勝手に始めたうさぎ年シリーズ。

今年の干支の「うさぎ」にちなんだお店を訪ねて紹介しています。

今回は小松市大領町にある意味ひっそりとある会席(懐石)料理のお店「食工房 花卯(はなうさぎ)」。
食工房花卯 (17)

前回、新型コロナが流行り出したころにテイクアウトでお弁当を買って。木場潟で食べたことがあります

店名に「うさぎ」が付いていますが、ちょうど24年前のうさぎ年にお店をオープンしたことから名付けられているということでした。
食工房花卯 (2)

建物は間口が狭く奥行きがあります。我々はこちらの奥のテーブル席に通されました。

「うさぎ」にちなんだということで、こちらのお店のHPを確認すると、昨年6月よりからランチメニューが変わっていました。

だいぶ前の話になりますが、9年前にお邪魔した時は、ランチコース以外にお値段がリーズナブルなランチ膳の設定があったのですが、現在は最低5,000円からの3種類のランチコースのみの設定です。

昨今の物価高騰の折り、安いコースの維持が難しくなっているのかもしれません。
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お店で使われている食器類などには、うさぎのイラストがあしらわれています。こちらは湯呑と箸置きです。かわいいですね。

ランチコースは5,000円・7,000円・9,000円の3種類で値段の違いは品数が多くなっていることと、内容も変わっているのかな?今回我々は一番お安い5,000円のランチコースでお願いしました。

5,000円は、先付け・お椀・お造り・蒸物・揚げ物・食事・甘味という内容で、季節に応じて約1か月間ごとに替わるようです。

今回は2月度のメニュー。地物の野菜、魚、天然調味料を使って調理された料理の数々は、毎度思いますが美味しいものばかりでした。

では、出されたものを紹介します。
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先付けは「大豆煮 牡蠣貝しぐれ煮 空豆」。色々な味を楽しめ、そして美味しくてビールが飲みたくなりました。
食工房花卯 (5)

「立春大吉」という文字が書かれた帯がかけられています。「立春大吉」とはむかし、旧暦の新年だった立春の日に除災招福の意味を持つ言葉としてこの文字が書かれた札を各家では掲げていたようです。伺ったのがちょうど立春の日だったのでよかったです。

お椀は「羽二重白玉あん白味噌仕立て」。立春は昔のお正月ということでお餅ですね。
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羽二重餅白玉の中には少し甘めの黄色い餡が入っていて、熱々の白みその甘しょっぱい汁と相まって体が温まります。
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お造りはヒラメでした。上品なピンク色の身は鮮度の良さを感じるぷりっぷりっの歯ごたえでした。
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蒸物は「蕪と鶏団子 葛あんかけ」。ほんのり柚子の香りと熱々葛のとろみ。めちゃ柔らかくなった蕪、軟骨までミンチされた鶏団子の食感のハーモニーです。
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揚げ物は「赤がれいの天ぷら」。カレイはから揚げで出されることが多いと思いますが、今回は天ぷら。薄めの衣でした。
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最後に、こちらの食事が出されます。ちりめん山椒と香の物、そしてわかめのおすまし。
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ご飯は土鍋で炊き上げたもの、もちろん炊き立てで凛としたご飯。お代わりできます。

甘味は「金柑の甘露煮とゆずゼリー」。
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ドリンクとしてコーヒーが付いて、カップ&ソーサーにもうさぎのイラストが。書かれています。

ランチのお値段として5,000円からというのは少々お高いですが、その価値は十分ありますね。

うさぎ年の今年、お店が繁盛されますことを祈っております。ご馳走様でした。

食工房 花卯(はなうさぎ)
石川県小松市大領町そ126-2
TEL 0761-22-0029
ランチ
火~日 11:30-14:30
ディナー
火~土 17:30~ 最終入店20:00
月曜・日曜夜休



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