福井県坂井市三国。昔から北前船の寄港地として栄えた港町。
その中心の三国湊町には、いまも当時の面影が残る街並みと歴史的建造物が数多く残っていて、こちらは旧森田銀行本店。大正レトロな建物です。
今日はそんな歴史的建造物をリノベーションしたフレンチレストランを紹介します。
そのお店は「サミュゼ(S'Amuser)」。
旧大木道具店だった建物を有効活用した素敵なフレンチレストランで、オーナーシェフは西洋料理コンクールの最高峰「第23回世界料理オリンピック大会」で個人の部3位という実績を持ち、以前はグランディア芳泉でも料理長を務めていた方です。
坂井市三国といえば、冬の季節は越前ガニが有名。三国港で水揚げされた新鮮な魚介類を楽しめる和食系のお店が色々ありますが、そんな中でこちらは「三国フレンチ」を楽しめるということで地元のみならず観光客にも人気です。
余談ですが、「三国フレンチ」というと、フレンチの巨匠の三國シェフを思い出してしまいました。
ちょうど我々がお邪魔した12月のとある土曜日。12月とは思えない、小松でも20度を記録した日でしたが、団体の予約があって13時からという時間しか空いていませんでした。
外観はご覧の通り。何となくエキゾチックな雰囲気を感じます。
店内に入ると、こんな感じです。外観とはまた趣の違った素敵なインテリア。ご年配の団体客で賑わっていますね。
我々はカウンター席に。カウンター席なのでシェフと色々お話ししながらランチを楽しむことが出来ました。
メニューです。
私は、この中からお店の名前が冠されていた「サミュゼ(3,000円)」を頼むことに。一番人気のようです。
こちらは前菜、スープ、魚と肉の盛り合わせ、デザート、パン、ドリンクが付いているコースです。
まずは前菜が出されます。見た目も華やか。越前焼の上品なお皿に盛られていました。
地元三国の食材を使った、肉と魚のバランスのいい前菜で、この日の魚はフクラギでした。
スープは、三国産しいたけのポタージュ。これが美味しかった。何となくポルチーニのスープのような風味で素晴らしかったです。
シェフのお話では、この味は三国産でなけらべ出せないと話されていました。
シェフのお話では、この味は三国産でなけらべ出せないと話されていました。
メインはスズキのソテーと牛のザブトンという部位を使ったステーキ。
レンズ豆がちりばめられたり、地元産の色々な野菜もたっぷり添えられているので華やかな気持ちにさせてくれれました
パンは自家製でしょうか?お代わりも可能で違ったパンが出されるのがうれしいです。
デザートはほうじ茶と甘栗のモンブラン。上品な甘さでした。
メインはズワイガニのメスの漁がおこなわれている期間限定の「三国産セイコガニのパスタ」。こちらは2,800円でした。
セイコガニといえば、ズワイガニのメスの関西での呼び名。石川県では香箱ガニですね。
実はこちらのお店に行くのは妻のリクエスト。昨年秋に妻が2回ほどこちらのお店に行っていて、今回、季節限定のセイコガニのパスタということで1.5杯分のカニが使われているということに目がくらんだようです。笑
私もひと口食べましたが、アルデンテのパスタとソースにカニの風味が移って美味しかったです。
ドリンクのほうは妻はコーヒーです。
なお、「三国産セイコガニのパスタ」は今年のズワイガニのシーズンまでお預けです。
ドリンクのほうは妻はコーヒーです。
なお、「三国産セイコガニのパスタ」は今年のズワイガニのシーズンまでお預けです。
三国という街できらりと光るフレンチレストラン。皆さんも是非どうぞ!ご馳走様でした。
サミュゼ(S'Amuser)
福井県坂井市三国町北本町4-5-31
TEL 0776-97-9237
11:30~14:30(L.O.13:30)
18:00~24:00(L.O.23:00)