あさぴーのおいしい独り言

石川を中心に西日本のグルメネタを気ままに書きます。(ご注意)あくまでも主観で書いていますので何かありましても責任は負いかねます。参考にされる場合はご留意を。また内容は訪問当時に知り得た情報(ネット含む)をもとに書いています。なお、コメントは承認後にアップしており、不適切な内容はアップをしませんので、あしからずご了承願います。

タグ:スプマンテ

個人的にイタリア料理は日本料理に次いで2番目に好きな料理です。

イタリア料理を好きな日本人は多いと思います。

それは、両国とも海に囲まれていて、日本料理とイタリア料理共魚介など素材のうま味を引き出す料理法であることが要因かもしれません。

さて、最近、石川県外のみならず海外から石川県に移り住んで飲食店を開業している方が見られるようになってきました。

今日紹介します金沢市笠市町の築100年超の金沢町家をフルリノベーションしたレストラン「ORIGO」についても。そのようなイタリア人オーナーシェフのお店です。

前は此花町に「ITALIAN KAISEKI KAPPOU CASA(カーサ)」というお店をやっていて、懐石割烹スタイルのイタリアンを楽しめるお店でしたが、色々あったようで1年ほどで残念ながら閉店してしましました。

「CASA(カーサ)」へは、私は一度だけお邪魔していて、ブログではこちらで書いています
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新しいお店の名前「ORIGO」はラテン語で「起源」を意味していて、同じ建物に「ORIGO」「Angolo CAFFE」「HOTEL 101 KANAZAWA」の3店が同居していました。

前は花屋さんも入居していたのですが、現在は別な場所に変われたようです。

夜のみの営業の完全予約制で、メニューは現在11,000円のディナーコース1種類のみの設定。旬の食材を使ったフルコースとなっています。

この日はハレの日のお祝いで妻のほうがご馳走してくれるということで、私のリクエストでこちらのお店にしました。

内容的には地元石川の旬の食材を使ったものとなっていて、前のお店「CASA(カーサ)」でもそうだったのですが、イタリアンヌーベルキュイジーヌと呼ぶような内容となって、出される料理がすべて驚きを覚えるものばかりでした。
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入ってすぐはカフェ「Angolo CAFFE」のスペース。
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奥の方が「ORIGO」のスペースになっています。

3つのテーブルと6席のカウンター席。広くて明るいオープンキッチンで、シェフが料理を作るのを眺めながら楽しむことが出来ますが、我々は真ん中のテーブル席に案内されました。
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店内は、昔の町家特有の天井が高く、炭で燻されて真っ黒になった柱や大きな梁が、一種の荘厳な空気感を醸し出していました。

金曜日の夜でしたが、客は我々のみ。たまたまだったのかもしれませんが、少し寂しい気もしました。ただ、貸し切りなのでシェフやサービスしてくださったイタリア語が堪能の女性の方とも楽しくお話をしながら美味しい料理を楽しむことが出来たので良かったです。

ちなみに「HOTEL 101 KANAZAWA」に宿泊すると、ディナーをこの「ORIGO」で食べるコースが設定されているようです。
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まずはスプマンテで乾杯。
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最初の一皿はジャガイモのスープ。「春」をテーマに作られています。
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ジャガイモとネギ、そしてフレッシュなオリーブオイルが使われていました。白いのはうずらの玉子です。
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そして次に出されたのは、能登のブランド椎茸「能登115」を使用したアンティパスト。
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「能登115」の下はこんな感じ。緑色しているのは何だったかな?説明をしてくれているのですが、覚えきれていません。料理の内容につても間違っていたらごめんなさいです。

プリモピアットとしてのパスタは、まずニョッキ。
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行者ニンニクと甘エビ、そしてひよこ豆が使われていました。

パスタ2皿目は珍しいトルケッティというショートパスタ。
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カタツムリのような形をしていて、食べると口の中でくずれる感じで面白かったです。

上に乗せられているのはイノシシ肉のパンチェッタです。
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小さめのフォカッチャが出され、こちらはお代わりできました。

次に出されたのは、イタリア料理としては珍しくハンバーガー。こちらもイノシシ肉が使われています。
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サイズ的には小さなもので、3口ほどで食べることが出来るものです。また、右側にあるのはシェフオリジナルのジャガイモをくりぬいて作ったポテトでした。

