今日からGWという方が多いと思います。
新型コロナがGW明けから第5類に移行しますが、このGWの人出はコロナ禍前の状態に戻るのではないでしょうか。
私は正月やお盆、GWといった超混雑期は遠出はしないことにしています。特に泊りがけの旅行は過去何年間も行ったことがありません。
さて、GW休みに先駆けて、混まないうちに福井県嶺北地方をぶらりドライブしてきましたので、紹介します。
まずは坂井市丸岡の「一筆啓上日本一短い手紙の館」。丸岡城の近くにあります。
「一筆啓上 火の用心 お仙泣かすな 馬肥やせ」という本多作左衛門重次が陣中から妻にあてた手紙が有名で、手紙の中に出てくるお仙が後の丸岡藩主、本多成重のことで、その関係で平成5年(1993年)に始まった全国初の手紙のコンクール「一筆啓上賞」なのです。
こちらでは過去の受賞作などが展示されていました。
2階からは丸岡城を望むことが出来ます。
一筆啓上日本一短い手紙の館
福井県坂井市丸岡町霞町3-10-1
TEL 0776-67-5100
9:00~17:00(入館は16:30まで)
年末年始(12月29日から1月3日)休館
展示替えのため特別休館あり
お次は久しぶりに行った越前市。
今回はこれまでに行ったことが無いところや、新しくオープンしたスポットを巡っています。
まずは「タケフナイフビレッジ」。
ここは伝統的工芸品の越前打刃物の会社10社からなる協同組合で、共同工房とショップげ併設されています。
「世界のベストレストラン」で10位以内に入るシェフのほとんどが、越前打刃物を使っているということ!すごいですね。
こちらは建築家の故毛綱毅曠氏の設計による本館で1993年に完成。毛綱毅曠氏は石川県立能登島ガラス美術館の設計でも知られています。
中には越前打刃物に関しての展示と奥の方は工房になっています。
共同工房なので、各社が一緒にこの中でモノづくりをしていました。
ここはメディアにも数多く取り上げられていて、海外にも知られていますが、この日も海外のメディアの方でしょうか?取材に来ていました。

そして2階には祭壇も。
こちらは建築家の長田直之氏による新館。新工房とショップ機能を持っている建屋。
世界的に著名なデザイナーの川崎和男氏がデザインディレクションしていて、本館建設時点から色々かかわっていたようです。
福井市出身で金沢美術工芸大学を卒業していますが、インダストリアルデザインの世界で有名な方で、身近なところでは白山市に本社があるEIZO株式会社のロゴなどを手掛けています。
ご覧のナイフ(包丁)のオブジェ?見せ方が秀逸ですね。
我が家の包丁が古くなってきたものもあるので、こちらの包丁とまな板を買い求めました。
越前打刃物「二枚重ね」技法で知られていて、ディンプルがデザイン的に美しいです。
もちろん、切れ味抜群!料理が美味しくなるかな……?
タケフナイフビレッジ
福井県越前市余川町22-91
0778-27-7120
9:00~17:00
年中無休
この後、タケフナイフビレッジのすぐ前にある「万葉の里味真野苑」に立ち寄りました。
こちらは、万葉館「万葉ロマンと恋の歌」をコンセプトにした展示資料館。
味真野地区は新元号「令和」で注目された「万葉集」とも関わりが深いところだそうです。
こちらの像は、越前国を治めたのち後、大和朝廷で「継体天皇」となった継体大王の花がたみ像です。
「恋のパワースポット」として整備されているようです 。
こちらは「旧谷口家住宅」。
19世紀前半に建てられた農家住宅。角屋造りと呼ばれる形式で、国の「重要文化財」の指定を受けています。
万葉の里味真野苑
福井県越前市余川町55-1
TEL 0778-27-7800
越前市では3月18日にオープンしたばかりの「道の駅 越前たけふ」にも立ち寄っています。
来年春に開業する北陸新幹線「越前たけふ駅」に隣接して、こちらもほぼ施設は完成していました。
現在の北陸本線上ではなく、新しい場所に新設された新幹線の駅なので、周りには建物はなく、この「道の駅 越前たけふ」が賑わいを出すための施設なのでしょう。
飲食店や福井県のお土産を買い求めることが出来る売店が併設されていました。
今回、私はこちらの品と野菜を買い求めています。
鯖寿司と小鯛の笹漬けですね。
久しぶりの福井の鯖寿司と小鯛の笹漬けでした。
道の駅 越前たけふ
福井県越前市大屋町38-5-1
TEL 0778-43-5661
観光案内所 8:00~18:00
1F 物産販売所 9:00~18:00
2F お食事処 11:00~21:00(L.O 20:30)
最後の紹介は油揚げで有名な「谷口屋」。
厚くて大きな油揚げが「秘密のケンミンSHOW」などで取り上げられて人気です。
私のブログでは10年以上前にレストランで食べたときに、こちらで紹介しています。
今回買い求めたのは、生地に具材を混ぜて揚げたちょっと小さめおあげのごぼう味のもの。
さすがにおいしいのですが、それほどごぼうの味がするわけではありませんでした。
あと、こちらの「おあげの丸ごと煮 ピリ辛」も買い求めています。
大きな油あげを丸ごと一枚、有機唐辛子とじっくり煮込んだもの。田舎風の味で辛さもほどよくあって酒のアテによかったです。
最近、福井方面を観光する機会があまりありませんでしたが、久しぶりにドライブしてみると、いいところがたくさんありますね。ご馳走様でした。
谷口屋
福井県坂井市丸岡町上竹田37-26-1
TEL 0776-67-2202
10:30〜15:00(L.O.15:00)
土産処営業時間9:00-17:00
(テイクアウト:10:30〜15:00)
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