あさぴーのおいしい独り言

石川を中心に西日本のグルメネタを気ままに書きます。(ご注意)あくまでも主観で書いていますので何かありましても責任は負いかねます。参考にされる場合はご留意を。なお、コメントは承認後にアップしており、関係ない内容はアップをしませんので、あしからずご了承願います。

タグ:コハダ

ひと昔前までは寿司屋で女性の職人さんはとても珍しかったですね。

「男性に比べて女性の手が温かいため、鮨を握るとネタの鮮度が落ちる」なんて言う都市伝説があったりしました。

まぁ、いまでもまだ珍しい存在であることは変わりはないのですが、金沢には3名ほどいらっしゃると、今日紹介します柿木畠に新しくオープンした「金澤 鮨 洋次郎」の女性の鮨職人の方は話をしていました。

小松にも「秀寿し」に女性の職人さんがいらっしゃいましたが、今もいらっしゃるのでしょうか?

さて、「金澤 鮨 洋次郎」は今年5月にオープンした新しいお店です。ご夫婦で鮨を握っているという珍しいお店でもあります。
洋次郎

場所は蕎麦の名店「更科藤井」のお隣。新しくお店を作られてのオープン。店内はシンプルな内装と家具で清楚な感じに仕上げてられていて、白木のカウンターも初々しい感じがします。
洋次郎 (3)

テーブル席の壁には花嫁のれんが飾られていました。ご主人のお姉さんが七尾に住んでいるようで、それをもらって飾ったそうです。

確かにこの暖簾がなく白い壁が続くと少し寂しいかもしれません。いいアクセントになっています。

そして、こちらのお店の特徴の一つとして営業時間が挙げられます。

土日祝は朝9時から営業しているのです。そうです!つまりモーニング鮨が楽しめるのです。

ニーズがあるかどうかは個人的にはわかりませんが、ある意味チャレンジですね。

私は7月のとある土曜日の11:20頃お店の到着。先客が1組いらっしゃいましたが、ほどなくお店を出られたので、相当早くに食べ始めたのでしょうね?

そこで客は我々だけになったので、色々ご夫妻と話をしながら食べることが出来ました。

洋次郎 (2)
こちらは外に出されていたお品書きです。

お店のスタイルは、8貫(2,600円)と10貫(3,600円)がベースで、ネタが違う3つのカテゴリー(一ノ箱~三ノ箱)から自由に選ぶプリフィックススタイルとなっていました。おまかせも可能なようです。

プリフィックススタイルは、洋食系では珍しくありませんが、鮨店ではあまり聞いたことがないですね。

複数人で行った時はもちろん、同じものにする必要はなく、個別に頼むことが出来ます。

ランチもディナーも同じスタイルでお値段のようです。明朗会計なのがうれしいです。
洋次郎 (5)

そしてこの日のネタはこんな感じ。
洋次郎 (23)

仕入の状況によって内容は変わるようですが、ちゃんと裏には英語表記が。ここにもインバウンド対応です。
洋次郎 (10)

この日はまだ梅雨が明けていなかったのと、台風の影響でどんよりと蒸し暑い日。そのためのどが渇いていたので、昼間から生ビール(600円)を一杯だけ頂くことにしました。^^;
洋次郎 (7)

予約のうえ来店した人には、こちらの一品が出されます。小アジ南蛮です。

鮨は我々は10貫でお願いしました。この日は奥さまが握ってくれて、ご主人は炙ったり、お味噌汁を作ったりしていました。ご夫婦での共同作業ですね。
洋次郎 (20)

私は一ノ箱からは、輪島の「のどぐろ」。のどぐろは生か炙りが選べて我々は炙りで。炙ったほうがうま味が出て美味しいです。
洋次郎 (25)

七尾湊の「煮穴子」、
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三国港の「シマ海老」の3種類。

シマ海老は久しぶりに食べましたが、甘みがあって美味しかったです。
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二ノ箱からは七尾港の「コハダ」、
洋次郎 (13)

「真鯛」、
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「平政」、
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沖縄の「まぐろヅケ」の4種類。

やはり七尾港のものが多いですね。
洋次郎 (14)

三ノ箱からは七尾港の「宗田鰹」、
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金沢港の「フクラギポン酢」、
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北海道の「ホタテ炙り」の3種類で計10貫です。

