あさぴーのおいしい独り言

石川を中心に西日本のグルメネタを気ままに書きます。(ご注意)あくまでも主観で書いていますので何かありましても責任は負いかねます。参考にされる場合はご留意を。また内容は訪問当時に知り得た情報(ネット含む)をもとに書いています。なお、コメントは承認後にアップしており、不適切な内容はアップをしませんので、あしからずご了承願います。

カテゴリ: 文化芸術

数日前まで夏の残り香が色濃く残る気温でしたが、一昨日から一気に秋の空気になった感があります。

そして、今朝の寒さは秋を通り越して冬になったのか?と思うほどの寒さ。体がついていけません。

そんな中、芸術の秋のイベントと、食欲の秋を彩る九谷焼のイベントに行ってきました。

まずは、北陸工芸の祭典「GO FOR KOGEI 2021」。

「工芸の時代、新しい日常」をテーマに、「現代アート化する工芸」と「デザイン化する工芸」を北陸三県の数か所を会場に行われています。

キュレーターは元金沢21世紀美術館館長の秋元雄史氏(現練馬区立美術館館長)。

妻がすべての会場を観ることが出来るチケットを買って、せっせと会場を巡っていて、石川県の会場である小松市の那谷寺の展示を観るときに付き合わされました。汗
那谷寺 (2)

「GO FOR KOGEI 2021」については、ここでは詳しくは書きません。HPを見てください。
那谷寺 (8)

那谷寺の会場は特別拝観エリアに位置する「書院」と庭園奥にある茶室「了了庵」。
那谷寺 (9)

書院の展示は、文化財空間に呼応した工芸の概念を超えるスケールの大きな展示となっていました。
那谷寺 (17)

こちらは田中信行氏の「Inner side - Outer side」という作品。巨大な漆芸アートです。
那谷寺 (7)

こちらは神代良明氏の「Structural Blue」。陶芸かと思ったらガラス作品でした。
那谷寺 (23)

引き込まれるようなブルーですね。
那谷寺 (30)

茶室「了了庵」には、金沢卯辰山工芸工房専門員の佐々木類さんの「水の記憶 2021」という作品が展示されています。

一組ずつ案内されて、茶室の中に入ると真っ暗!少し目が慣れてくると、こちらの写真のようにぼんやりと見えてきます。
那谷寺 (40)

蓄光ガラスを使った作品で水の記憶を作品に取り込んでいるようです。

ちなみに彼女は「富山ガラス大賞展2021」で大賞に選ばれています。

他にも色々な作家さんの作品が展示されていました。

ジャンルとしてはモダンアートの分野中心で、私には少し荷が重かったかな?汗

那谷寺の展示のみを観る場合は、拝観料に特別拝観エリアの料金で大人800円かかります。

あと、富山県高岡市の勝興寺や福井県越前市の大瀧神社・岡太神社などで開催されていますので、興味がある方は是非どうぞ!

GO FOR KOGEI 2021
〜10月24日(日)
[特別展Ⅰ] 
9:00〜16:00(那谷寺のみ9:15〜)
勝興寺(富山県高岡市伏木古国府17-1)
那谷寺(石川県小松市那谷町ユ122)
大瀧神社・岡太神社(福井県越前市大滝町13-1)

[特別展Ⅱ] 
11:00〜19:00、火曜定休
sklo(石川県金沢市下本多町6-40-1 2F)
Noetica(石川県金沢市香林坊2-12-38)

お次は能美市で昨日と今日開催されている「第112回九谷茶碗まつり」。
九谷茶碗祭り (9)

九谷茶碗まつりといえば、例年GW期間中に開催されていますが、昨年と今年はコロナ禍で開催が中止となったため、感染が落ち着いているこの期間内容を変えて開催されました。

主要な会場は根上総合文化会館(能美市大成町ヌ118)と九谷陶芸村(能美市泉台町南22)。

私は九谷陶芸村に行ってきました。

例年のようにテントの中で展示販売するのではなく、個々のお店が会場になっていました。
九谷茶碗祭り (2)

アンブレラが青い空に映えていました。
九谷茶碗祭り (16)

私はマルサン宮本 本店でこちらの皿を5客買い求めました。

1枚2,400円でした。
九谷茶碗祭り (13)

ちなみに、能美市九谷焼美術館も無料でしたよ。

今日は最終日で9:00~17:00で開催されます。


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先週土曜日からひがし茶屋街と主計町を皮切りに始まった「金沢芸妓夏のお稽古風景特別体験会」。