メインの1品目の魚は焼き魚で桜鱒。ふきのとうと菊芋のピューレが添えられていて、それで食べます。
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香ばしく焼き上げられた桜鱒、脂が乗って美味しかったです。

2品目肉料理は、こちらもイノシシ。
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部位はフィレと何だったかな?なお、右側に見えるのは若ごぼうです。

これら料理に使われているイノシシは白山麓のマタギが猟をしたもの。臭みはまったくなかったです。

デザートも2品出てきました。

まずは「シトラスの色合い」と名付けられた一品。
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ブラッドオレンジ、みかん、ベルガモット、黄金柑。自家製リコッタ、エンリコ(父の友達のことだそうです) さんが作ったハチミツなどが材料。ビジュアル的にも素敵ですね。口の中を柑橘がリセットしてくれます。
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2品目はかぼちゃのドーナツとこちらの「キアッケレ(ローマではフラッペと呼ぶ)」。
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キアッケレとは、イタリア語で「お喋り」という意味なのだそうです。イタリアの人は「お喋り」が好きですね。ちなみにイタリアではカーニバルのシンボル的なお菓子です。なお、かぼちゃのドーナツの下に敷かれているものは食べることはできません。
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そしてドリンクは、私はエスプレッソ。妻はデザートワインです。汗
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「フェッランデス(FERRANDES)」というシチリアのワインで干しブドウを使ったデザートワインです。

では、最後に飲んだお酒について。
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こちらがドリンクメニューですが、基本的には料理に合わせて、お店の方にお任せして出していただきました。

スパークリングのあとはこちらの赤ワイン。「ロエロ アルネイス(Roero Arneis)」です。
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ロマーノ・レヴィのかわいいラベルで自然派ワインです。フレッシュでほのかな甘みがあって飲みやすいワインでした。
続いても赤ワインは「ネモリーノロッソ(NEMORINO)」。
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ラベルデザインはバロック絵画の巨匠カラヴァッジョが描いた酒の神「バッカス」がモチーフになっています。トスカーナワインで、こちらの方もバランスのいい飲みやすい赤でした。
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魚料理に合わせてはこちらの白。白ワインで有名なラツィオ・ウンブリア州「セルジオ・モットゥーラ(SERGIO MOTTURA)」。いい香りのする飲みやすい白でした。
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そして最後にグラッパ。記念日ということでプレゼントしていただきました。43度の強いお酒です。私は2口ほど飲んで残りは妻の胃袋に消えます。
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たくさん飲みましたね。笑

コース全体を楽しんだあと、シェフといろいろお話させていただきました。

前のお店「CASA(カーサ)」の時はイタリアから食材を取り寄せたり、イタリアの味をベースにした内容だったと記憶していますが、現在は、食材も日本の、それも地元石川県のものを積極的に取り入れながら、より日本人に舌に合う味になってきている気がしました。

料理の意外性は、味だけではなく目でも楽しませてくれて、サービスのホスピタリティもよく、もっと人気が出ても良さそうな気がしますね。興味のある方は是非一度どうぞ!ご馳走様でした。

ORIGO
石川県金沢市笠市町10-1
TEL 080-1786-3996
18:00~22:00
日曜休



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コロナ禍になってから、夜に外食することがめっきり減りました。

飲み会などの機会がなくなったことが大きいのですが、個人的にもコロナの前は2か月に一度くらいは、金沢に行って夜食べて帰るというパターンがありましたが、最近は金沢に行くことも少なくなっています。

さて、今回久しぶりに小松で夜に外食をしました。ちょっとした記念日だったからです。
ARU

行ったのは小松市大領の「ARU」。こちらは女性シェフの方が腕を振るっている、小松のイタリアンの中では人気のお店です。

私のブログでは、前にランチの時お邪魔していて、こちらで紹介しています

あと、コロナ禍でテイクアウトのときも一度紹介しています
ARU (2)

今回初めてディナータイムにお邪魔しましたが、このご時世でかつ平日であったにもかかわらず、感染対策で少し席数を減らしているようでしたが、満席のお客様でした。。

我々はコースの中の「ARU Course(税抜5,000円)」をお願いすることに。結論を最初に書けば、お値段以上の満足度。1人1皿ずつ出されるお店の人気の定番コースでおすすめのコースです。

奥様がシェフで、旦那さんはソムリエの資格を持っています。

ワインの種類が豊富です。リーズナブルなワインの種類があって、今回我々はワインをペアリングで頼んでいます。

ペアリングは2,000円(税抜)。各料理に合わせて提供されます。計6杯ということでとてもお得でした。もしかしたら記念日ということでサービスしてくれたのかな??

