あさぴーのおいしい独り言

石川を中心に西日本のグルメネタを気ままに書きます。(ご注意)あくまでも主観で書いていますので何かありましても責任は負いかねます。参考にされる場合はご留意を。また内容は訪問当時に知り得た情報(ネット含む)をもとに書いています。なお、コメントは承認後にアップしており、不適切な内容はアップをしませんので、あしからずご了承願います。

カテゴリ:和食系 > 日本料理・割烹

一昨日に続けての白山市美川の日本料理のお店の紹介です。

今回は美川では有名な「御料理 こめや」。

美川漁港直送の新鮮魚介を使った本格日本料理を楽しめることで知られていて、JR美川駅の正面から伸びる道沿いにあります。美川の街のほぼ中心ですね。

こちらは美川だけではなく、他のエリアからもお客さんが訪れる人気のお店だと思います。
御料理 こめや

ご覧のように立派な店構えです。
御料理 こめや (5)

こちらはカウンター席。ゆったりと隣のお客さんとの間隔が取られています。
御料理 こめや (4)

我々はカウンターの真正面の小上がりの掘りごたつ席に案内されました。こちらもゆったりとしたスペースです。ほかにもお座敷席や離れの客席などあるようで、色々なシチュエーションで使えるお店のようでした。
御料理 こめや (10)

お品書きです。本日のおすすめ。ランチタイムにも頼むことが出来るのでしょうか?
御料理 こめや (8)

こちらはアラカルト。種類が多いですね。

割烹店ほどしっかりとしたコース設定ではなく、気軽に楽しめ、いわゆる居酒屋的な日本料理のお店といったところだと思います。

今回我々がお願いしたのは「マフグコース(4,400円)」というメニュー。HPでは3,300円になっていましたが、昨今の原材料高のため1,100円値上がりになっていました。

「マフグコース」はその名の通り、石川県産マフグを使用したフグを存分に味わえるコースになっていて人気です。こちらは一応2人以上で3日前までに予約が必要。それは材料の仕入れの関係で、天候が悪かったりして漁に出られないことがあるからです。私が電話した頃もシケの影響で土曜日の予約は前日確定するという条件で受けてくれました。そして前日お店からokの連絡を頂き予定通り土曜のお昼にお邪魔しています。
御料理 こめや (7)

席に着くと、すでに、こちらの先付けがセットされていました。南蛮漬けと煮物です。
御料理 こめや (11)

そちらを食べながら少し待つと、こちらの鍋のセットが出てきました。2人でしたが、一人ずつのセットです。
御料理 こめや (14)

たっぷりの野菜と、これまたたっぷりのフグの身。まずフグのアラを入れ、そして野菜とフグの身を投入。一煮立ちさせたらポン酢で食べます。
御料理 こめや (16)

プリプリのフグの身が食べ応えがあって美味しかったです。

その間に、こちらのフグの炙りが出されました。通常は刺身が出されるようですが、この日のフグは水分が多かったということで炙りになったようです。
御料理 こめや (12)

タレは醤油とバルサミコかな?のジュレでした。フグの身の食感がたまりません。
御料理 こめや (17)

そして出されたのが「フグの子グラタン」。こちらのお店のオリジナルメニューです。グラタンなのでグツグツ熱々の状態。上の方に見える黄色いのがフグの子です。
御料理 こめや (20)

美川と言えばフグの子(フグの卵巣の糠漬)が有名です。フグの卵巣といえば猛毒を持つことが知られていますが、塩漬と糠漬をすることで猛毒だったフグの子から毒が消えるわけです。

フグの子をまんべんなくよくかき混ぜて食べますが、いわゆる珍味の部類でしょう。フグの子がグラタンに味の深みを与えてくれていました。
御料理 こめや (21)

〆は、先ほどのフグの鍋の具を食べ終わった汁を使って作られたおじや。フグのアラや野菜などから出たうま味をたっぷり吸った出汁なので、美味しくないわけがありません。
御料理 こめや (22)

最後にデザートまで出てきました。

これだけのボリュームだったので、最後はお腹がはち切れそうになりました。ボリューム・味ともに考えると4,400円という値段は決して高くはありません。とてもおすすめのコースです。ご馳走様でした。