これらは二人とも同じ種類を頼んでいたものが最初の方に出されましたが、順番は美味しく食べるために考えて出してくれていました。上記の紹介の順番で出てきたわけではありません。
洋次郎 (17)

妻のほうは私とは違うものとして、こちらの七尾港の「アジ」と、
洋次郎 (21)

「飛魚」。

それともう一種類違ったものを頼んでいましたが、すぐに食べてしまったので写真は撮っていません。^^;

握りは江戸前風で、何らかの仕事がされた状態で出されるのでそのまま食べます。またガリは新ショウガを使っていました。

以上飲み食いして二人で9,000円を少しオーバーしましたが、お腹もちょうどいい塩梅で、奥さまのほうが握ってくれたからか何となく上品な握りに感じました。

それにお二人ともフレンドリーで、他にお客様が居なかったので色々お話を聞けて良かったです。

ただ、ご夫婦二人と、それにアルバイトの女性が12時からいましたが、土・日・祝日は朝から営業されているということは大変だと思います。頑張ってほしいですね。ご馳走様でした。

金澤 鮨 洋次郎
石川県金沢市柿木畠3-3
TEL 076-208-3307
朝営業9:00~11:00 ※土・日・祝のみ
昼営業11:00~15:00
夜営業17:00~(L.O.21:00)
不定休(次月の休みはFBに記載)


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金沢での鮨店の開店ブームが続いています。

北陸新幹線を使って東京からわざわざ寿司(鮨)を食べに金沢へ出かける!それが一つのブームになってきた感もあります。北陸新幹線効果ですね。

今日紹介します「鮨治」にもそんなお客様がいらっしゃいました。
鮨治

こちらのお店は元々は七尾にお店があって、ご実家が魚屋さん。そして鮨店も営んでおられたのですが、金沢の近江町市場の近くに今年7月に新しくお店を構えられて移転してきたのです。

場所は近江町市場の近くですが、仕入れはご実家?それとも近江町市場なのでしょうか??

そんな下衆な勘繰りはさておき、「すし王国 能登七尾」として売出し中の七尾市から金沢に出て勝負する!それはそれで素晴らしいことだと思います。

それに七尾のお店は「ミシュランプレート(調査員おすすめ)」にも選ばれていたお店ですが、なぜ移転?まぁ、余計なことはお聞きしませんでしたが、結論から言えば、金沢でも人気が出るお店だと思いました。

そんな新しいお店に興味が湧き、妻と二人で食べにいくことにしました。

行ったのはランチ。お店は新築で、当然のことながら真新しい清楚な雰囲気。
鮨治 (3)

席はL型カウンターのみの10席。白木のカウンターがまぶしいです。

カウンター内ではご主人一人で握っておられます。先客は2組。後から来られた女性の2人も含めてすべて観光客のようですが、一組の方が冒頭書いたような日帰りグルメツアーのご夫婦でした。

昼夜共におまかせコースのみのようで、ランチは3,800円と5,400円。3,800円は10貫。5,400円は14貫となっていますした(価格はすべて税込)。

私たちは、この後、先日紹介した「サケマルシェ」に行って飲み食いする予定だったため10貫の3,800円のコースにしました。
鮨治 (5)

まずはのどが渇いていたので、プレモルの中瓶を二人で飲みます。

では出てきたものを順番に紹介していきます。

のっけからノドグロです。珍しく皮を剥いで身のみで握ったノドグロでした。
鮨治 (6)

握りは小ぶりです。また、すべて何らかの味が付けられているので、そのまま食べることが出来ます。
鮨治 (7)

こちらは真ハタ。高級魚クエの仲間ですね。上品なうま味を感じます。
鮨治 (8)

アジは脂が乗っていました。
鮨治 (9)

コハダです。
鮨治 (10)

こちらの締め鯖もあわせて締めの塩梅がよかったです。
鮨治 (11)

大トロが大ぶりに切られた身で、炙らずに出されましたが上品な脂で美味しいです。
鮨治 (13)

平目はコリッとした食感が残っていました。
鮨治 (14)

イワシも脂が乗っていました。
鮨治 (15)

七尾から移転してきたお店らしく赤西貝。コリッとした食感です。
鮨治 (16)

最後は玉子。少し甘めで口の中でほどける感じでした。
鮨治 (12)

