皆さんは、テレビ東京系列の番組「孤独のグルメ」という番組をご存じでしょうか?

私の地元石川県では、テレビ東京系列の地方局がないので残念ながら観たことはありません。

「孤独のグルメ」は元々が扶桑社の「月刊PANJA」で1994年から1996年にかけて連載された漫画で、それを原作にオリジナル映像化したのがテレビ東京系列の番組「孤独のグルメ」なのです。

さて本題です。今日のお店は正直、書くか書かないか迷ったお店です。

飲食店の場合、一般の製造業のように、Q(品質)、C(価格)、D(納期)の3つで評価できると考えています。つまり料理の味や素材・サービスの質、コスパ、出来上がりや料理の提供のタイミングや速さなどです。

私がブログで紹介する場合のスタンスとして、直接的な表現では悪くは書かないようにしていることがあります。特に料理については、そのようにしていて、サービス面に関してだけ気になった所は書くようにしています。

料理は料金との兼ね合いがあって、また、すべての料理を食べた上で評価が出来るわけではないこと、また、基本、高いお金を出せば美味しいものが食べられるのは当たり前だということなど、単純な評価だけでは、公平さを欠くのではないかと思っているからです。

一方、サービス面は高いお店だろうが、そうでないお店だろうが、基本的には対等だと思っています。もちろん、仲居さんが一部屋に一人付くようなお店や旅館と、ご主人や女将さん一人だけでやっているところはおのずと違うことはわかっていますが、一人だろうと大勢だろうとホスピタリティの良し悪しはある程度の基準で評価できると思っています。
 
あと、出来上がりや料理の提供のタイミングや速さについては、当然、混んで来れば料理が出されるのが遅くなったり、タイミングもずれたりすることはままあると思いますが、大事なことは、一般的な常識の問題としてとして「身の丈を超えるお客さんの数は入れない」や「時間がかかるときはお客さんにちゃんとその旨を伝える」ことが、お店をやっていく上でとても重要なことではないかとも考えています

今回のお店についてはこの時間やタイミングに関して大きな問題がありました。時間のこと以外については、具体的なことはあまり書きませんが、美味しいものもあれば、普通の物もあり、決してまずいものがあったわけではありません。つまり普通の味の料理でした。ただサービス面に課題あり!といったところです。

さて、前置きが長くなりましたが、ここ「味の店 一富(かずとみ)」へは、福岡の繁華街中洲で人気のお店があるということで出かけてきました。

冒頭書きました、テレビ東京系列の番組「孤独のグルメ」で紹介されたお店です。「孤独のグルメ」は元々が扶桑社の「月刊PANJA」で1994年から1996年にかけて連載された漫画ですが、テレビ番組のほうはオリジナル版で漫画版のお店とは違うようです。

番組版「孤独のグルメ」では、「特別編! 真夏の博多出張スペシャル」の中で「博多区中洲の鯖ごまと若どりスープ炊き」という内容で紹介されていました。料理としては「鯖ごま」「鯖納豆」「変わり茶碗蒸し」「若どりのスープ炊き」が紹介されていました。

このような情報を見て、かつ食べログでも3.5点以上付けられていたので、これはいいお店だろうと思って仲間を誘って3名で出かけてきたのです。
一富 (15)

お店は、中洲の路地にある人形小路という、私もこれまで立ち入ったことのない飲み屋街の一角にあります。
一富

外観から見てもわかる通りお店が出来てから相当年数が経っているようです。料理がこない間に他のお客さんと話している内容を聞いていたのですが、どうも2代目のご主人で、お店が出来てから57年とか言っていました。
一富 (2)

人気のお店だろうということは推測できましたので、3週間ほど前に予約を入れて、18:30少し前にお店に到着。中に入るとカウンター席はすでに満席で、我々は小上がりの席に通されました。この写真は店内の一部を写したものです。この小上がりの右側の席もほどなく予約の5人グループで埋まりました。

19時の時点でほぼ満席の15名のお客さんが入っていたことになります。我々が居る間にも何組かのお客さんが飛び込みで来られましたが、すべて断っていました。やはりテレビや漫画の影響力は凄いですね。

しかしながら、お店に入った時点でもすでにいやな予感はしていたのですが、この15名をご主人お一人で切り盛りしているのです。

そのため我々は、最初に料理のオーダーを多めにしておくという作戦を取ることにして、6品ほど頼んでおきました。

まずはざっと紹介しておきます。

こちらは「孤独のグルメ」でも取り上げられていた「鯖ごま」です。(もう一つの「若どりスープ炊き」は夏の熱い一日だったので頼みませんでした)
一富 (9)

この「鯖ごま」は美味しかったです。福岡では「ごま鯖」と逆に呼ぶのですが、こちらでは「鯖ごま」です。他店ではゴマダレが多めにかかっていますが、こちらではほんのりと感じる程度で、鯖の旨みを出すような感じに仕上げていてわさび醤油をつけて食べます。九州の醤油は甘めなのですが、これに合います。身も厚くこれはよかったです。
一富 (11)

あと、鰯の刺身と
一富 (10)

私は食べませんでしたが、若鶏おろしポン酢和え。
一富 (13)

焼き茄子です。
一富 (14)

これは、レモンサンドで、普通に大根にレモンを挟んだだけのものです。
一富 (12)

そして「びゃんにゃん」という名前に興味があってお聞きしたところ、「じゃこおろし」だということで、そちらも頼んでおきました。

見てお分かりの通り、手の込んだ料理はありません。

最初に出された「鯖ごま」が出来きたのが30分後。他の品は1時間以上、最長は一時間半ほどかかりました。

しかし、レモンサンドがなぜ一時間半もかかるのか不思議です。普通に大根にレモンを挟んだだけのものなのに……?

19時15分ごろに、女将さん?らしき方がお店に加わったのですが、サービス面をするだけで料理はすべてご主人が一人でやっているようです。

自分でこの混み具合だったらどのくらいの時間がかかるかは料理人はわかるはずなのに、オーダーするときも途中にオーダーが通っているかを確認した時も、「混んでいるので〇〇分くらいかかります」とかの説明は一切ありません。
一富 (5)

飲んだお酒は、最初に出された枝豆に生ビール。
一富 (7)

次に黒霧島のロックを頼んだのですが、つまみがないとあまり酒を飲めない私は、ずっと料理が出来るまで待っていたら、水割りになってしましました。(笑い)

以上、飲み食いして一人4千円強。最後に出るときも、特に遅くなったことへの言及はありませんでした。

今日は辛口の内容になってしましました。むかし、札幌で、これも人気グルメ漫画「美味しんぼ」で取り上げられていたお店に行った時も、同じくがっかりしたことがありました。もう、漫画やTVで紹介されていたお店というだけでは行かないようにしないといけないかもしれません。

もしかしたら、この日だけ特別だったのかもしれません。でも、テレビ番組で紹介されるお店だからこそ、多くのお客様が来てくれるわけで、その方々のためにも私としては書く必要があると思い書きました。ご馳走様でした。

最後までお読みくださりありがとうございます。

味の店 一富(かずとみ)
福岡県福岡市博多区中洲4-2-24
TEL 092-281-5120
18:00~25:00
日祝休

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