うどん好きな私はうどんが美味しいお店があると聞けばに行きたくなります。
先日は隠れうどん県の埼玉に行った折も美味しいお店を探して食べてきました。
香川県・福岡県・大阪府など、うどんが有名なところでは行けば必ず一度はうどんを食べに入ります。
さて、地元石川県といえば蕎麦よりはうどん文化圏と言えます。
私の住んでいる小松市も「小松うどん」を売り出していますが、残念ながらそれほど盛り上がりを見せていません。
讃岐うどんの人気チェーン「丸亀製麺」が人気だったりします。
今回、そんな讃岐うどんが美味しいと評判のお店が白山市にあるということで出かけてきました。
白山インターチェンジの近くにある「金澤さぬき」というお店です。
昨年12月にリニューアルオープンしたようですが、私はつい最近まで存在を知りませんでした。
調べてみると15年ほど前に突然閉店した富山県福光の華山温泉向かいにあった「福光うどん さぬき」といううどんの人気店の系譜のようです。
新しい店内できれいです。
私は、この写真の右側のカウンター席に座りました。カウンター席の前が天ぷらを揚げるところで、天ぷらを揚げるいい音と香ばしい香りがします。
お品書きです。
そして揚げたての天ぷらも食べてみたかったのですが、事前に調べたらボリュームがあるようで、少し胃に持たれるかもしれないと思い、私が頼んだのは「海きつねうどん(1,080円)」です。
出されたのを見てびっくり!なぜかハサミが添えられているではないですか!?
最初、大きな永平寺のお揚げさんが目に飛び込んできたので、この揚げを切るのかと思っていたら違いました。
徳島県から特別に取り寄せたという「鳴門わかめ」を切るためのハサミだったのです。

わかめは切らずにたっぷり乗せられていて、このわかめの茎?のところをかみ切ることが出来ない人は、このハサミのお世話になるわけですが、私は幸いかみ切ることが出来ました。
こちらのうどん。出汁が秀逸でした。とても澄んでいて、雑味のない優しい「いりこ出し」。
いりこが決して主張しているわけではなく、うどんの味を引き立て、そして大きなお揚げの中にしみ込んで、炙ってある香ばしい香りとともに口の中でハーモニーを奏でてくれました。
うどんそのものも短く切りそろえられているわけではなく、長かったです。
本場讃岐のうどんよりは、少し優しい口当たりのような感じがしましたが、小麦の風味は強く感じることが出来ました。これも上品な出汁があるからかもしれません。
食べている途中で、こちらの揚げ立て天かすを出してくれました。天かすも揚げたてだと何となく美味しく感じます。
あと、カウンターに置かれていた、なぜ九州の一味なのか不明ですが、かけて食べました。
出汁は全部飲み干したいくらいですが、最近塩分控えめのお年頃で、少し残してしまいました。
全部食べ終わっての感想ですが、とても完成度の高いうどん。私が石川県内で食べたうどんの中ではNo.1かもしれません。再訪したいお店です。ご馳走様でした。
金澤さぬき
石川県金沢市上荒屋6-451
TEL 076-214-1133
11:30~14:00(麺 出汁がなくなり次第終了)
18:00~22:00(うどんは20:00まで)
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