お味噌汁も付いていて、あら汁でした。

さすがに魚屋さん出身のお店で、ネタは新鮮だと感じました。

金沢はこれからも新しい鮨店がどんどんできるような気がします。より激戦となってくることが予想されますが、ネタや握りそのものはオーソドックスでしたが、逆に安心してまかせて楽しめるお店ではないかと感じました。ご馳走様でした。

鮨治
石川県金沢市西町四番丁9
TEL 076-225-7235
11:30~13:30(L.O.)
17:30~21:00(L.O.)
水曜休


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金沢では鮨のジャンルは激戦地と化しています。

その中でも最近は、一仕事された鮨を食べさせてくれるお店が本当に多くなりました。

今日紹介します、昨年5月にオープンした「鮨 ワイン 小料理 一誠」もそんな一軒です。

場所は安江町。古民家を改装したお店で、最近このあたりも人気の飲食店が多くなってきました。
一誠

この場所は「KOGEIまつきち」というクラフトギャラリーだったところです。私も2度ほどお店を覗いたことがありますが、残念ながら閉店されたのですね。

中に入ると、L字型カウンターのみの9席です。ご主人とアルバイトの女性2人で切り盛りされていました。

ご主人は色々なジャンルのお店で修業されています。銀座の某有名鮨店。金沢ではフレンチ店などで働き独立されています。

お店の特徴はタイトルにも書いていますが、「鮨 ワイン 小料理」のアンサンブル。もちろん、日本酒も楽しめるのですが、握りの前に出される小料理がなかなか一工夫されていて、洋のテイストを取り入れた品々が多かったです。


コースのみで6,800円とリーズナブルです。さきほど写真を数えたら料理と鮨で20品以上出されていました。凄いですね。
一誠 (2)

このリーズナブルなお値段の秘密は、食材のコストをうまく抑えていること。そして料理はその日の分を事前に下ごしらえしてあって、出す前に最後の一仕事をして出してくれるなど工夫を凝らして多品種少量のメニュー構成を実現しています。

あと、これがキーポイントだと思うのですが、小料理を多く出して、アルコールなどのドリンクがすすむということでしょう?

我々が頼んだ最初のドリンクは「馨和 KAGUA」。
一誠 (24)

Far Yeast社のクラフトビールです。330mlで1,100円と他とは少し高め。しかしフルーティーな飲み口で柚子と山椒のアロマが効いています・

そして、まず出されたのは、右は「ハマグリと新ジャガの冷製スープ」。左は「バフンウニと玉子豆腐で出汁のジュレ掛け」。
一誠 (3)

ワインに合いそうな品から始まりましたね。
一誠 (4)

こちらは菜の花をカンパチで巻いて、上にイクラを乗せています。
一誠 (5)

お次はミズタコとオクラのポン酢掛けです。食感が面白いです。
一誠 (6)

鯛の子とシシトウ・昆布はレンゲに入れられ一口で食べます。

この後、いったん握りに移ります。握りは小ぶりで赤酢を使用して、何らかの仕事がされている江戸前風の握りです。私の好きなタイプですね。
一誠 (7)

ガリは細長いものを切って出してくれます。
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タイの軽い昆布締め、アラ、シマアジの3貫出されました。
一誠 (9)

う~ん、写真一枚撮り忘れ。^^;

この辺で、ビールの後で飲んだものについて紹介します。
一誠 (25)

フランスの白ワイン「Philippe & Sylvain Ravier(フィリップ・エ・シルヴァン・ラヴィエ)」。

すっきりフルーティな味で、さわやかな後口の白。
一誠 (26)

こちらは同じくフランスで「Aprogant Frog Domaines Paul Mas(ドメーヌ・ポール・マス)」。ソーヴィニヨン・ブランです。

最後に日本酒で奈良県桜井市の三輪大神神社の参道にある今西酒造「みむろ杉 特別純米 辛口 露葉風 無濾過生原酒」。

こちらには私も大阪に住んでいた時に行ったことがあります。こちらに書いています
一誠 (27)

ワイングラスで飲みます。瑞々しい辛口ですっきりとした飲み口でした。美味しいです。

この後またおつまみ系に戻り、この後は握りとおつまみ系が行ったり来たりで出されます。
一誠 (10)

バイ貝とじゅんさい、金時草の酢の物。これからの季節のものの取り合わせですね。
一誠 (14)

マグロの赤身は軽くヅケで。
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子持ちのシャコです。
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大きかったので、少しつまみにしてくれました。
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赤貝。
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サヨリ。