では、出された順番に紹介していきます。
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まず最初のドリンクはスプマンテで「カンティナ・レジェ・プロセッコ」。こちらはペアリングに含まれていません。

プロセッコはイタリアの泡の代名詞です。フレッシュ&フルーティで軽く爽やかな口当たり。バランスの取れたスプマンテでした。
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料理の始まりはスープから。新玉ねぎのスープです。フレッシュミルクとかけられたオリーブオイルが口の中でハーモニーを奏でました。
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こちらに合わせて出されたワインは「チェンターレ グリッロ(CENT'ARE GRILLO) ペッレグリーノ 2019」。シトロンの香りがするフレッシュな軽めの白でした、

そしてAppetizer(前菜)は冷製が2皿、温製が1皿出されます。
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まずCold Appetizerとして「季節の前菜盛り合わせ」。色々な味を楽しめます。

合わせるワインは「クズマーノ シンプリー・シシリー シャルドネ」。やや辛口のミディアムボディの白で、フレッシュな飲み口でした。
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ここでフォカッチャが出されます。こちらのお店のフォカッチャは私も妻も好きな味で、香草が効いています。
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こちらは見た目デザート?と思いますが、香川県の多田さんという農家さんの「いちご家めい」のブランド苺「女峰」を使用した極細の冷製パスタ「カッペリーニ」です。
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イチゴの下には、ご覧のようにパスタが。量は少量ですが、イチゴの酸味で不思議な味覚でした。

合わせるワインは「マレノン レザール グリ ド グルナッシュ ロゼ」。フレッシュなロゼで、口当たりがよかったです。
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2品目は「バイ貝 オムレツ」というネーミングから普通のオムレツを想像していたのですが、出されたのがこちら。
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旬のホワイトアスパラとプリンプリンのバイ貝を大きめにカットして入れられています。熱々なのでやけどに注意です。

温菜は「能登牡蠣 チーマ・ディ・ラーパ」と名付けられたパスタ。
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「チーマ・ディ・ラーパ(cima di rapa)」とはヨーロッパ菜の花のことで、イタリアのカブの菜の花としてイタリアでは代表的な冬野菜の一つなようです。

イタリアではオレキエッテという耳たぶの形のパスタで作ることが多いようですが、アンチョビの風味をまとわせたオリーブオイルとの相性が抜群です。

それにしても大きな牡蠣の身です。
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この2品に合わせるワインは「ボートシェッド ベイ マールボロ ソーヴィニヨン ブラン」。酸味を程よく感じるミディアムボディの辛口白です。
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そして、続けて赤の「ルネ・ルカン・コラン ブルゴーニュ ピノ・ノワール」も出てきました。

そしてメインは4種類からのチョイス。
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妻は「能登豚の加賀棒茶ロースト」を頼んでいました。なかなかボリュームがありました。
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私はもちろん魚で、この日は「桜ますの低温調理」です。
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これらに合わせて出されたワインは「メッツォ ベルジュラック ルージュ」。フルボディの赤でした。
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デザートは「ハーブ農園ペザンのカモミール COEDO白ビール」と銘打たれたジェラート。すっきりとした味わいで最後の口の中をリセットしてくれました。
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最後にペアリングで出されたワインは「アンドレア・チェルヴィーニ ヴィーノ・デル・ポッジョ・ビアンコ・マルヴァジア」。ビオロジックで作られた赤ワインです。

ボリューム感のあるしっかりとした味でした。
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ドリンクはコーヒーをお願いしています。

「ARU Course」は5,000円(税抜)で、これだけの種類と内容の料理を楽しめます。とてもお得なコース。そして、ワインが好きな方はペアリングも一緒に頼まれることをお勧めします。ご馳走様でした。

ARU
050-5869-6270
石川県小松市大領中町1-227
[木~火]
ランチ
11:30~14:00(L.O.)
ディナー
18:00~21:00(L.O.)
毎週水曜日、第1,3木曜日


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今回の旅行では鎌倉で妻の母と弟夫妻との会食をセットしてありました。