昨年はコロナ禍で中止になったので、2年ぶりの開催でした。

金沢には、ひがし・にし・主計町の3つの茶屋街がありますが、私はひがし茶屋街の東料亭組合で開催された初回に行ってきました。このイベントに参加するのは初めてです。
ひがし茶屋街

梅雨の晴れ間がのぞいた先週の土曜日。ひがし茶屋街はそれほど人通りは多くありません。観光客はまだまだ戻ってきていないようですね。
ひがし茶屋街 (4)

私自身は茶屋街や芸妓さんとは全く縁がないのですが、たまたま知り合いのひがし茶屋街「藤乃弥」の女将、吉川弥栄子さんのSNSを見て、こちらのイベントを知り、ちょうど金沢に久しぶりに行く用事があったので行ってみることにしました。

前日までの予約が必要だったのですが、当日運良く空きがありok!ラッキーでした。たぶんコロナ禍で観光客が少なかったことが幸いしたのでしょう?

金沢の芸妓さんが普段どのような稽古をされているのかがわかるように、素人にも理解できる説明付きで見学することが出来、何となくお座敷遊びなるものがわかったような気になりました。汗
ひがし茶屋街 (5)

芸妓さんはやはりおきれいな方ばかりでした。普段は公開されていない稽古姿を見ることが出来、貴重な経験でしたね。

内容は、前半は「山中しぐれ」「加賀の春」「深川」などの小唄や端唄に合わせての踊り。後半は太鼓の稽古風景。(前半は写真撮影NG、後半は写真撮影のみOK)
ひがし茶屋街 (12)

芸妓さんの艶やかな舞もよかったですが、小千代さんの小唄の名調子が耳に残っています。
ひがし茶屋街 (25)

なお、お座敷太鼓の体験など出来ましたが、度胸良く参加されるのは女性ばかり。昨今の傾向でしょうか?

「金沢芸妓夏のお稽古風景特別体験会」は、ひがし、にし、主計町の3茶屋街の各料亭組合事務所(検番事務所)を会場に8月21日まで計9回開かれています。

皆さんも興味がありましたら見に行かれてはいかがでしょう。

ひがし茶屋街:7月3日(済)、10日、24日
にし茶屋街:7月24日、31日、8月21日
主計町茶屋街:7月3日(済)、10日、17日

金沢芸妓夏のお稽古風景特別体験会
ひがし茶屋街東料亭組合
石川県金沢市東山1丁目8-21
TEL 076-252-0588
料金一人1,000円
定員各回20名
13:00~14:00


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GW明けから急激に感染者が増加して、明日16日から金沢市に「まん延防止等重点措置」が適用されます。今後もブログはアップしますが、お酒を含むネタは解除が確定されるまでアップすることを控えたいと思います。

さて、皆さんは今年のGWのお休みはどうされていましたか?

ちなみに、昨年のGWに行ったときのブログ内容を見てみると、飲食はすべてテイクアウトばかりでした。もちろん小松からも出ていません。皆さんも似たり寄ったり?

しかし今年はどうだったでしょうか?
風と緑の学都音楽祭 (4)

我々は金沢に一日だけ出かけてきました。そして毎年県立音楽堂で開催されている「風と緑の学都音楽祭」でミニコンサートを一本聴き、プラス金沢の私設の美術館「KAMU kanazawa」の新しいスペース「KAMU BlackBlack」「KAMU L」を気を付けながら巡ってきました。

「風と緑の学都音楽祭」は昨年のGWにも開催予定だったのですが中止。今年も我々は早めの予約を入れていましたがGW前の石川県の感染状況を見ていると中止かな?と思っていたら開催されることだったので、そのまま聴きに行ったわけです。一昨年の「風と緑の学都音楽祭」についてはこちらで書いています
風と緑の学都音楽祭

現在の感染状況を見ていると、このGWの時にブレーキをかけておくほうがよかったのではないかと思いますが、今からでは遅いですね。

県立音楽堂では、入口と出口を分け、入口では検温を実施して、無料のコンサートはすべて中止になっていました。
風と緑の学都音楽祭 (2)

コンサート会場は、席を空けて人を入れているわけではありませんでしたが、来場の方は静かに聴いておられました。

我々が聴いたのは「宮田大&大萩康司 デュオ・リサイタル」。

「題名のない音楽会」などのTV番組でも知られるチェロ奏者の宮田 大さんと、こちらも「情熱大陸」などに出演されたギターの大萩 康司さん。

チェロとギターの組み合わせは珍しいと思います。短い時間でしたがお二人が昨年出したCDの曲を中心に、ピアソラの曲などアンコールを入れて50分間のミニコンサートでしたが、聴きごたえがありました。

