風グリーンカレー」のほうはスパイスが効いた辛口カレーで具沢山だったようですね。

夜のみの営業だと、なかなか大聖寺までは食べに来ることが出来ないのが残念ですが、通常営業開始後にお店の賑わいが戻ることを願っております。ご馳走様でした。

多国籍料理spice-スパイス
石川県加賀市大聖寺耳聞山119
TEL 0761-72-0145
17:30~23:00(L.O.22:00)
火曜休(祝日の場合翌日休)
※テイクアウト期間中の営業は記事内に記載


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いい天気だったので散歩がてら、9/6から始まった「KUTANism(クタニズム)」の展覧会「九谷の現在(いま)」を見に行ってきました。

行ったのは小松市に今年5月24日にオープンした「九谷セラミック・ラボラトリー(セラボクタニ)」。
クタニズム (19)

オープンしたときに私のブログでも書いていますが、「新国立競技場」の設計を担当した建築家、隈研吾氏が設計を手掛けています。
クタニズム (18)

今回、その一貫である展覧会「九谷の現在(いま)」を見に行ったわけですが、開場は「九谷セラミック・ラボラトリー」と能美市の「浅蔵五十吉美術館」の2カ所です。
クタニズム (16)

ちなみに「浅蔵五十吉美術館」では名工選「NEXT九谷」展が行われています。
クタニズム

「九谷の現在(いま)」の監修は東京芸術大大学美術館館長の秋元雄史氏。秋元氏は金沢21世紀美術館の元館長(現在は特任館長)で、石川県になじみの深い方でもあります。
クタニズム (13)

その秋元氏は小松の会場「九谷セラミック・ラボラトリー」の展示「カラフル・オーナメント・オブジェ・クタニ」のキュレーションもされていました。
クタニズム (14)

館内には作家21名の立体作品21点が展示されていて、テーマであるカラフルな色使いの作品が並んでいました。
クタニズム (11)

「表現する九谷」として九谷焼の現代(いま)だけではなく、未来を展望させる作品ばかりでした。

こちらは私も存じ上げている小松市在住の九谷作家、北村 和義さんの線描色絵金彩「蝶々」。
クタニズム (9)

素敵な作品ですね。

「KUTANism(クタニズム)」は10月14日(月)までの期間、色々なイベントが催されます。

皆さんも是非どうぞ!

九谷セラミック・ラボラトリー
石川県小松市若杉町ア91番地
TEL 0761-48-4235
10:00~17:00(最終入館は16:30まで)
水曜・年末年始休館
一般 300円
学生(高校生以下)150円


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個人的にはミシュランで星を獲得していたり、食べログアワードを受賞したお店を目指して行くことはありません。

ひねくれているかもしれませんが、値段が高かったり予約が取りにくかったりして、どちらかといえば敬遠するほうかもしれません。

実際、ミシュランで星を取っているお店は、獲得前に行ったところは別として、継続していっているお店以外では、石川県では一軒もありません。

さて、今日紹介します加賀市大聖寺の「へら亭」は、「ミシュランガイド富山・石川(金沢) 2016 特別版」で加賀市で唯一、星を一つ獲得されているのです。

当然星を取った時から気にはなっていましたが、ランチでも4千円~という情報だったので行くのをためらっていました。

今回、空いているかどうか確認するために電話したら、ランチが3,500円の設定があることがわかり、何となく得した気持ちになり、つい予約を入れてしまいました。

今回はもちろん、その一番お安い3,500円(税別)でお願いすることに。

しかし、結論を先に書くと、ランチは意外と穴場かもしれません。それはたぶんですが、ミシュラン星取得のお店としては予約を取るのに苦労しないことや、さすがに星の付いたお店なので料理についてはお墨付きだからです。それを3,500円(税別)で楽しめるのですからいかない理由なんてありません。

お店は一応、完全予約制となっています。

お店には月末のとある土曜日に妻と二人で出かけてきました。
へら亭

いつから営業されているのかわかりませんが、建物はある程度年季が入っています。写真には写っていませんが、この左側にあるお店の看板がないと、何の建物かわからないくらいで目立たないお店です。駐車場は少し使い勝手が悪い場所とスペースでした。
へら亭 (2)

こちらが入口です。

中に入ると、正面にカウンター席があって、左側に個室がありました。2階にも部屋があるのでしょうね?今は使っているのかわかりませんが。
へら亭 (3)

案内されたのは一番奥の部屋。たぶん2人用でしょうか?狭い和室でした。
へら亭 (4)

