梅雨に入ったか?入らないかわからない天気だった2週間前の週末。
妻が富山で仕事があるということで、休みの私はアッシー君として富山まで運転して一緒に向かいました。
今日は、妻が仕事中、そして終わって合流した後、富山の街を散策した内容を紹介します。
まずは妻の仕事中に巡ったところ。
最初に向かったのは富山城から歩いて数分のところにある「高志の国 文学館」。
この敷地は前は知事公館だったところで、「万葉の庭」という庭園があり、その緑の中に囲まれています、
建物の設計は、「伊藤恭行/シーラカンスアンドアソシエイツ(CAn)」。2014年日本建築学会作品選奨を受賞しています。
外観は富山の地場産業であるアルミ製の鋳物パネルで覆われていて、主要素材として木がふんだんに使われているのも相まって、暖かさの中にシャープな印象の建築だと感じました。
中に入ると、「万葉の庭」を眺める特等席があります。そして肝心の展示についてです。
富山と言えば万葉歌人の大伴家持を生んだ土地。
収蔵品は富山県出身やゆかりのある作家、富山県が舞台となった作品と、それら作家の愛用品、美術品など約4万点が収納されています。
そして藤子・F・不二雄氏と今は亡き藤子不二雄A氏、そして「美味しんぼ」の花咲アキラ氏など著名な漫画家をはじめ、小説家も多数輩出していますね。
残念ながら、展示スペースの写真撮影は禁止でした。
私自身漫画含めてそれほど読書をするほうではないので、見学はそこそこに出ました。汗
でも入場料が200円と超お得?これで駐車料金が3時間もタダになるのです。皆さんも是非どうぞ。
高志の国 文学館
富山県富山市舟橋南町2-22
TEL 076-431-5492
9:30~18:00
火曜(祝日を除く)、祝日の翌日、年末年始休館
お次は「高志の国 文学館」から徒歩で向かった「富山国際会議場 大手町フォーラム」。
建物は槇文彦の設計で1999年に完成しています。ガラスカーテンウォールと木製の格子スクリーンを組み合わせた外観が特徴です。
コロナ禍で国際会議はもとより会議自体少なくなっていて、中のカフェスペースもお休みで、館内は閑散としていました。
大きな窓からは富山城が見えますね。
富山国際会議場 大手町フォーラム
富山市大手町1番2号MAP
TEL 076-424-5931
妻と合流して車で向かったのは、海側エリアです。
江戸時代から明治時代にかけて北海道と全国各地の交易のために使われた北前船の寄港地だった今の東岩瀬地区。
富山駅からはライトレールで20分ほどで行けるので観光客に人気のエリアです。
今回初めて訪れました。
最初に行ったのは「富山港展望台」。北前船時代の灯台の形を模しています。
高さ約20mの展望台まで階段を使って登ると、その名の通り、富山港を一望できます。
天気がいいと立山連邦が一望できますが、残念ながらの曇り空。
また東岩瀬の街並みも一望できました。
富山港展望台
富山県富山市東岩瀬町海岸通り5
そのまま、東岩瀬の街並みを散策。
「満寿泉」のブランドで知られる桝田酒造店がありました。
小松の農口尚彦研究所の杜氏、農口尚彦氏とともに能登杜氏四天王と称される故三盃総杜氏が杜氏を務めた酒蔵として知られています。
軒先には、めちゃ大きな杉玉が下げられていますね。
ただ残念ながら土日はお休み!観光エリアにあるのですが、休日がお休みとは…。涙
こちらは「北前船回船問屋森家」。
明治11年頃に建てられたもので、国指定重要文化財に指定されています。
昔の北前船で儲けた廻船問屋の栄華を垣間見ることができます。
この模型は10分の一のサイズで、千石積むことができたので千石船ともいわれていますが、富山では、行きも帰りも荷を載せて「倍倍」に儲かることから「バイ船」と呼ばれていたようです。
客間の廊下はうぐいす張り、天井には樹齢千年以上と言われるエドヒガンザクラが使われ、見る位置によって龍や鳳凰が見えるようです。
客用のトイレには屋久杉が使われていました。贅を尽くした建物ですね。
富山市は戦災や火事で古い建築物が消失していますが、ここ東岩瀬町にはまだ残っていたのが幸いでした。
北前船回船問屋森家
富山市東岩瀬町108
TEL 076)437-8960
9:0017:00(入館は16:30まで)
年末年始休
(臨時の開館及び休館あり)
r見学料金100円
※高校生以下観覧無料
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