そのあと、いつもだったら21美などに行くのですが、新聞で前日が2時間待ちだということで、人が多いためパス。

向かったのは広坂にある私設美術館「KAMU kanazawa」。私は一度行っていて、こちらで紹介していますが、新しいスペース「KAMU BlackBlack」「KAMU sky」「KAMU L」がオープンしたということで観に行きました。

順番待ちの列ができていましたが我々はメインのところは前回観ているので、新しいところのみの見学。入場料は一日券ですべての施設観られるチケットのみで1,100円。デジタルチケットなど活用されて館ごとの料金設定があるとうれしかったです。
KAMU (12)

そして、何と!楽しみにしていた「KAMU sky」が見られないという事実を当日知ることになりました。がーん!

公式HPやその他のネットにも、当日までその告知が全く書かれていなくて、ちょっと不親切ですね。ちなみに再開は未定だそうです。
KAMU

気を取り直して、竪町商店街にある「KAMU BlackBlack」に向かいます。

こちらでは、オーディオビジュアルアーティストの黒川良一氏の新作インスタレーション「Líthi」を観ることができます。
KAMU (8)

幅3m、高さ7m、奥行き20mの真っ暗空間で繰り広げられるレーザー光線、サウンド、ストロボライトを使った7分ほどの作品。
KAMU (7)

確かにインパクトのあるインスタレーションでしたが、いい年の私には少々持て余し気味でしたね。

そして、そのあと片町の「とおりゃんせ」という食のインキュベーション施設にオープンした、森山大道氏のインスタレーション作品「Lip Bar」を見るために移動。

昼は見学のみで、夜はバーとして実際に営業しています。ただ石川県の新型コロナウイルス感染まん延特別警報発出中は休業となっています。
KAMU (9)

店内はこんな感じ。

私の年代ではローリング・ストーンズの有名な「Lips and Tongue(舌と唇)」を連想してしまいました。

さて、昨年から大型連休の時は感染状況により自粛状態が続いています。早く普通に過ごせるようになることを願います。

KAMU kanazawa(カム カナザワ)
石川県金沢市広坂1-1-52
11:00~18:00(金・土は~20:00)
月曜休館
入館料1,100円


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国立工芸館」は日本海側で初めてとなる国立の美術館です。

正式名称は「東京国立近代美術館工芸館」で、日本で唯一の国立で工芸を専門とする美術館なのです。

10月25日にオープンしたばかりですが、当初は7月に予定されていた東京オリンピック・パラリンピック開催の前に開館予定でした。しかしコロナ禍で延期になっていました。
国立工芸館 (3)

秋晴れの昨日、行ってきたので紹介したいと思います。

入館するには当面の間、定員を設けたオンライン事前予約制となっているので注意が必要です。ただ昨日でも当日に来た人も少し待てば入ることができていました。
国立工芸館 (6)

「兼六園周辺文化の森」と呼ばれるエリアにあり、明治期に建てられた旧陸軍第九師団司令部庁舎と金沢偕行社を移築、復元していて、東京にあったときの旧陸軍の近衛師団司令部庁舎のときと同じような歴史的建築をリノベーションして使っています。

ちなみに、近衛師団司令部庁舎の改修時、設計を金沢出身の建築家、谷口吉郎氏が手掛けているのも何かのご縁かもしれません。
国立工芸館 (25)

この2階に上る階段付近などは、東京の工芸館のような雰囲気でした。

さて、「国立工芸館」には、東京から1,900点ほどの陶磁、漆工、染織、金工などの工芸美術品が金沢に移されています。

今回、オープニングとして「国立工芸館石川移転開館記念展Ⅰ 工の芸術― 素材・わざ・風土」という企画展が開催されていたので、妻と母と一緒に見てきました。
国立工芸館 (35)

「素材・わざ・風土」に着目した、近代日本工芸の名作約130点が展示されていますが、思ったよりは展示スペースはコンパクト。ゆっくり見ても1時間はかからないと思います。
国立工芸館 (55)

こちらは重要文化財の鈴木長吉氏の「十二の鷹」のうちの三羽分。

館内は作品も含めて写真撮影は一部禁止のところもありましたが基本ok。しかしあまりにディテールがわかる写真は掲載しません。(ちなみに国立の美術館・博物館は所蔵品については撮影okの場合が多いです)

