あさぴーのおいしい独り言

石川を中心に西日本のグルメネタを気ままに書きます。(ご注意)あくまでも主観で書いていますので何かありましても責任は負いかねます。参考にされる場合はご留意を。また内容は訪問当時に知り得た情報(ネット含む)をもとに書いています。なお、コメントは承認後にアップしており、不適切な内容はアップをしませんので、あしからずご了承願います。

タグ:もりそば

長野は言わずと知れた信州そばの里です。

信州そばは長野県で食べられるそば全般を指していることが多く、長野県内には各地で色々そばの産地や名物そばがあります。

「戸隠そば」や「冨倉そば」「安曇野そば」「凍りそば」「おしぼりそば」など枚挙にいとまがないほどです。

「うどん」にとって香川県が聖地なように、そばの場合は長野県がそうだと言えるかもしれませんね。

今回、長野に出張があり、ランチにはやはりそば!ということで、そばの専門店を探して行ってみることにしました。

1月の寒波が襲来したときで、標高が300mを超える長野市はめちゃ寒かったです。
西屋敷 (2)

行ったお店は、茅葺の古民家を使用していることで有名な「そば処 西屋敷」です。
西屋敷 (4)

広い庭もあり、さぞかし昔は立派な旧家だっただろうと思われる家を、ほぼそのまま使っていて、店内には昔の調度品が数多く置かれていました。
西屋敷 (5)

お座敷から見える庭も立派ですが、この日は雪が積もっていて一面が銀世界。
西屋敷 (6)

お店の営業時間はお昼の時間帯のみで、メニューはご覧の通り。

そば以外は天ぷらのみ。いわゆる「そば屋で一杯」的なメニューはありません。

そばには「寒ざらし」「極上」なんていう気になるメニューもありました、

そこで、各々好きなものをオーダーしていると、お店の方がメニューに載っている「二色もり」と「極上」を合わせて「三色もり」として「二色もり」と同じ値段でできますよ!と言ってくれました。そこで我々3名はそちらにすることにしました。

後から来られた団体のお客さんが話している内容を小耳に挟んだところ、「三色もり」は「予約限定」のメニューのようです。もしかしたらタイミング的にラッキーだったのかもしれません?

待っている間にこれらのものが出されます。
西屋敷 (7)

こちらはお漬物3種。

長野は野沢菜に代表される漬物も有名ですが、この漬物が美味しかったです。。

豆のようなのは鞍掛豆という豆を漬けたものです。漬物ですが、コリッとした食感が印象的でした。
西屋敷 (9)

あとこちらの煮たかぼちゃとさつまいも?を味噌で合えたものも出されました。甘みの中に味噌の味がして美味しかったです。

これらを食べながら待っているとほどなくそばが運ばれてきます。きれいに盛りつけされています。
西屋敷 (10)

一番白いのが「更科」。一番濃い色が「もり」。中間が「極上」です。すべて十割で細切りのそばでした。

「極上」とは、そばを挽くときに石臼をゆっくり回して作るそばで、滑らかな舌触りのいいそばを作っているのでしょう。

まずは各1~2本を何もつけずに食べてみて、そのあとで一食ずつ薄い色から食べていくことにしました。

戸隠そばを除いては、そばは湯がいた後の水切りが大事だと言われますが、こちらのそばは切れすぎていました。最後の一番黒っぽいもりそばは、麺同士が少しくっついているほど。^^;

そばつゆは、超濃いめ。かえしの割合が多いのでしょう?つけ過ぎずに食べます。

薬味は、わざび・大根おろし・ネギでした。大根おろしは京野菜の青味大根をすったような色味の辛味のあるもの。

肝心のそばのほうは、まず更科は真っ白に近いので、そばの香りはあまりしないのですが、その分甘みとのど越しの良さが特徴的です。

「極上」は、さすがに品のいいそばに仕上がっています。「もり」は一番そばらしさを感じさせてくれます。
西屋敷 (13)

デザートに干し柿とリンゴが出されました。
西屋敷 (12)

そしてそば湯も。濃いねっとりしたそば湯です。

各々3種類のそばを食べ比べることが出来る「3色もり」。メニューには載っていませんが、3名以上(?)でお店に行かれて興味のある方はお店の方に聞いてみてはいかがでしょうか?もっとも予約をされるのが一番ですね。

さすがそばの本場です。特徴あるこだわりのそばを食べさせてくれるお店でした。ご馳走様でした。

そば処 西屋敷
長野県長野市高田1153
TEL 026-228-2484
11:00~14:30
日・月・祝休


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日本は細長いので、東と西では味覚の違いが大きいのです。

大体、滋賀県と静岡が、食文化の面で、東と西を分ける場所だと言われています。

有名なのは、日清食品のどん兵衛の汁の味で、関ケ原あたりで東と西の味が違うとのことです。

静岡県では、うなぎの裁きと焼き方が、浜松市で東西どちらも混在しているらしいですね。

さて、そばとうどんという区分けですが、大雑把な区分けでいえば、静岡県までの東がそばで、愛知県以西がうどんのようです(もちろん、東西どちらにも例外があります。例えば島根の蕎麦、埼玉のうどんのような)。

