今日紹介します能美市大浜町の「料理・寿司やわたや」。
小松の安宅方面から北陸自動車道に沿って走る道を金沢に向かって走ると、加賀舞子の信号を左折してすぐ、加賀舞子海浜公園の手前にあります。
メイン道路から少し入るので目立たないので、どちらかといえばひっそりとあるという表現がぴったりかもしれません
私はお店の存在は前から知っていましたが、これまで一度も行ったことがありませんでした。
立派な店構えですが民家のような造り?店内は広いです。
こちらは入り口入ってすぐ右にある小上がりの部屋です。
また奥には30名ほど入れる和室がありました。
客層としては周辺企業の接待需要やハレの日使い、法事などが多かったようです。
近年はインバウンドのお客様も増えてきていたそうですが、コロナ禍でこれらがストップ。なかなか大変だと話されていました。
緊急事態宣言下では一時休業されていたようですが、その期間を利用してお店をリニューアルされたようで、こちらのカウンターも抗菌素材のものに変えたそうです。前向きですね!?
現在は基本前日までに予約したお客さんだけを受けているそうで、私も前日の電話してカウンター席を予約しました。
我々は鮨店では基本カウンター席で予約します。鮨はカウンター席!がモットーです。カウンター席だと握りたてを食べることができるからです。
しかしご主人は、コロナ禍ではカウンター席にお客さんを迎えて握るのは久しぶりだと話されていました。
それほど接待やハレの日、法事などのお客様に支えられていたこちらのお店にとっては、今回の新型ウイルスは痛手だったようです。
お品書きです。値段の表記はありませんでした。
我々は上にぎりでお願いすることに。
最初から中トロが出されます。
最近は、イカや白身などからではなく、中トロなど濃いめの味のネタから出してくれる寿司店が多くなりました。
アラです。鮮度がいいです。
甘えび。口の中で溶けるようです。
梅貝は少し炙って出されました。コリッとした食感がいいです。
赤イカは熟成(エージング)させてありました。甘みが凝縮されてねっとりと美味しいです。イカの熟成は珍しいかもしれません。
こちらのマグロも熟成させています。
熟成のプロセスを経ると、まわりの何割かは捨ててしまわなければいけないようで、芯のうま味が凝縮されているところのみを使うことになるわけです。
うま味が増しているかな?熟成のと、そうでないのとを比較して食べさせてくれると違いが判るのに…、と思いました。(^^;
肉では熟成肉が一般的にも知られるようになりましたが、まだまだ魚や寿司の領域では熟成をウリにしているお店は少ないと思います。
魚(刺身)は鮮度が命!なんてのは古くて、種類のよっては熟成、つまり寝かせたほうが美味しくなるものもたくさんあります。大型の魚は大体寝かせたほうがおいしくなると言われているようですが、あえて熟成魚と呼ぶものとの違いはどうなのでしょう?私もそれほど熟成魚を食べていないのでわかりませんが。
そうそう!日本人の知恵から生まれた昆布締めなども熟成の一種なのです。
ウニとイクラの醤油漬け。海苔はしっかりとしたものでした。
最後はウナギです。いい塩梅に焼かれていました。
お味噌汁もお願いしています。
あら汁ですが、身は敢えて入れてないそうです。確かに臭みが少なく飲みやすいですね。
お味噌汁の値段が上にぎりに含まれているかどうかわかりませんが、9貫で一人税込で3,080円でした。
コロナ禍で経営は大変でしょうが、これからも地元のお客様に愛されるお店であり続けてほしいですね。ご馳走様でした。
料理・寿司やわたや
石川県能美市大浜町52-17
TEL 0761-55-1696
11:30~13:30
17:00~22:00(L.O.21:30)
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