同じ石川県ですが、小松から奥能登はさすがに遠いです。

七尾へは時々行くことがありますが、距離的には小松からは七尾と輪島とでは40kmほど違います。

七尾の場合は日帰りでもそこそこ巡ることが出来ますが、輪島の場合は日帰りだと滞在時間が少なく、ちょっと厳しいですね。

先週、そんなことで約9年ぶりに泊りがけで輪島へ行ってきました。

ちょうど偶然だったのですが、行った日の直前の土曜日、NHK「ブラタモリ」での2週間にわたってのテーマが奥能登。その時、特に輪島は「輪島塗」を丸々1話取り上げられていたのですが、今回の輪島の旅は、その足跡をたどるような構成になってしましました。

今回行こうと思ったのは、よく存じ上げている輪島塗の「輪島キリモト」が新しい施設をオープンさせたことからです。

今回はグルメ編に先立って観光編として輪島の見どころを紹介します。
輪島キリモト

さて、朝、小松を出てまず立ち寄ったのは、そんな「輪島キリモト」。
輪島キリモト (2)

今回新しく完成したのが「漆のスタジオ」で、こちらは「輪島キリモト」の新しい試みとしてリアルとデジタルで漆の器・家具・内装材を発信する施設になっています。
輪島キリモト (8)

こちらの「展示スタジオ」と、隣の部屋の「キッチンスタジオ」から構成されていました。
輪島キリモト (12)

「展示スタジオ」は「輪島キリモト」が作る輪島塗の数々が展示されていて一覧できるのはもちろん、今回新しい試みとして「デジタル店舗」の役割も担っているわけです。
輪島キリモト (5)

こちらの写真の左側に見えますが、モニター・カメラ・マイクが一体化したZoomなどのアプリを活用するノルウェー製のコンパクトな最新デジタル機器を備えていて、リアルタイムで全世界とつながることが出来る、いまのコロナ禍にも適合したスタジオになっていました。
輪島キリモト (13)

今回私はこちらの「千すじ汁椀(大)」を2椀買い求めました。
輪島キリモト (27)

妻はこちらのものを買い求めていました。
輪島キリモト (22)

「輪島キリモト」の新しい試みが成功されますことを祈っております。

輪島キリモト(輪島工房)
石川県輪島市杉平町大百苅70番5
TEL 0768-22-0842
見学には予約を

その足で向かったのは、ブラタモリの奥能登編オープニングで紹介されたところ。おなじみ「白米千枚田」。
千枚田 (5)

前回来た時からは新しい道の駅や駐車場・見学用のエリアなどが整備されていました。

ただ、この日は今シーズン2度の梅雨明け後でめちゃ暑い日。
千枚田

千枚田のところまで降りて見学する人は誰も居ませんでした。

実りの秋が楽しみですね。

白米千枚田
石川県輪島市白米町99−5
TEL 0768-23-1146

次に向かったのは「鴨ヶ浦」。
鴨ヶ浦 (2)

こちらもブラタモリで紹介していたところ。
鴨ヶ浦 (3)

昭和10年(1935)頃から造られた岩礁を切り下げて作られた屋外塩水プール。
鴨ヶ浦 (4)

国の登録有形文化財にも認定されています。
鴨ヶ浦 (8)

そして岩礁のおかげで天然の堤防となり、江戸時代の北前船などが立ち寄る港として活用されていたようです。

鴨ヶ浦
石川県輪島市輪島崎町
TEL 0768-23-1146

お次は世界で唯一の漆芸専門美術館「輪島漆芸美術館」。
輪島漆芸美術館

輪島塗と言えば、日本が世界に誇る伝統工芸「漆器」の中でも一番の高級品と呼んでいいかもしれませんん。

ただ、輪島塗は頑丈で日常遣いやハレの日使いまで長く使うことが出来るので、お値段以上の漆器だと思います。

ここは、そんな輪島塗の優れた特性などを見ることが出来る美術館です。
輪島漆芸美術館 (5)

こちらは「夜の地球 Earth at Night」という、輪島塗技術保存会が5年の歳月をかけて制作した地球儀です。

光が無いところ、つまり漆黒の黒の部分は輪島塗の黒の仕上げで表現。光がある部分は沈金・蒔絵で仕上げてあります。

まわりの壁には、世界の大都市の夜の光を、同じ技法で描いたパネルが掲げられていました。
輪島漆芸美術館 (11)

あと、ホールに置かれた輪島塗のグランドピアノ。こちらにも沈金で装飾が施されていました。

なお、展示スペースは2階になっています。

石川県輪島漆芸美術館
石川県輪島市水守町四十苅11
TEL 0768-22-9788

お次は「輪島キリコ会館」。
輪島キリコ会館

中はガイドの男性の方が詳しく説明してくれました。
輪島キリコ会館 (6)

奥能登地方の祭りは、神輿を先導してキリコと呼ばれる大きな奉燈を氏子たちがかついでめぐる威勢のいい祭りです。

こちらの4階建てビルほどの巨大なキリコは、明治時代に使われていたという巨大なキリコ。いまは大きすぎて使われていません。
輪島キリコ会館 (4)

奥能登が舞台となったNHKの朝ドラ「まれ」のキリコもありました。

輪島キリコ会館
石川県輪島市マリンタウン6−1
TEL 0768-22-7100

2日目の朝一で訪れた「輪島朝市」。日本三大朝市の一つです。

コロナ禍で観光客が激減した影響で苦戦しているようです。
輪島朝市 (7)

それに、この日は朝からめちゃ暑い日で、観光客はさらに少ない気がしました。
輪島ドラマ記念館 (4)

そして、朝市通りから少し外れたところにあるのが「輪島ドラマ記念館」。
輪島ドラマ記念館 (8)

先ほども触れたNHKの朝ドラ「まれ」で使用された「朝市食堂まいもん」のロケセットなどが展示されています。
輪島ドラマ記念館 (7)

土屋太鳳さんのサインが壁に書かれていました。
輪島ドラマ記念館 (6)

「まれ」、2015年春から秋にかけて放送されていたので、もう7年も前になるのですね。時が経つのは早いものです。

こちらは、ドラマでもよく映っていた「いろは橋」です。

なお、今回の旅でのグルメは、後日紹介していきます。お楽しみに!

輪島ドラマ記念館
石川県輪島市河井町1ー38
TEL 0768-23-1123
8:00~15:00



気に入っていただけたらブログランキング(下のボタン)をクリック願います。
人気ブログランキング