平成20年に環境省が認定した「平成の名水百選」。
全国各地の名水を認定していて、石川県でも何か所か認定されています。
そのうちの一つが能美市仏大寺にある「霊水堂の名水」です。しかし、昨年8月に加賀地方を中心に襲った大雨の影響で、その湧き水が影響を受けていて、湧き水の量がだいぶ少なくなっているようです。色々なところで影響が長引いているのですね。
さて、能美市仏大寺は人口30名を少し超えるほどの能美市でも一番小さな町でもあります。
今日紹介する「イタリア料理 イル ボッツォロ(iL Bozzolo)」は、そんな名水の里にあって、遠くからも来店するほどの人気のイタリアン。
前回お邪魔したのは、コロナ禍前の12月初旬。東京からの友人夫妻をお連れしてのランチでした。
週末のランチタイムは予約必須で、私も何度か当日電話して満席で断られたことがあります。
この日、午後から所用で有休を頂いた日、ダメ元で電話したら空いていたので12時半にお邪魔しました。
店内に入るとお客さんは居ません。これは珍しいことだと思います。お聞きすると、平日の来店数はムラがあるそうだということでした。
食べ終わるまでお客さんが来なかったので、お店の方と色々お話を伺いながら楽しいランチタイムを過ごさせていただきました。
この日のランチメニューです。
「プランゾA(1,900円)」と「プランゾB(3,200円)」の2種類で、今回我々は「プランゾA」でお願いしました。
「プランゾA」は、気まぐれ前菜盛り5品(アンティパスト)、パスタ、パン、デザート、ドリンクが付いています。
この日の前菜は生ハムが中心。
いま、イタリアではアフリカ豚熱が流行しているため、イタリアの生ハムなどの輸入が禁止されています。
こちらはイタリアンのお店なので通常はイタリアの生ハムを使っていますが、手に入らないためスペイン産に切り替えていました。
サラミは「ハモン・セラーノ」。生ハムは真ん中が「ハモン・ベジョータ」で、これらはスペインから輸入したもの。一番左のピンク色のは自家製のハムです。
こちらのスープは別料金。この日は新玉ねぎのスープ。うまく玉ねぎの上品な甘さを引き出していますね。
ちなみに添えられている竹の子は鶴来産で、グリーンサラダもたっぷりです。
パンはいつも通りのトスカーナパンとフォカッチャでした。
プリモピアットのパスタは4種類からのチョイス。内3つは追加料金が必要です。
パスタは、内容に応じて使われている麺の種類が違いますが、こちらはそのサンプル。
我々は、「山陰ホタルイカと鶴来菜の花のアーリオオーリオ(+200円)」と「橋立炙り鰆のブッタネスカビアンカ(+200円)」の2種類を頼んでシェアしました。
「山陰ホタルイカと鶴来菜の花のアーリオオーリオ」は、イカスミを練り込んだタリオリーニ。
「橋立炙り鰆のプッタネスカビアンカ」は細打ちのタリオリーニを使用しています。
タリオリーニは手打ちで、もちっとした独特の食感で美味しく、イカスミを練り込んだ方もイカスミのうま味を強く感じました。
プッタネスカビアンカはオリーブ・アンチョビ・ドライトマト・ケッパーがシンプルな味付けに深みを与えていました。
デザートは、愛媛産の木成り完熟みかんのババロアとチョコレートのジェラートでしたが、写真撮り忘れ。汗
ドリンクは追加料金なしが5種類、+150円の追加が必要なものが6種類設定されていて、私は「ソイカフェ」、
妻は「カプチーノ」を頼んでいます。この2つは追加料金が必要。焼き菓子「ビスコッティ」が添えられています。
このような山あいにあるお店に遠くからのお客さんも訪れるのは、やはり素材にこだわり手間暇かけた美味しいイタリアンを皆さん望んでおられる証でしょう。ご馳走様でした。
イタリア料理 イル ボッツォロ(iL Bozzolo)
石川県能美市仏大寺2番地
TEL 0761-58-0540
11:30~15:00(L.O.14:00)
ディナーは前日までの予約制
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