その時にチョイスしたのが「イルノード/IL NODO」という、人気のイタリアンのお店です。

いつも観光客でにぎわっている小町通りから一本曲がったところ、静かなエリアにお店はあります。
イルノード

夜だったので建物全体の感じがわかりづらかったのですが、スイスにあるような感じの建物の2階に「イルノード/IL NODO」はありました。
イルノード (3)

オーナーシェフと奥さま2人が切り盛りされている小さなお店です。

店内は広くなく、カウンター席が5~6席とテーブル席が6人分。
イルノード (4)

今回我々は5名で、ディナータイムに「シェフこだわりのディナーコース」を事前に予約してあったので、テーブル席に案内されました。

オーナーシェフは青山のサバティーニで働いておられた松井さん。

ジャンルとしてはイタリアンなのでしょうが、いわゆる「イノベーティブ・フュージョン」のイタリアンでした。凝った料理の数々で、品数も多く楽しめるお店でした。

鎌倉という古き良き町ならではの地産地消にこだわっていて、仕入れる食材によって毎日メニューが変わるようです。

ディナーは一種類で税抜1万円のコースのみ。私がお邪魔した時はもう一組2名のお客様と一斉スタートでした。

ディナーコースは、伺ったときは晩秋のコースで「~鎌倉で感じる 晩秋の畑と海~」と銘打たれていました。主役は地元鎌倉で採れた野菜です。
イルノード (9)

最初の一杯としてのドリンクは、私と妻はスプマンテを頼みました。
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義弟は鎌倉の地ビールです。

では、コースの内容を順番に紹介していきます。

鎌倉野菜など地産地消にこだわっていて、料理が出されるタイミングで生産者や特徴などを説明をしてくれましたが、なかなか覚えきれないので、間違っていたらごめんなさいです。

こちらのお店のコースの特徴は、一皿が少量で前菜が何皿も出てくることです。

スープは出てきませんでした。
イルノード (27)

パンは自家製のフォカッチャ、ライ麦パンです。

まずアミューズとしては「天城 成長録」というテーマで2品。
イルノード (11)

天城で養殖された20か月のアマゴ(ヤマメ)を使って再構築した一品。八木下さんのベルガモットで香りづけされていて、素材の持つうま味・酸味・苦み・甘みなどが絡み合って五感に複雑に語りかけてくる逸品でした。
イルノード (13)

こちらは3年物のアマゴと生まれる前の、つまり0年物のイクラ、そして秋レタスを2色のマスタードで食べさせてくれました。皮も炙って乗せられていました。

ここからが前菜です。

これは「畑の旬」と名付けられている小田原の志村さんが採取したマコモダケ、柳蓼(やなぎたで)を生と揚げた状態?のを乗せて、下には生ハムが敷かれていました。
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「青統一」と命名された品は、小坪漁港の秋の鰆(春のサワラより脂が乗っているそうです)に、鎌倉の完全無農薬野菜の渡辺農園の白菜を色々。芯の部分と葉っぱところの食感が違っていて面白いです。ソースには八木下さんの青日向夏で酸味を強めに感じる味でした。
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こちらは「秋らしさ」。小坪漁港の鮮魚(この日はヒラメ) のベニエ。その上に紫サツマイモ、チコリを乗せてバーニャカウダーソースで食べさせてくれます。
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「苦み 青臭み」と銘打たれた一品は真牡蠣がメイン。渡辺農園の玉ねぎと万願寺唐辛子、空心菜をソテーしてあり、確かに苦みのきいた大人の味でした。
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ちゃんと下にはプリッとした牡蠣が隠れていますよ!
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こちらは「海の旬を畑で食す」という名で、焼きナスに材木座海岸にあるもんざ丸というお店の生シラスに発酵させたクリームソースにカレーリーフで香りづけ。
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「小坪の恵み」は2品。一品目は小坪漁港の活サザエを使います。
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ご覧のように、鎌倉唯一の地野菜の里芋を加えアーモンドバターでつぼ焼にしてあります
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2品目は長野の天然クリタケ・秋のホタテ・畑のじゃがいもにベルガモットとヨモギを素揚げして乗せてあります。

