日本でカレーライスは今や国民食!?

昨日に引き続きスパイスカレーの話題です。

カレー好きの日本人にも浸透してきた感がある「スパイスカレー」という名前。

カレーってスパイスを使って作られるものではないの?と思いますが、日本では、特に家庭で作って食べるカレーは、市販の小麦粉で作ったカレールゥを使って作られるのが一般的でした。

インドやスリランカなどでは、カレーはスパイスから作るのが当たり前で、あえて「スパイスカレー」と呼ぶこと自体がナンセンスなのかもしれません。

さて、そんな「スパイスカレー」ですが、本場のインドやスリランカなどの国では見られないような独特の発展をしてきていて、いまや国民食と呼んでいいカレーの発展に一役買っていると思います。

その発展の基礎を作った!と書くと大げさかもしれませんが、ブームのさきがけの地は大阪なのです。そのため「大阪はスパイスカレーの聖地」とも言われています。

そんな大阪発のスパイスカレー人気を作ったとされるお店の一つが今日紹介する「旧ヤム邸」です。本店としてのお店は谷町6丁目にある「旧ヤム邸 空堀店」で、だいぶ前になりますが、私は大阪駅のバルチカにある「旧ヤム鐵道」に行き食べたことがあります

今回お邪魔したのは、大阪 ダイビル本館にある「旧ヤム邸 中之島洋館」。
旧ヤム邸 中之島洋館 (4)

ダイビル本館は、大正時代に建築された旧ダイビルの面影や使われていた材料を相当使って新しく高層建築化したオフィスビルです。

私が大阪に住んでいるときに、建て替えが始まっていて、旧ビルが壊される前に2度ほど仕事でダイビルのオフィスに入ってことがありました。

外観は旧ビルの意匠を色濃く残しています。
旧ヤム邸 中之島洋館 (7)

中に入ると、こちらも旧ビルのエントランスホールを再現した造りとなっていました。

このビルの2階が小さいですが飲食店街となっていて、その一角に「旧ヤム邸 中之島洋館」があります。
旧ヤム邸 中之島洋館 (2)

我々が到着したのが12:50。この日は平日でしたがご覧のような行列がありました。人気店です。
旧ヤム邸 中之島洋館 (8)

順番に並んで、こちらのスペースに入るまで25分。そしてこちらのスペースで待つこと10分ほどで席に案内されました。
旧ヤム邸 中之島洋館 (13)

店内はヴィンテージ感があって、名前の通りの洋館のような造り。ダイビル本館の雰囲気にマッチしています。
旧ヤム邸 中之島洋館 (16)

メニューです。

設定されているカレーの種類は4種類ですが毎日変わります。たぶん毎日新作といったことではなく、ほとんどはローテーション的にやっているのだと思います。それでもすごいことだと思います。

この日の4種類は

A.鶏キーマ、ホタテ、塩麹
B.豚キーマ、チョリソ、キャベツ
C.奥丹波チキンカリー、焙煎スパイス、バイマックルー
D.グリーンタイカレー、海老、ズッキーニ

というラインナップになっていて、2種類の合い掛けが1,100円。3種掛けが1,300円となっています。

この中から私はBとⅮ、妻はAとCをチョイス。

ライスはジャスミンライスか玄米を選べて私はジャスミンライス、妻は玄米をチョイスしています。(もう一種類タイの紫米ライスベリーとジャスミンライスのミックスの設定がありましたが、この時間では売切れ)
旧ヤム邸 中之島洋館 (15)
最初にサラダが出されます。


私の「豚キーマ、チョリソ、キャベツ」&「グリーンタイカレー、海老、ズッキーニ」がこちら。
旧ヤム邸 中之島洋館 (18)

この2種類は辛さは真ん中の辛さの印が付いていましたが、食べると、そこそこ辛かったです。

小麦粉を一切使わないサラッとしたカレーでさすがにおいしかったです。

途中で少し混ぜながら食べましたが、味変というか、また違った風味を楽しめて

副菜として「枝豆のアチャール」と「辛子高菜のサンボル」が添えられていました。
旧ヤム邸 中之島洋館 (17)

妻の「鶏キーマ、ホタテ、塩麹」&「奥丹波チキンカリー、焙煎スパイス、バイマックルー」は、一番辛くないのと一番辛いカレーの組み合わせでした。

妻も美味しいと言っていました。
旧ヤム邸 中之島洋館 (19)
こちらは付いているヨーグルトです。口の中のカレーの辛さをリセットしてくれます。


小松にあったスパイスカレーのお店「小松西町食堂anikinocurry」が閉店になったので、気軽にスパイスカレーを食べることが出来なくなり寂しい気持ちが、このカレーを食べてさらに感じました。ご馳走様でした。

旧ヤム邸 中之島洋館
大阪府大阪市北区中之島3-6-32
 ダイビル本館2F
tel 06-6136-6600
月〜土
11:30~15:30(L.O.15:00)
日祝休



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