石川県出身や、県にゆかりのある方の作品が多数ありました。
国立工芸館 (19)

私もよく存じ上げている漆芸(輪島塗)の人間国宝、小森邦衞氏の作品「曲輪造籃胎喰籠」。
国立工芸館 (37)

同じく輪島塗では蒔絵の松田権六氏の作品は何点か見ることができます。2階には氏の工房が再現されていました。

あと、木工芸の川北良造氏の「楓造盆」や九谷焼の三代德田八十吉氏の「燿彩鉢 創生」。沈金の前大峰氏や寺井直次氏など見どころが盛りだくさんの企画展だったと思います。楽しめました。
国立工芸館 (58)

こちらは2階にあった「12人の工芸・美術作家による新作制作プロジェクト」として展示されていた作品スペースです。

オープニング企画展「国立工芸館石川移転開館記念展Ⅰ 工の芸術― 素材・わざ・風土」は2021年1月11日まで開催されています。皆さんも是非どうぞ!

東京国立近代美術館工芸館(国立工芸館)
石川県金沢市出羽町3-2
TEL 050-5541-8600(ハローダイヤル 8:00~22:00)
料金 大人500円(展覧会により異なります)
9:30~17:30(入館は17:00まで)
月曜休館(祝休日の場合は翌平日)、年末年始、展示替期間
石川移転開館記念展Ⅰ 工の芸術― 素材・わざ・風土
~2021年1月11日(月・祝)
※会期中一部展示替あり。

この後、隣接する石川県県立美術館で開催されている「第67回 日本伝統工芸展 金沢展」も見てきました。
日本伝統工芸展 (2)

「素材・わざ・風土」をテーマに陶芸・染織・漆芸・金工・木竹工・人形・諸工芸(七宝・ガラス・截金など)の7部門の入選作品564点が展示されています。こちらのほうは撮影はNGでした。
日本伝統工芸展 (7)

今回、16点の受賞作の中には石川県からは2名が選ばれていて、個人的にもご縁がある村上浩堂氏の作品「象嵌花器(連樹)」は日本工芸会奨励賞を受賞されています。
日本伝統工芸展 (8)

また、こちらのリーフレットに写真が乗せられているのは、小松在住の九谷焼作家の中田博士氏の作品「真珠光彩壺」。東京都知事賞を受賞されています。氏のお父様は「釉裏銀彩(ゆうりぎんさい)」の技法で知られる中田一於氏です。

こちらも日本の著名な作家の作品も多くあって、見ごたえがありました。

「第67回 日本伝統工芸展 金沢展」の会期は2020年11月3日(火)まで。

こちらのほうも皆さん、是非見てください。

石川県県立美術館
石川県金沢市出羽町2-1
TEL 076-231-7580
9:30~18:00(入場は16:30まで)
年末年始/展示替えのため臨時休館あり


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土曜日の夜に突然花火が上がり始めてびっくり!

どうも能美市誕生15周年の花火だったようです。能美市も合併して15年経過したんですね!?おめでとうございます。
能美ふるさとミュージアム (2)

同じくその日、15周年にあわせて市立博物館「能美ふるさとミュージアム」がオープンしました。
能美ふるさとミュージアム

私は天気のいい昨日の日曜日にサクッと見学してきましたので紹介したいと思います。
能美ふるさとミュージアム (5)

昨日はオープン記念でしょうか?有料エリアは無料で見学できました。
能美ふるさとミュージアム (8)

「能美ふるさとミュージアム」は能美の自然・歴史・民俗について総合的に学べる、能美市の新しい博物館。
能美ふるさとミュージアム (9)

「郷土の豊かな自然と悠久の歴史をともに学び、守り、伝え、より能(よ)き美来(みらい)を育む博物館」を基本理念にしているようで、和田山古墳群すぐ近くに新しくオープンした博物館です。
能美ふるさとミュージアム (10)

思っていたより立派な建物で、広くてびっくり!
能美ふるさとミュージアム (13)

中は、この地の昔からの歴史が一目でわかる展示などがあって、地元の人はもちろん、観光客も楽しめて学べる展示になっていました。

皆さんも是非行ってみてはいかがでしょう!

能美ふるさとミュージアム
石川県能美市寺井町を1-1
TEL 0761-58-5250
9:00~17:00(最終入館時間16:30)
月曜、第3火曜(第3火曜が休日の場合翌日休館)
年末年始(2月28日~1月4日)休館
展示観覧料
大学生以上(一般)300円


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