御料理 こめや
石川県白山市美川浜町ソ426
TEL 076-278-5335
11:30~14:00(要予約)
17:00~22:00
水曜休(祝日の場合は営業)



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一昨日勝手に始めた白山市の和食のお店紹介シリーズ。

一昨日は割烹・小料理「割烹料理 なべ長」を紹介しましたが、今日は割烹・小料理「日本料理 幸庵」です。

「日本料理 幸庵」は、小松から向かうと美川の市街地を抜けてしばらく行ったところにあります。
日本料理 幸庵 (3)

数寄屋風の立派な建物です。

主に美川に住んでいる方のハレの日に利用されることが多いのでしょうね。
日本料理 幸庵 (14)

店内は広く。こちら側には個室が並んでいて、大人数グループでも対応可能なようです。

我々は二人だったので、反対側にあるテーブル席の個室に案内されました。
日本料理 幸庵 (4)

小さいですが庭まであって、落ち着いた空間で食事を楽します。

ランチは「おまかせ御膳(2,200円)」と「幸庵御膳(3,300円)」の2種類。

今回我々は「おまかせ御膳(2,200円)」を予約時に伝えてありました。ちなみにランチは前日までに予約が必要です。

「おまかせ御膳」の内容は付き出し、お造り、焼物、揚げ物、ご飯、お味噌汁、フルーツ、コーヒーという内容となっていました。
日本料理 幸庵 (5)

我々が入った時には付き出しがすでにセット済み。
日本料理 幸庵 (6)

そちらを食べながら次の料理を待とうと食べ始めましたが、すぐに刺身が出てきました。

真鱈の子付けが美味しかったです。
日本料理 幸庵 (8)

次は揚げ物で天ぷら。天つゆで食べます。タネ的には一般的ですが、天ぷらは揚げ立てが美味しいです。
日本料理 幸庵 (10)

焼き物は鰆の粕漬けでした。
日本料理 幸庵 (9)

同じタイミングで、こちらのご飯と味噌汁のセットが出されます。

炊き立てご飯が美味しいですね。
日本料理 幸庵 (12)

デザートはフルーツ。
日本料理 幸庵 (13)

コーヒーが付いていました。

これらが非常にスピーディーに出てきました。少しばかり少し早めに出すぎた感もあるかな?30分ほどで食べ終わりました。

これだけ立派なお店を維持していくのも大変だと思いますが、ハレの日を楽しむためにはこのようなお店は重宝しますね。ご馳走様でした。

日本料理 幸庵
石川県白山市西米光町ト99-1
TEL 076-278-6607
17:30~22:00
月曜休



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勝手に始めたうさぎ年シリーズ。

今年の干支の「うさぎ」にちなんだお店を訪ねて紹介しています。

今回は小松市大領町にある意味ひっそりとある会席(懐石)料理のお店「食工房 花卯(はなうさぎ)」。
食工房花卯 (17)

前回、新型コロナが流行り出したころにテイクアウトでお弁当を買って。木場潟で食べたことがあります

店名に「うさぎ」が付いていますが、ちょうど24年前のうさぎ年にお店をオープンしたことから名付けられているということでした。
食工房花卯 (2)

建物は間口が狭く奥行きがあります。我々はこちらの奥のテーブル席に通されました。

「うさぎ」にちなんだということで、こちらのお店のHPを確認すると、昨年6月よりからランチメニューが変わっていました。

だいぶ前の話になりますが、9年前にお邪魔した時は、ランチコース以外にお値段がリーズナブルなランチ膳の設定があったのですが、現在は最低5,000円からの3種類のランチコースのみの設定です。

昨今の物価高騰の折り、安いコースの維持が難しくなっているのかもしれません。
食工房花卯 (7)

お店で使われている食器類などには、うさぎのイラストがあしらわれています。こちらは湯呑と箸置きです。かわいいですね。

ランチコースは5,000円・7,000円・9,000円の3種類で値段の違いは品数が多くなっていることと、内容も変わっているのかな?今回我々は一番お安い5,000円のランチコースでお願いしました。

5,000円は、先付け・お椀・お造り・蒸物・揚げ物・食事・甘味という内容で、季節に応じて約1か月間ごとに替わるようです。

今回は2月度のメニュー。地物の野菜、魚、天然調味料を使って調理された料理の数々は、毎度思いますが美味しいものばかりでした。

では、出されたものを紹介します。
食工房花卯 (4)