今回は、そんな静岡県の蕎麦屋さんの紹介です。場所は静岡インターチェンジの近くです。
蕎麦屋 神楽 (2)

小松から静岡に車で移動。お昼前だったのでそのままランチを食べにお店に入りました。

11:40頃だったのですが、すでにお店の前の駐車場も満車に近い状態でした。
蕎麦屋 神楽 (7)

店内はテーブル席が一杯で、カウンター席と小上がりの席が1テーブル空いていました。そこで我々は、中庭の見える奥のほうの小上がりの席に案内されました。
蕎麦屋 神楽 (6)

冷たい蕎麦のメニューはこんな感じです。ランチ用のセットメニューはありません。

4年前に来たときよりは少し値上がりしているみたいです。
蕎麦屋 神楽 (8)

その代わり?と言ったらなんなのですが、前は付いていなかったと記憶している、こちらの生わさびが付いてきました。
蕎麦屋 神楽 (4)

このようなお店にしては珍しく、人気メニュートップ10なんてリストもあって、私はその中から第4位の「神楽 天おろし(税別1,160円)」を頼みました。
蕎麦屋 神楽 (14)

石挽き自家製粉の透明感があって艶っぽい蕎麦。のど越しも抜群です。私のはぶっかけなので蕎麦そのものの風味を味わうことはそれほど出来ませんでしたが、すりおろしたばかりの生わさびを少し乗せて蕎麦を食べると、鼻に生わさびの風味が抜けて美味しく食べることが出来ました。
蕎麦屋 神楽 (17)

そしてゴマもたっぷりかけられて、梅肉が海苔に乗せられています。

天ぷらは、エビ1尾、穴子、季節の野菜としてニンジンとサツマイモでした。天ぷらは揚げ立てサクサク。美味しかったのですが、両方とも秋以降の野菜ですよね?^^;
蕎麦屋 神楽 (12)

一緒に行った人が頼んだのは、こちらのもりそば(690円)と、
蕎麦屋 神楽 (13)

小天丼(480円)です。こちらん天丼には海老と季節の野菜の天ぷらが乗せられていました。
蕎麦屋 神楽 (15)

最後は蕎麦湯が出されます。私のはぶっかけだったのでそば猪口も持ってきてほしかったです。^^;

4年前は、何となく食べたのか、あまり印象に残ったわけではありませんでしたが、今回は違いました。美味しい蕎麦でした。ご馳走様でした。

蕎麦屋 神楽(かぐら)
静岡県静岡市駿河区中野新田262-2
TEL 054-288-5752
11:00~21:00
平日11:00~15:00,17:00~21:00
無休(不定休有)


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最近、何となくそばのお店の紹介が多いですね!?ということで今日もおそばの話題です。
松晶

小松のおそば屋「そば処松晶」へ2年半ぶりぐらいで行ってきました。

今回が3度目の紹介となりますが、前回の紹介はこちらをご覧ください。加賀丸いもを使った「とろろそば」と「あつもり」を食べていますね。

さて、こちらのお店は常時、3種類の産地のそばを楽しめることができます。今回は越前(福井)、会津(福島)、そして日光(栃木)の3つの地域のそばからチョイスできました。3種類の合盛りなんてのもあってもうれしいかな?と思っています。

そして何と言ってもウリは、丁寧に石臼で粗挽きした手打ち十割そばなこと。こだわっています。

今回、平日のお昼12:20頃にお店に入りました。店内は半分ぐらいの入り。ほとんどが女性のお客様です。
松晶 (6)

基本のメニューはこんな感じですが、他にもありましたよ。

今回私は「おろしそば(810円)」を頼みます。

「おろしそば」にはやはり福井産のそばが合うかと思い、そちらを頼んでみました。
松晶 (3)

出されたのがこちら。片口のような器がいいですね。ぶっかけです。ふんわり花がつおもたっぷりです。

夏の大根は普通の大根でも辛くなるのですが、こちらのお店のは色が少しピンクがかっていたので、辛味大根の代名詞で京野菜の一つ「吹散大根」を使っているのかもしれません。辛味大根が好きな方にはおすすめです。
松晶 (4)

そば自体は福井産のそばを太めにしっかりと打っていて、コシが強く、そばの風味もしっかりと感じるそばでした。

出汁は、色がそんなに濃くありませんが、しっかりとしたうま味が感じられます。
松晶 (2)

一緒に行った人は、「もりそば(810円)」を頼んでいました。

私の「おろしそば」より見た目上品な感じがします。のど越しがよさそうでした。
松晶 (5)

最後に出されたそば湯もいいとろみでした。

小松にも他にそば屋さんが色々出来てきた中で、その最初の一軒だった「そば処松晶」。これからも十割そばを楽しみに伺いましょう!ご馳走様でした。

そば処 松晶
石川県小松市八幡町111  
TEL 0761-27-1294
11:00?15:30(蕎麦が無くなり次第閉店)
木曜休


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