こちらの「イタリア×長野県」という名前のパスタ。
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ストロッツァプレーティと呼ばれるショートパスタを使い、長野県の天然茸「ショウゲンジ」「チャナメツムタケ」を絡ませてあります。パスタといってもごく少量でした。
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メインは「天城×神奈川」という名前で、ご覧のようなココットに藁と共に入れられて蒸し焼きにされた天城の山本さんの鹿ロース。
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こちらを渡辺農園のニンジンを付け合わせに、シェリービネガーソースで味付け、サワークリームが添えられています。

実は、肉が苦手で豚と鶏が特に!と伝えてあったのですが、まさかジビエが出されるとは!(^^;

しかし部位がロースで、血抜きが上手らしく臭みも全くなく、私も食べることができました。

ドルチェのネーミングは「畑を感じるデザート」で2品出されます。
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秋のナシと畑のナスを細かく刻んで敷いて、ほうじ茶のジェラート。 
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こちらは渡辺農園のサツマイモとアールグレイの口当たりのいい食感のスイーツ。
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ドリンクは、信州水野農園MUI(旧もとえ珈琲)の焙煎コーヒーが3人。
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私は宮崎県五ケ瀬の有機和紅茶(しょうが)を頼んでいます。

最後にアルコールの話題です。最初に飲んだスプマンテのあと、3種ペアリング(税抜4,500円)を頼んでいます。

1杯目は白の「サンバジーレ グレコ」。
イルノード (28)

ミネラル感たっぷりのすっきりとした飲み口の白でした。

2杯目も白でシャルドネの「マドンナ」という名前でした。写真はありません。

ドイツの代表的な白ワインで、こちらはよりフルーティな口当たりでしっかりとした白。

3杯目はトスカーナの赤で「ロッソ ディ モンタルチーノ」。
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鮮やかなルビー色で重厚な味わいで、花の香りが鼻に抜けました。美味しい赤ワインでした。

以上を全てきれいに飲み食べ出来ました。何皿も出されたのでボリュームがあるように見えますが、一皿一皿の量は少なく、高齢の義母もすべて食べることができました。全員が満足できたディナーです。

人間が感じる味覚である五味(甘味・酸味・辛味・苦味、うま味)。 これをすべて網羅しながら、素材の持つ真の良さを引き出してくれる、シェフの調理の技術を感じました。特に苦味をうまく使っていていることがとても印象に残りましたね!ご馳走様でした。

イルノード/IL NODO
神奈川県鎌倉市小町2-6-12
 くすの木443 2F3号
TEL 050-5597-1346
ランチは週3日
12:00~13:00(L.O)15:00(close)
ディナーは火~日
18:00~20:30(L.O)22:00(close)
月曜休


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瀬長島ホテルで宿泊したとき夕食を食べたお店を紹介します。

最初、ウミカジテラスのお店ででも食べようかと思ったのですが、コロナ禍の中、狭いスペースに混雑していると嫌だったので、ホテルのお隣にあるイタリアンのお店「POSILLIPO cucina meridionale(ポジリポ クッチーナ メリディオナーレ)」でディナーを食べることにしました。

HPを見ると、お店の名前の「ポジリポ」とは、イタリアのナポリ南西部のポジリポ(POSILLIPO)地方のことのようです。
ポジリポ (25)

お店のテーマは「沖縄の海を最も感じる」レストランですが、この日は残念ながら夕陽を見ることが望めないようだったので早めの時間にお店に入ることにして、こちらの写真の左にある入り口からエレベーターで直接2階に上がります。
ポジリポ (3)

通路を進み店内に入ると薪窯がありました。
ポジリポ (23)

そしてとても広い店内です。テラスにもだいぶ席がありました。大きなお店ですね。
ポジリポ (9)

内装に使われている素材にはイタリアからわざわざ取り寄せているものも多く見られました。
ポジリポ (13)

今の時期は本来であれば稼ぎ時で、インバウンドや国内からも多くのお客さんが来ているはずですが、この日は2割ぐらいの入りでしょうか?