先付けは「大豆煮 牡蠣貝しぐれ煮 空豆」。色々な味を楽しめ、そして美味しくてビールが飲みたくなりました。
食工房花卯 (5)

「立春大吉」という文字が書かれた帯がかけられています。「立春大吉」とはむかし、旧暦の新年だった立春の日に除災招福の意味を持つ言葉としてこの文字が書かれた札を各家では掲げていたようです。伺ったのがちょうど立春の日だったのでよかったです。

お椀は「羽二重白玉あん白味噌仕立て」。立春は昔のお正月ということでお餅ですね。
食工房花卯 (6)

羽二重餅白玉の中には少し甘めの黄色い餡が入っていて、熱々の白みその甘しょっぱい汁と相まって体が温まります。
食工房花卯 (8)

お造りはヒラメでした。上品なピンク色の身は鮮度の良さを感じるぷりっぷりっの歯ごたえでした。
食工房花卯 (9)

蒸物は「蕪と鶏団子 葛あんかけ」。ほんのり柚子の香りと熱々葛のとろみ。めちゃ柔らかくなった蕪、軟骨までミンチされた鶏団子の食感のハーモニーです。
食工房花卯 (10)

揚げ物は「赤がれいの天ぷら」。カレイはから揚げで出されることが多いと思いますが、今回は天ぷら。薄めの衣でした。
食工房花卯 (13)

最後に、こちらの食事が出されます。ちりめん山椒と香の物、そしてわかめのおすまし。
食工房花卯 (11)

ご飯は土鍋で炊き上げたもの、もちろん炊き立てで凛としたご飯。お代わりできます。

甘味は「金柑の甘露煮とゆずゼリー」。
食工房花卯 (14)

ドリンクとしてコーヒーが付いて、カップ&ソーサーにもうさぎのイラストが。書かれています。

ランチのお値段として5,000円からというのは少々お高いですが、その価値は十分ありますね。

うさぎ年の今年、お店が繁盛されますことを祈っております。ご馳走様でした。

食工房 花卯(はなうさぎ)
石川県小松市大領町そ126-2
TEL 0761-22-0029
ランチ
火~日 11:30-14:30
ディナー
火~土 17:30~ 最終入店20:00
月曜・日曜夜休



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先週勝手に始めたうさぎ年シリーズ。

今年の干支の「うさぎ」にちなんだお店を訪ねて紹介しています。

今回は7年ぶりの能美市湯屋町にある「とんかつ」と「とんてき」が有名な「comfor-table nito 二兎(にと)」。
二兎


私は肉が苦手なので、「とんかつ」と「とんてき」がメインメニューだと、行ったときは海老フライばかり食べていたのですが、うさぎ年シリーズということで改めてネットで調べてみたら、ランチメニューに少し変化がありました。

それは、「とんかつ」「とんてき」「海老フライ」以外に魚の刺身を使った「二兎特製 海鮮ちらし重」が追加されていたのです。それを見て行くことを決めました。笑

店舗は私もよく存じ上げているユウプラスの由田 徹さんが設計しています。

人気のお店で、お休みの日は満席になることが多いと思います。

ちょうど開店時間の11:30少し前にお店に到着。予約を入れてありませんでしたが、さすがにこの時間だったら大丈夫でした。

4人掛けのテーブル席に案内されました。
二兎 (3)

吊り下げられている照明は有名なデザイナーのインゴマウラーの「ツェッツル」のような感じで、テーブルの上にメモ用紙みたいなのがたくさんぶら下がっています。
二兎 (5)

そして席の後ろには暖炉が。寒い日でしたが、この席はとても暖かかったです。
二兎 (4)

あと、入口右手には広めのスペースの小上がりの席がありました。
二兎 (2)

ランチメニューには確かに刺身を使ったメニューが追加されています。
二兎 (11)

あと、こちらは夜のお品書きです。

私は最初「二兎特製 海鮮ちらし重」を頼もうと思って来たのですが、結局ランチメニューの一番上に書かれていた「二兎和定食(1,750円)」を頼むことに。

こちらは前から設定があったと思います。お造りと小鉢が2皿、酢の物が付いている定食です。色々楽しめるのがいいですね。
二兎 (8)

