福岡のうどんは柔らかいことで有名です。

私が過去に住んでいたことがある場所でいえば、大阪や石川のうどんも柔らかいのですが、たぶん、平均値でいえば日本で一番柔らかいうどんの場所は福岡ではないかと思います。

私は福岡のうどんが好きなので、福岡に行くと必ず一度はうどんを食べに行きます。

そんな柔らかなうどんの中でも、一番柔らかいと思うのが、今日紹介します「牧のうどん」。行ったのは博多駅隣の博多バスターミナル店です。

博多バスターミナルは私が福岡に住んでいた時はよくお世話になりました。

さて、「牧のうどん」は糸島の加布里(かふり)に本店があって、主に福岡市内にお店を展開しています。

こだわりは、利尻昆布を大量に使用して作られる出汁つゆ。本店の工場で毎日作られていて、そのため運ぶのに1時間以上かかるところにはお店は作らないのだそうです。

ちなみに、利尻昆布の年間の消費量のうち「牧のうどん」で7%消費するとの情報もありました。すごいですね。

そんな「牧のうどん」について私のブログではだいぶ前に空港店を紹介しています

今回、小松に戻る前に夕食には少し早めの時間でしたが、少し小腹を満たすために入ることにしました。
牧のうどん (7)

お店はバスターミナルビルの一番奥にあって、入り口にご覧の大きな写真入りのメニューがあって、そのわきに食券機がありました。
牧のうどん (8)

食券を買って、案内に従って席に着きます。
牧のうどん (9)

店内は食事タイムの時間帯ではなかったのと、コロナ禍でお客さんは少なかったです。
牧のうどん (10)

私は軽く一杯のうどんということで「ごぼう天うどん(税込490円)」にしました。「ごぼう天」は福岡では「ごぼ天」ですね。福岡では人気のうどんメニューです。

食券を渡すと、麺の湯で加減を「やわ、中、かた」のどれにするか聞かれます。あまり最初から柔なのもいやなので普通(中)にしました。
牧のうどん (11)

卓上には入れ放題のネギが置かれています。
牧のうどん (12)

で、出された「ごぼう天うどん」がこちら。ごぼう天の衣はしっかり目です。
牧のうどん (14)

うどんは釜揚げです。冷水で〆ていないので出汁を吸って、見た目にも柔らかなのがわかります。

まずは出汁を一口。さすが利尻昆布をぜいたくに使っている出汁は、昆布のうま味が染み出ていました。

うどんは、普通の硬さでお願いしましたが、これでも十分柔らかいです。そして出汁を吸って柔らかく美味しくなっていくのです。
牧のうどん (15)

時間の経過とともに、うどんはさらに出汁を吸って膨張していくわけですが、そのため見る見るうちに出汁が少なくなってきて、やかんに入れられている追い出汁を注いで食べていきます。

うどんを少し食べてもうどんが増量すような錯覚?なんだか得した気分になりました。

福岡のうどん屋さんは、ひとくくりには語れない個性があるうどん屋さんが多いと思いますが、ここは特に個性的ですね。ご馳走様でした。

牧のうどん 博多バスターミナル店
福岡県福岡市博多区博多駅中央街2-1
 博多バスターミナルB1F
TEL 092-483-1130
10:00~23:00(L.O.22:30)
不定休(博多バスターミナルに準ずる)


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