だれにも邪魔されずに、静かにゆっくり食べることが出来ます。

頼んだ3,500円のコースは、食材もそれほど高級なものを使っていませんが、やはりご主人に素材のいいところをうまく引き出す腕があるのでしょう?なかなか楽しませてくれました。

では出された料理の紹介です。
へら亭 (6)

お通し代わりで出されたのはこちら。上がもずく、下が長芋をすりおろしたものを冷菓のように成形してあります。
へら亭 (8)

次に出されたのは「稚鮎の南蛮漬け」。稚鮎のワタの苦みが心地よいです。

お刺身はヒラメ・甘えび・梅貝・マグロ。季節のミョウガが添えられていました。
へら亭 (9)

ちなみに、こちらの器は加賀市の九谷焼作家、山下一三さんの作品です。山下さんは私もよく存じ上げていて我が家でも使っています。
へら亭 (12)

こちらは焼物で出された一品。
へら亭 (14)

米ナスと牛肉に味噌で作られた田楽ソースがかけられていて、お酒が欲しくなるものでした。

こちらは酢の物として、タコに梅肉、あと魚がもう1種類使われていましたが失念してしまいました。^^;
へら亭 (15)

サラダ仕立てになっていて、オクラには小松菜のドレッシング仕立てのソースがかけられていました。

ご飯は加賀地方のお祭りの定番「柿の葉寿し」。
へら亭 (16)

乗せられているのは、鱒とクジラ。

「柿の葉寿し」に鱒は定番ですが、クジラっていうのは珍しいです。甘辛く煮てあって美味しかったですよ。
へら亭 (18)

デザートはフルーツ。
へら亭 (20)

最後にお抹茶が出されました。
へら亭 (19)

お菓子は金沢の諸江屋の「唐松せんべい」です。

これらの料理をお出ししてくれたのは、たぶん奥さまでしょう?

上品なかたで、その方が立ててくれたお茶ですね。

決して華美ではなく、しかし丁寧で堅実な美味しさの料理を味わえ、器も地元九谷焼の味のあるものを使用していて、納得できる内容でした。さすがミシュランで星を獲得されているだけありました。

ランチは予約のみですが、逆にランチが穴場でおすすめかもしれません。ご馳走様でした。

割烹 へら亭
石川県加賀市大聖寺南町ニ-56-20
TEL 0761-73-3199
12:00~14:00
17:00~21:00
年末年始※
不定休日あり
※2、3日前より要予約(完全予約制)


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国内旅行が昔、大型バスでの団体旅行が花盛りだったころ。

全国の国道沿いにはドライブインがたくさん存在していました。

石川県の、特に加賀地方の場合は、九谷焼の窯元や販売所が併設されたドライブインが多くあって賑わっていたことを思い出します。

その頃は子供だったので九谷焼には興味がなく、ほとんど行った記憶がありませんが、今となっては懐かしい気がします。

さて、今日紹介します加賀市の山代温泉にある「九谷美陶園」は、九谷焼の窯元のお店です。1914年(大正3年)創業の窯元です。
九谷美陶園

キャンバスの2番停留所の真ん前にあります。
九谷美陶園 (2)

自社で九谷焼を製造販売されていて、こちらはそのショールームを兼ねたお店になっています。
九谷美陶園 (4)

特に食器類が得意なようで、色々な和洋中の器が、実際に見て触って選んで買うことが出来る、うれしいお店なのです。

絵付けは手書きですが、店内を見回すと古九谷文様から魯山人の写しなど、どこかで見たことがある絵柄のものも多かったですね。

和食の鉄人として有名な道場六三郎氏も、こちらの食器を使っているそうです。

私は今回はコーヒーを飲むために訪問したため、今回買い求めはしませんでした。
九谷美陶園 (7)

しかし、こちらのお店では、その自社で作られたコーヒーカップでコーヒーを頼むことが出来るのです。
九谷美陶園 (3)

あくまでもメニューはコーヒーだけで、ショールームに来てくれたお客様向けのサービスの一貫なのかもしれません。
九谷美陶園 (11)

冒頭の外観写真を見てお分かりのように、お店のまわりは緑に囲まれていて、その緑の庭を眺めながらゆっくりと飲むことが出来ます。

色取り取りの九谷焼と自然の緑。そしていい器で飲むコーヒーは、本格コーヒーではありませんが美味しくいただくことが出来ました。ご馳走様でした。

九谷美陶園
石川県加賀市山代温泉16-71
TEL 0761-76-0227
9:00~17:00
年末年始のみ休み


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