富山といえば、一世帯あたりの昆布の年間支出額がダントツの全国1位を誇っています。

そんな昆布好きの県民性は、昆布を使ったグルメの種類の多さにも表れています。

「塩昆布」「昆布巻き」「昆布締め」「昆布巻きかまぼこ」「おぼろ昆布」などはもちろん、最近ではパンや和菓子にも使われていたりします。

昆布を使った料理は「うま味」を考えるととても理にかなったものだと思います。昔は魚を長持ちさせるために昆布を用いて保存させるという先人の知恵として発展していったのでしょうが、肉や魚のイノシン酸と昆布のグルタミン酸という「うま味成分」が相乗効果を発揮。とても美味しい食材として完成されていったのです。

高岡に行ったならば、ランチにはそんな昆布を使った料理を食べさせてくれるお店に行こうと探して見つけました。

今日紹介します「クラフタン(CRAFTAN)」は、高岡の重要伝統的建造物群保存地区の山町筋と呼ばれる小馬出町にあるお店。このあたりのことは前に紹介しました

昔は文具商を営んでいたお店の木造3階建ての洋風建築を再生した「山町ヴァレー」という複合商業施設の1階にあります。
クラフタン

昔は3階建ての木造建築は珍しかったのではないでしょうか?
クラフタン (2)

店名の「クラフタン」は「クラフト&○○○」という想いが込められているようです。
クラフタン (4)

店内に入るとカウンター席と、奥のほうにテーブル席、そして畳敷きの座卓の席がありました。

こちらのお店は富山の「昆布締め」をフューチャーした料理の専門店です。
クラフタン (5)

お店のマークも昆布をイメージした波とか昆布をイメージしたデザイン。

カウンターや、ディスプレイとして使われる棚、そして料理を盛り付ける皿まで、その形を表現していました。
クラフタン1

お店の前に出されていたランチメニューです。

店内にもランチのアラカルトやディナー用のメニューがありました。

で我々は、「昆布締め」のランチメニューを頼むことに。

「昆布締め盛り合わせ定食(税込2,000円)」と「野菜の昆布締め定食(税込1,200円)」を頼んで妻とシェアして食べることにしました。

「昆布締め盛り合わせ定食」は一番高いランチメニューで、「野菜の昆布締め定食」は一番安いランチメニューです。
クラフタン (19)

まず「塩昆布キャベツ」と昆布と小豆の炊いたものが出されます。
クラフタン (21)

そして、こちらが「昆布締め盛り合わせ」。魚・肉・野菜の昆布締めが楽しめます。魚は3種類。肉は牛と鶏、野菜はニンジン・カボチャ・しめじ・エノキ・たまねぎなどの昆布締めです。

魚は富山でサスと呼ぶカジキマグロとタコの昆布締めが珍しかったです。

野菜の昆布締めと肉の昆布締めは、へぇ~!と思いましたが、昆布は海のものものなのでやはり魚との相性がいいと感じました。

牛と鶏はもも肉で、妻の胃袋に消えました。
クラフタン (22)

「野菜の昆布締め」は、ニンジン・カボチャ・しめじ・エノキ・たまねぎ・豆腐。ズッキーニ・さつまいもなど。

ご飯と味噌汁が付いています。ご飯は上記のセット料金では白いご飯です。
クラフタン (25)

我々は「酵素玄米もあります」と言われて「それにでお願いします」と言いましたが、あとでメニューを見たら一人プラス250円かかることがわかりました。(^^;
クラフタン (13)

ちなみに「酵素玄米」とは特殊な圧力釜で炊きあげている、玄米と小豆の赤飯のようなものですね!?

酵素の効能については、こちらに書かれていました。。
クラフタン (18)

ちなみに車の運転なしの妻は、富山の東岩瀬というところにある「KOBO Brewery」のクラフトビール「ペールエール(800円)」を飲んでいます。

ランチの単価としては少しお高めですが、昆布の食材としての価値の高さに改めて気づかせてくれるお店でおすすめです。ご馳走様でした。

クラフタン(CRAFTAN)
富山県高岡市小馬出町6
 山町ヴァレー弐ノ蔵TEL 0766-75-9013
月・木・金・土・日
11:30~14:00
18:00~22:00
火・水
11:30~14:00
不定休


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