お店自体にだいぶコストをかけている作りだったので大変だと思います。
ポジリポ (14)

こちらはバーカウンター席。
ポジリポ (16)

我々は海でも眺めながら食べようと外のテラス席に最初座りました。
ポジリポ

メニューです。
ポジリポ (2)

こちらも。南イタリア料理を楽しめるようです。
ポジリポ (6)

最初にコベルトのフォカッチャが出されます。
ポジリポ (17)

そしてスプマンテを頼んで、一息ついていたら、西の空に黒い雲がモクモクと。
ポジリポ (5)

お店の方も、雨が降りそうということで急きょ屋内のテーブル席に移動しました。

ただ結果的には雨はポツリポツリと落ちただけのようで、食べ終わるまで本格的な雨は降りませんでした。

今回は料理はアラカルトでのオーダー。

アンティパスト(前菜)はサラダと冷製と温製を一品ずつ頼むことに。

こちらが「マーレサラダ(Sサイズ税抜800円)」。2人だとSサイズで十分な量です。
ポジリポ (12)

名前の通りシーフードサラダで、鬼手長海老・スモークサーモン・マンゴー・フェタチーズ・アイコトマト・アボガドなど20種類ほどが入っているサラダです。
ポジリポ (11)

冷製アンティパストからは「自家製 県産カジキマグロの燻製カルパッチョ」を。Sサイズで税抜500円。色合いが上品なカジキマグロです。

温製からはお店のおすすめになっていた「二枚貝のイタリアン・ハーブオイル蒸し(税抜1,500円)」。
ポジリポ (18)

ムール貝・アサリの2種類の貝がたっぷり使われていて、ハーブが効いていて白ワインに合いました。

パスタはパスして最後にピッツァ。

おすすめのマルゲリータ「ブッファリーナ・ディ・ポジリボ(税抜2,000円)」を頼みました。
ポジリポ (19)

少しお高いですが、イタリアでブレンドしたオリジナルの粉を使い、「フモッツァレ ラブファラ」という水牛乳製のモッツァレチーズがたっぷり使われている贅沢なピッツァで!

普通マルゲリータは赤色のトマトソースがメインで白いモッツァレラが乗っている感じですが、赤白の面積が逆転していますね。

このピッツァは美味しかったです。
ポジリポ (20)

ワインのほうは、リーズナブルなイタリアワインが色々あって、白と赤を何杯かずつ飲んでいます。
ポジリポ (21)

以上、飲み食いして1万円を少し超えたぐらいでした。納得のコスパです。

南イタリア「ポジリポ」の景色と似ていることで付けられたお店の名前のように、南イタリアンの雰囲気と味を楽しめるいいお店でした。コロナ禍で大変でしょうが頑張っていただきたいお店でした。ご馳走様でした。

ポジリポ クッチーナ メリディオナーレ
POSILLIPO cucina meridionale
沖縄県豊見城市瀬長174-5
TEL 098-851-1101
4月~11月
11:00~24:00(L.O.Food 23:15/ Drink 23:30)
12月~3月
11:00~22:30(L.O.22:00)
無休


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昨年12月に金沢片町に「とおりゃんせKANAZAWA FOODLABO」という屋台村が誕生しました。
マガジーノ38 (2)

ここは、いわゆる飲食店のインキュベーション(日本語では「卵が孵化する」という意味)施設となっていて、金沢の中心地の賑わいと交流をもたらすことを狙いに金沢青年会議所がプロデュースしています。

この場所はむかし、小橋菅原神社という神社があって天神様・お稲荷様・金比羅様の三神を一緒に祀る珍しい神社だったようです。

その跡地を活用して作られたのが「とおりゃんせKANAZAWA FOODLABO」なのです。

前々から気になっていましたが、今回やっと行くことが出来ました。

「とおりゃんせKANAZAWA FOODLABO」には「燻し屋らむ」「海老専門店 九代目 海老翔」「季節のおばんざい 中にし」「旬楽」「中国料理とシェリー酒 西華房」「magazzino38 fatto a mano(マガジーノ38 ファット・ア・マーノ)」「和ビストロ 久遠(くおん)」「Kanazawa ramen WAKA」の8店舗が入居しています。
マガジーノ38

1店1店は狭くカウンター中心の10人以下の客数で満席になるようなスペースで、賃料はわかりませんが相当安いのでしょうね?

