お茶と一口に言っても色々です。
日本人にとっては日本茶(緑茶)ですが、イギリス人には紅茶、そして中国では中国茶ということになりますが、中国茶の中にも色々あるわけです。
まぁ、烏龍茶やジャスミン茶は知られていますね。
さて、今日紹介する「chakan 茶館」は能美市佐野にこの3月1日に新規オープンしています。
私もそれほど中国茶について知っているわけではありませんが、同じ茶樹から作られるお茶の数々の中でそれほど飲む機会がない中国茶を楽しめるお店が能美市に出来たのはうれしいです。
能美市で中国茶と言えば、辰口の辰口の山あいにある「茶藝館 茶楽」というお店を紹介したことがあります。厳密には台湾茶でしたが。
さて、「chakan 茶館」の調理の方はANAクラウンホテル金沢で総料理長を務めている川上さんに指導を受けているようで、その方の監修の一品料理も楽しめるということでしたが、今回はランチ後のデザートとお茶のみを楽しむことにしました。
なお、週末はANAクラウンホテル金沢で働いていて、オーナーの女性の方は九谷焼研修所で九谷焼の勉強をしているため、現在は月~木の営業となっています。
外観は中国茶のお店だとはわからない佇まい。場所的にもわかりづらかったです。
元は料理教室を営んでいた建屋だそうで、インテリアはモダンチャイナテイスト?
中央には中国茶が並べられていました。
オーナーの方は中国政府公認茶芸師に認定されていて、本物の中国茶を楽しむことが出来るのです。
お聞きしたら彼女は中国の方だと話されていましたが、こちらの茶芸師の認定書に書かれているのは日本人の名前のようですね。
メニュー(茶目録)です。緑茶と青茶。
白茶、紅茶、黒茶。
ハーブティー&薬膳茶とスイーツセット。
食事はランチメニューがあり、
点心も色々ありました。
我々はランチを食べてきたので、ここではデザートと中国茶を楽しむことにしました。
頼んだのは黒茶と白茶です。
御茶請けに出されたのはナツメ・サンダーシー(?)・杏。
まず黒茶です。頼んだのは「広西六堡茶(750円)」。プーアール茶ですね。
最初はオーナーの方が淹れてくれます。ただご自身でも話をされていましたが、本格的な中国茶の淹れ方ではありませんでした。
黒茶自体はそれほどクセがあるわけではなく、飲みやすくておいしかったです。
そして白茶です。白茶は一種類しか設定がなく「月光白(880円)」という名前が白茶を表している感じがします。
小さなお猪口のような「飲杯」で淹れます。
薄いお茶のように見えますが、甘い香りのするしっかりとした味わいがありました。
能美市佐野にあって、オーナーの方が九谷焼を勉強中ということで茶器は主に九谷焼を使用していました。
中国風のカステラで、醤油が隠し味に使われているようで蒸しパンのような上品な甘さで美味しかったです。
また点心メニューから「大根餅(200円)」を1個だけ頼みました。私は「大根餅」が好きで点心を頼むときは必ず頼むことにしています。
ランチメニューがあったので、機会があればそちらも楽しんでみたいと思います。ご馳走様でした。
chakan 茶館
石川県能美市佐野町イ154-2
TEL 0761-27-5705
10:00~18:00