雨後竹の子のようにオープンしている東京のラーメン店。

逆に言えばそれだけ閉店になるところが多いわけで、激戦地であることは変わりありません。

ラーメン店の場合、居抜きでほぼそのまま利用するケースが多いため、比較的短期間で全く違うお店になっていたりします。

しかしこれだけラーメン店が多いと、単に塩や味噌、とんこつのシンプルな味やその組み合わせだけでは差別化が出来ず、色々なバリエーションのラーメンが出来てきました。

昨年、フレンチレストランのシェフがオマール海老専門の「海老丸らーめん(海老〇ラーメン)」を紹介したことがありますが、最近色々なアレンジをしてくるラーメン店が多くなってきました。
恋し鯛

今日紹介しますのは、1年前の7月7日にオープンした「恋し鯛」というラーメン店。

前は尾道ラーメンのお店でした。そういえばビルの名前も変わっていますね。

店名で記載の通り「鯛」をフィーチャーしたラーメンで、監修はフレンチのシェフだとのことです。

「鯛」は高級な魚というイメージがあって、日本人にとってハレの日に出される特別な魚です。それだけでも食べてみたくなる、うまいネーミングですね。
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外に出されていたメニュー看板。

基本は「鯛担麺(880円)」と「汁なし鯛担麺(880円)」、それと「鯛塩濃厚そば(850円)」。季節限定のメニューもありました。
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こちらは店内にあったサイドメニューです。

お店に入って、こちらの食券機で食券を買います。
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お得なランチタイム限定のセットメニューがあったので、私は「汁なし鯛担麺」と「鯛めし(280円)」のセットを頼むことに。1,000円です。単品で2つを頼むと1,160円になるのでお得です。ただし単品のものと同じものかはわかりません。
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店内は狭く、カウンター席6席。テーブル席が8席ほど。カウンター席には2席おきにアクリル板が設置されていて、2人グループでのみ2席使用で、一人の私が座った席の隣は結局誰も座りませんでした。ただ混雑している時間帯でなかったので、混雑時はどうしているのかはわかりません。

「鯛担麺」系は単品の場合は辛さは食券機で指定できますが、セットの倍は辛さの指定は口頭で伝えます。

ベースの辛さは1辛だということで、初めて食べる私はそれにしました。
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出されたセットがこちら。

「汁なし鯛担麺」ですが、具は薄く切られた豚と鶏のチャッーシューが各1枚、竹の子のような形のままのメンマ?
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ほかには水菜と、何だろう?じゃがいもの千切りを素揚げしたものでした。

肉味噌は団子状に真ん中に盛り付けられていて、好みに応じてスープに溶かしながら麺に絡めて食べていきます。麺は中太の縮れ麵。スープと肉味噌によく絡みます。ただ、肉味噌を混ぜると山椒などの辛みが勝って鯛の風味はあまりしなくなります。
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あと1辛だと、それほど辛くはなかったです。途中で温玉を投入すると、余計マイルドな味になりました。
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次に「鯛めし」です。鯛の身が一切れ乗せられていました。
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カウンターのところに「鯛めしのおいしい食べ方」が張り出されていたので、それに従って食べました。

まずは、そのまま一口。上品な鯛の出汁で炊かれています。
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そして、「汁なし鯛担麺」スープをかけて、置かれていたこちらのポットに入っている鯛だしを注ぎます。
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少し洋風なテイストの鯛茶漬けといったところでしょうか?これはこれで美味しいですね。

フレンチのシェフが監修しているということで、最初はもう少しフレンチテイストかな?と思っていましたが、それほどではなく和の味に寄った味でした。でも「汁なし鯛担麺」も「鯛めし」も美味しかったです。ご馳走様でした。

恋し鯛
東京都千代田区神田三崎町3-1-18
 MH水道橋ビル1F
TEL 050-5597-8795
11:00~20:00(L.O.19:30)
無休


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