車海老と甘エビ。茹でと生です。車海老は小ぶりで黄身そぼろがかけられていました。
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甘えびにはタマゴと味噌がたっぷり乗せられていて美味。
一誠 (17)

金目鯛と白髪ネギ、わかめをダシで食べさせてくれます。
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コハダ。
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いくらとすりエビだったかな?
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その後、こちらの味噌汁が出された後で、
一誠 (20)

ホタルイカの沖漬けが出されました。う~ん、まだ飲めと!(笑い)
一誠 (29)

ウナギの手巻き。香ばしく炙られて美味しいです。
一誠 (21)

締めの玉子が出されて終わりです。
一誠 (22)

最後にデザートとして炙ったモナカに加賀棒茶のアイスをサンドしたものが手渡されました。
一誠 (23)

このデザートは変わっていますね。

以上、飲んで食べて2人で22,000円強。

18時オープンで我々がお店に入った時には、すでに途中まで食べている方がいらっしゃいましたが、GW中

最近、一人15,000円以上かかる鮨店が多くなってきたことを考えると、リーズナブルだと思います。

食材のコストを押さえつつ、一仕事して美味しく食べさせてくれている感じがしました。再訪したくなるお店でした。ご馳走様でした。

鮨 ワイン 小料理 一誠
石川県金沢市安江町12-28
TEL 076-225-7680
18:00~23:00
日曜休
月曜祝日の場合日曜営業で月曜休み


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小松駅前が、いつの間にか鮨の激戦地になっています。

一昨年にオープンした「鮨 つばき」に続いて、「猫ばし飴屋通り」アーケード街の中に「鮓処 人(JIN)」という新しい鮨店がオープンしました。
お店は、前は「力寿司」だったところを全面リニューアルしています。
ご主人は金沢片町の人気店「鮨処 こいづみ」で修業、というより短期の実地研修とでもいうべき修業をされて独立。カウンター5席、小上がり4席の小さなお店をご主人一人で切り盛りされています。

実は、このお店のことを知ったのは、雑誌「金澤」10月号に「若手が活躍する〈南加賀〉の注目店」というコーナーがあって、その最後のところにお店が紹介されていたのです。

ちなみに「鮨処 こいづみ」では、裏の板場で働いていたそうです。

ご主人は、還暦を迎えてから鮨の道に入った方で、元は能美市役所に勤務されていましたが退職。得意の趣味だった絵を生かすために九谷焼の世界へ。その後、息子さんが経営する会社のお手伝いという期間を経てから今のお店をオープンするという、一風変わった経歴の持ち主でした。

お聞きすると、その息子さんの会社は、いま小松の街に何店舗かの飲食店を展開しているエレファントJAPANグループ

「焼鳥市場」「海の恵みかき処 牡舞蠣」「横浜家系ラーメン 西村家」ほかクラブ系のお店もやっているみたいです。ただし、「鮓処 人」の経営は別だそうです。

最初、「若手が活躍する」と言うコーナーなのに変だな?と思っていたのですが、これで理解できました。^^;

平日のとある記念日に前日に予約を入れて伺いました。

9月1日オープンと言うことで、当然店内はきれいです。

基本お任せで、5,000円、7,000円、9,000円の3つコースが設定されていて、内容の違いは、つまみとしての料理品数と、握りの数が違っています。

今回、我々は7,000円のコースでお願いしました。
鮓処 人 (6)

お店はお一人で切り盛りされているので、生ビールは置いてなく、瓶ビールで乾杯です。「付き出し」として枝豆も出されます。
お店で使用する器類は、ご主人が九谷焼の世界にいた時に作ったもの。なかなかの腕前ですね。
鮓処 人 (38)

ご覧の棚にも作品が飾られていました。
鮓処 人 (8)

この後、「お凌ぎ」としてイクラとウニのミニ丼が出されます。

刺身はキジハタと何だったかな?^^;
山わさびに削り節としょう油で薬味を作って、それで食べさせてくれます。

生ビールの後は日本酒です。それほど多くの銘柄を置いているわけではありませんが、地物の酒を中心に数種類を置いていました。
鮓処 人 (10)

我々はおなじみの「神泉」生酒をまず頼みます。
鮓処 人 (16)

