担々麺といえば、日本では一般的には、普通のラーメンと同じようにスープを張ったものが主流です。
しかし、本場中国(四川)では花椒(ホアジャオ)と辣油(ラー油)を加えたタレに、豚のひき肉を炒めたものを、ザーサイやネギを刻んだものを茹でた麺に一緒にかけた料理で、日本では「汁なし担々麺」と呼ばれているものです。
日本で汁あり担々麺を広めたのは、いま四川料理の重鎮として知られる陳健一氏の父、故陳建民氏でした。
さて、今日はそんな担々麺の紹介です。
お店は小松市大領町にひっそりとある「中国懐石 ももたろう」。
前回は小松うどんを使った担々麺を食べたことを紹介していますが、もう9年半以上も前のことになりますね。
残念ながら今は小松うどんの担々麺はメニューにはないようです。
今回は妻と一緒に食べに行きました。
大領中町にあるのですが、メイン通りではないことと、建物も中華屋さんぽくなく、注意していないと通り過ぎてしまいます。実際、私は2度目でしたが通り過ぎてしまいました。
お店自体は小さなお店です。お客さんは地元の方中心かな?

メニューです。
壁に担々麺の紹介が張られています。
私は今回も白にしました。
妻は黒です。両方とも800円。
麺は中太の少し縮れた麺。具はシンプルに太もやしのみでした。
この2種類を2人でシェアして食べています。
基本、ゴマが白か黒の違いだけで、作り方は一緒なので、味自体はそれほど大きく変わるわけではありません。
調べてみると、ゴマは白も黒も栄養成分はほとんど同じなようです。
黒ゴマの殻は固いので、すりつぶしてないと栄養が吸収されにくいのですが、こちらのお店ではしっかりとすりつぶしてあって、よりゴマの風味を感じるスープでした。美味しいです。

辛さはそれほどありません。花椒や山椒がそれほど使われていないからでしょう。途中でラー油を加えて辛さを調整しながら食べました。
あと、私はセットランチにしていて、担々麺の金額+150円でミニ炒飯が付いていました。
久しぶりに伺いましたが、担々麺にうるさい妻も納得の味でした。皆さんも是非どうぞ!ご馳走様でした。
ももたろう
石川県小松市大領中町3-167
TEL 0761-21-8807
11:30~14:30
17:00~21:15 (L.O 20:30)
コメント