出されたのがこちら。
二兎 (9)

お刺身は5種類。小鉢は肉じゃがと昆布。酢の物はイカゲソとキュウリの酢の物でした。

そして炊き立てのご飯と上品なお出汁の味噌汁、香の物が付いています。いつも思うのですが、こちらのお店のご飯はとてもおいしく炊けています。
二兎 (6)

妻のほうは「名代乃ぼるのとんかつセット(1,650円)」を頼んでいました。
二兎 (7)

先代のお店の時代からの人気メニューで、さすがの味だったようです。

7年ぶりにお邪魔したらランチメニューがバージョンアップしていたのが個人的にはうれしかったです。次回は「二兎特製 海鮮ちらし重」を頼んでみたいと思います。ご馳走様でした。

comfor-table nito 二兎(にと)
石川県能美市湯屋町3
TEL 0761-51-2061
火~日
11:30~14:00(L.O.13:30)
17:30~22:00(L.O.21:30)
月曜休



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小松市には料亭や割烹が多く存在しています。

昔書いたことがありますが、小松は戦後絹織物で栄えました。

その時代は景気が良く、旦那衆は料亭や割烹などで宴会を楽しんでいたようです。

さて、川北町はそれほど面積が広くなく、飲食店の数もそれほど多くはありません。

今日紹介する「喜水苑」は、川北町で唯一の料亭で、昨年9月にリニューアルオープンしています。
喜水苑 (24)

私は過去には一度もお邪魔したことがありませんでした。

川北では、こちらのお店がハレの日や法事などで使われているのでしょうね。

行ったことが無いので、昔はどんな外観かは知りませんが、パッと見た感じは新築のよう。立派な建物で料亭にふさわしい感じでした。
喜水苑 (26)

店内も同じで、昔の建屋の面影をほとんど感じない作りでした。
喜水苑 (22)

お店の方にお聞きすると、骨組みだけ残して他は全面的にリニューアルしているとのこと。新築とあまり変わらないお金がかかっているのではないでしょうか…?
喜水苑 (5)

なお、設計監理はSWAY DESIGN(スウェイデザイン)が担当しています。

料亭なのでランチでもそこそこな値段です。

しかし平日のみ限定のリーズナブルなランチメニューがあると知り、妻と行ってきました。
喜水苑 (20)

インテリアは和モダン。広いスペースを緩やかな仕切りで仕切っていました。
喜水苑 (21)

こちらは法事や宴会のお客様用のスペースでしょう。
喜水苑 (7)

家具類もモダンなものを使用していて、大きなガラス窓越しに眺める日本庭園。素敵な空間になっていました。
喜水苑 (12)

2人でもゆったりとした空間で食事を楽しむことが出来ます。
喜水苑 (8)

我々が席に通されると、こちらの箱膳が置かれていました。
喜水苑 (11)

蓋を開けると、そのような9種類の料理。一品一品に手間暇かけられていそうなものばかり。どれもが美味しそう。
喜水苑 (13)

そして、お刺身、まぁ、無難な種類です。
喜水苑 (15)

揚げ物。抹茶塩で。
喜水苑 (14)

茶碗蒸し。具もしっかりで出汁の味がさすがでした。
喜水苑 (16)

ご飯はおこわ。いいお出汁の味噌汁に香の物。
喜水苑 (18)

デザートは加賀棒茶のアイス。棒茶付きです。
喜水苑 (9)

ちなみにドリンクが付いていて、こちらのドリンクメニューの中の「ソフトドリンク」と書かれている中から選ぶことが出来ましたが、コーヒーと紅茶はチョイス不可でした。
喜水苑 (17)

そこで私も妻も烏龍茶を頼んでいます。ちなみに写真は少し飲んだあとに写しています。

3,300円というとランチとしてはお値段高めですが、この空間でこの内容の料理の数々、満足度高しです。平日のランチ、おすすめです。ご馳走様でした。

喜水苑
石川県能美郡川北町橘ハ42-1
TEL 076-277-0336
11:00~14:30
17:00~22:00
水曜休(※祝日の場合は営業)



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