この「茶碗蒸し」は、はまぐりで取ったダシが特徴で、シンプルに、はまぐりの旨みを楽しむことが出来ます。

余分な具材は一切入っていません。ご覧のように大粒のはまぐりが2個入っていました。
「岩もずく」です。しっかりとした食感のある「岩もずく」でした。
味付け「数の子」には、その場で削り節を削ってかけてくれます。
穴子はツメを少し塗って蒸し焼きにされていています。
これは「梅貝」の煮物。コリッとした梅貝の食感を残しながら味がしみていました。

そして握りに移ります。

ご主人は、冒頭書きましたが片町の「鮨処 こいづみ」におられたので、シャリも赤酢を使っていて、ネタにも何らかの仕事がしてある江戸前の鮨を楽しむことが出来ます。

ただし、鮨の世界に入ってまだ間がないことから、握るのを見ていてもまだぎこちない感じがしますが、丁寧に握ってくれているのが伝わってきました。

「鮨処 こいづみ」では、岩塩なども用いていましたが、こちらのお店ではあら塩などお塩はあまり使わないそうです。

握り自体は少し小ぶりで、シャリは若干固めでした。赤酢なので甘さ控えめのさっぱりとした味で食べさせてくれます。
まず出されたのは、キジハタ。関西ではアコウ。高級魚です。
〆サバは塩梅よく〆られていました。
イワシ。
甘えびはねっとりと。
イカの印籠詰め。甘辛く、そして柔らかく仕上がっていました。
ノドグロは皮目を軽く炙って出されます。美味しかったです。
コハダは少し強めの〆具合でした。
中トロ。
煮はまぐりは柔らかく握られているので手渡しでした。
穴子も、柔らかく口の中で溶けます。
最後はかんぴょう巻。栃木産のかんぴょうで甘辛く仕上げられています。
甘えびの頭を使った味噌汁も出されます。

最後にお店を出るときにお土産で、ご主人作の九谷焼の箸置きを頂きました。ありがとうございます。
日本酒は神泉のほか、3種類ほどお願いしたでしょうか?以上を飲み食いして締めて一人1万円弱。コスパはよかったと思います。
まだ鮨の世界に入ってから日が浅いご主人ですが、鮨と向き合う姿勢は素晴らしいと思いました。ご馳走様でした。

鮓処 人
石川県小松市飴屋町20
TEL 0761-46-6515
18:00~26:00(L.O.25:00)
日曜、1・3水曜休


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前にも書きましたが、県外出身で、かつ県外のお店で修業していた人が、石川県に転居してお店を出すケースが増えています。特に鮨屋でそれが顕著です。
小桜

今日紹介します「すし屋 小桜」もそのうちの一軒で、ご主人は千葉出身で銀座7丁目などで修業されていました。どこで働いたかはシークレットでした。

新幹線が開通する前からプライベートでも時々遊びに来ていたそうで、気に入った街だったから、金沢でお店を出すことにしたということです。

そんな話を聞くとうれしいですね。

場所は金沢駅前のヴィサージュの通りを挟んで建っている「茜どき」という居酒屋が入っているビルの隣のビルの1F。もとは幸楽寿司という鮨店だったところで、その後、もう一軒の鮨店を経て、昨年3月に開業されています。

店内の内装にもご主人の思いが随所にちりばめられています。白い塗り壁にも、あえて波の模様を付けていたり、一枚板の白木のカウンターの付け台も幅広く取られていたりします。

これは、ご主人が東京での修業時代からコツコツ集めてこられた、焼き物の大皿を置くためにあえてそうしたそうで、これから金箔貼りの九谷焼大皿も揃えていきたいと仰っていました。

そうそう!金沢に移り住むときの引っ越し荷物の大半が、集めた器など食器類だったそうです。凄いですね!?

お店はカウンター6席と4人掛けのテーブル席が一つの小さなお店ですが、空間もゆったりと感じられて落ち着いて食べることが出来ました。
小桜 (3)

目の前の壁には「粋」の文字が掲げられていますが、こちらの文字はご主人が好きな言葉ということでした。

さて、話は変わりますが、鮨を握るいわゆる鮨職人の方にも、寡黙な方とよく話をされる方の二通りあります。

志の助さんは寡黙なほうで、太平寿しのご主人はよく話をされるほうだと思いますが、「すし屋 小桜」のご主人は後者のほうです。

飲み食いしている間も色々話かけてくれます。楽しく話をしながら美味しい鮨を楽しむことが出来ました。

「すし屋 小桜」では、基本、おまかせのみ。ランチは夜よりもリーズナブル(5,000円)に楽しむことが出来ますし、夜は飲む人も飲まない人も両方楽しむことが出来る構成になっています。
小桜 (2)