しかし、入居できるのは2年間のみで、2年で退去する必要があります。その期間の中で自力でお店を持って独立の見極めを行うというためのインキュベーション施設なのですね。

あっ!ただし、冒頭場所について書きましたが、この場所が少々わかりづらいのが難点でした。

もう少しいい場所がなかったのでしょうか?邪推ながら、せっかくインキュベーションするんだったら、と思いました。

たとえば「かごっまふるさと屋台村」という屋台村は鹿児中央駅のすぐ近くにあって、私も何度か行っていますが、とても便利なところにあり、観光やビジネスで訪れた人がふらっと入れるようなのが屋台村だと思うのでね。

もちろん、試み自体はとても素晴らしいと思います。
マガジーノ38 (3)

ちなみに、「とおりゃんせKANAZAWA FOODLABO」はキャッシュレスです!現金の支払いは出来ません。クレジットか電子マネー類のみ支払い可能です。この点お客さんは注意が必要です。

さて、今回8店舗の中でどちらのお店に行こうか少し悩みました。

色々個性的なお店ばかりで、どちらへも行ってみたいと感じたからです。

というイタリアンのお店。
マガジーノ38 (4)

左側の棟の2階、一番手前側の端に位置しています。

オーナー?の男性の方と、奥さまでしょうか?女性の方とお二人で切り盛りされていました。

男性の方はカンパーニュグループで働いていらっしゃったようですが、今回の「とおりゃんせKANAZAWA FOODLABO」でのオープンに合わせて、もう一人のパートナーである飲食店向けのデリバリーをしている人と一緒にお店を始めたようです。
マガジーノ38 (5)

メニューはこちらの写真に写っている黒板メニューのみ。

メインが肉系主体で私が頼めるものがなかったので、それ以外のものからチョイスすることにしました。
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まずはスプマンテ(700円~)で乾杯です。
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ストゥッツィキーノ(Stuzzichino)、いわゆるアミューズとしてフォカッチャが出されました。

そしてアンティパストとして前菜の盛り合わせをお願いしています。一人前1,000円です。
マガジーノ38 (9)

内容はイワシのサオール・ピクルス・豚のテリーヌ・イタリア風オムレツ・エビのマリネ・しらすのペペロンチー・はまぐりのワイン蒸し?などで、盛り沢山でした。

どれも美味しかったです。この内容で2人分2,000円はお得感あります。

パンやシャルキュトリー、チーズまでも手づくりしているようで、このような前菜もデリバリーを同時にされているメリットが出ていますね!?

お次のプリモピアットとしてのパスタは「3種のトウガラシアラビアータ(850円)」を頼みます。
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見た目めちゃ辛そうですが、トマトの酸味と甘みが上手に辛さを丸め込んでくれていました。

麺は手打ちの生麺のタリアテッレ。この麺が美味しかったです。

モチッとした食感でソースに負けない味を出していましたね。おすすめです。

ただパスタを作っているとき見ていて感じたのですが、まぁ、ある意味レンタルスペースなのでやむを得ない感じがしますが、ガスコンロが2口しかなく、また食器類の収納スペースも不足しているような気がしました。

パスタをゆでる寸胴鍋も小さめ。何種類もパスタのオーダーが来たら時間がかかりそうでした。

この日は、我々入れて7名のお客さんがカウンターで同時にいましたが、やはり少し時間がかかっていたら、ご主人が待っている間に、こちらのナッツと生ハムを出してくれました。ありがとうございます。
マガジーノ38 (12)

このあたりどうなのでしょう?インキュベーション施設なので特定のジャンルの仕様に合わせるわけにはいかないとは思うのですが、もう少し何とかならないかと素人ながらに感じました。

さて飲んだワインの方ですが、白は「Casale Daviddi Il Bosco Rosso Toscana(カサーレ ダヴィッディ イル・ボスコ ロッソ トスカーナ)」。
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軽くもなく重くもない、酸味がありながらフルーツのような甘みも感じる白でした。

赤はイタリアマルケ州「Sartarelli Classico(サルタレッリ クラッシコ)」。

軽めでスッキリとした飲み口ですがフルーティさもあってよかったです。
マガジーノ38 (14)

妻のほうはもう一杯別の赤を頼んでいましたが、銘柄は何だったのでしょうか?

以上飲み食いして8千円弱だったでしょうか?昼間から飲んでいたので記憶が定かではありません。^^;

肝心のお店の方ですが、イニシャル&ランニングコストが低く抑えれれているので、コスパ的にも大満足です。もちろん味の方もです。入居しているお店すべてが頑張ってほしいです。ご馳走様でした。

マガジーノ38 ファット・ア・マーノ
 magazzino38 fatto a mano
石川県金沢市片町2-23-6
 とおりゃんせKANAZAWA FOODLABO 2F
TEL 050-3476-5581
18:00~24:00
日曜休
その他、不定休あり


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