夜は「親方のおまかせ」のみで一人12,000円。

特徴は、つまみ系のものと握りが交互(多少ランダム)に出されることです。太平寿しはネタごとにつまみ系と握りが一緒に出されますが、「すし屋 小桜」のような出し方をするところは、こちらではあまりないかもしれません。

では、出されたものを紹介していきましょう!
小桜 (5)

まず出されたのは茶豆。
小桜 (4)

生ビールを飲みながら次のつまみを待ちます。
小桜 (9)

そして出されたのは生ワカメ。
小桜 (14)

刺身は、赤イカ、アラ、そして大間のマグロです。
小桜 (13)

広島の藻塩と煎りごま、もしくは特製ウニソースで食べます。
小桜 (17)

特製ウニソースが残ったら、シャリを入れてくれました。これまた美味しい!

大間のマグロは、ちょっと時期が早いようでしたが、いい具合に熟成されていました。
小桜 (16)

こちらはサバの炙り(タタキ)。脂が乗っていていい感じです。

この後、握りが出されます。
小桜 (18)

最初は赤イカ。

握りはすべて江戸前の仕事がされているので、醤油を付けて食べる握りではありません。塗られている煮切りは土佐醤油をベースにしているようです。
小桜 (20)

こちらは、ご主人の故郷千葉銚子の入梅イワシ。入梅時期に銚子で獲れるイワシは1年のうちで最も脂が乗っているそうですが、最後の旬のイワシだそうで、その通りの最高の脂の乗りでした。
小桜 (21)

甘えびです。プリンとした食感です。
小桜 (24)

つまみに戻ります。煮ダコはホロホロと口の中でとろけるような柔らかさで美味しかったです。

ここで何と!ネギマが出されます。ネギマといってもネギとマグロが交互に串に刺さっているネギマです。
小桜 (26)

普通ネギマといえば焼き鳥のネギと鶏肉が交互に刺さっているものですよね。

しかし、本来の語源はマグロとネギの組合せが本当なのです。ご存知でしたか?

ところで、江戸時代のマグロは「マグロなんてネコも嫌って食べずに、またいで通る」と言われ、「ネコまたぎ」とも比喩されるほど「下魚(げざかな)」の位置付けでしかなかったのですよ。今の時代では考えられないですね!?

この後は握りに戻ります。
小桜 (27)

アジは脂が乗っています。
小桜 (28)

中トロのようなマグロです。
小桜 (30)

コハダの締め具合もちょうどいい感じでした。

ここでまたつまみに移ります。
小桜 (31)

銀だらの西京漬け。
小桜 (33)

またまた握りで「ウニ」。今回は手渡しです。なぜか!?柔らかく握っていて崩れやすいからです。
小桜 (34)

江戸前の代表ネタ「アナゴ」。とろりと煮てあります。
小桜 (35)

玉子。デザート代わりですね。
小桜 (38)

そのあとで、手巻きが出されました。うなぎです。
小桜 (36)

あおさの味噌汁と、
小桜 (39)

デザートも付いています。

お酒のほうですが、生ビールの後は日本酒で、最初は珠洲の宗玄 特別純米 純酔無垢」という山田錦100%のすっきりとしたのど越しの純米酒。
小桜 (15)

そのあと富山の「幻の瀧 純米吟醸」。切れ味があって、かつしっかりとした味わいの酒でした。

福井の「梵 ときしらず」5年熟成の芳醇辛口です。
小桜 (29)

最後は秋田の地酒で「雪の茅舎 秘伝山廃 純米吟醸」。齋弥酒造店、由利正宗を代表する酒です。これはメニューにも載せられていない日本酒でした。

つまみと握りが、味覚の変化を促すように出される独特の形でしたが、我々酒好きにとってはちょうどいいバランスでした。

ご主人のお話も飽きさせずに楽しめる時間をつくり出してくれたような気がします。また行きたいお店の一軒です。ご馳走様でした。

すし屋 小桜
石川県金沢市昭和町15-21
TEL 076-213-8558
11:30~14:00
18:00~22:00(要予約)
水曜休


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