コロナ禍で飲食店の方々はご苦労されています。
特に夜だけの営業で、接待や法事などの需要をメインにしていたところは大変なのではないでしょうか?
各お店ともいろいろな工夫や努力をされていると思いますが、いかんせん新型コロナウイルスが何らかの形で克服されなければ元のような状態に戻ることは難しいといった現実があります。
そんな中、小松市の飲食店でも、このような状況を自らの力で打破しようとする動きが出てきています。
今日紹介します小松市殿町にある釜めしで有名な「一山楼」もそのうちの一軒です。
「一山楼」は、一釜一釜丁寧に炊き上げた釜めしが美味しくて、ファンが多いお店として知られていますが、私も桜の季節には何度も利用させていただいています。
今年の花見の時期にも伺う予定だったのですが、残念ながら今回は、ご多分に漏れず中止にせざるを得ませんでした。
そんな老舗が心機一転、ランチタイムのみ営業のお店に活路を見出すことになったわけです。
その食事処は「39 saku」と書いて「さく」と呼ばせます。一山楼の4代目店主の作本さんの苗字の一文字から、さらには「サンキュー」という呼ばせ方ができることから付けられています。

「39 saku」は、小松市中町という、昔ながらの町家が並ぶエリアの築95年の古民家「こまつ町家」をリノベーションして作ったお店です。
我々はオープンの9月17日の数日後の4連休の時にお邪魔しました。

少し離れた一山楼の駐車場に止め、開店時間の11時半少し前にお店に到着しました。
営業時間は本業の関係もあり、11:30~14:30(L.O.14:00)と短いです。
コロナ禍の中、テイクアウト専用の窓口がありました。

この日のテイクアウトのメニューはこんな感じです。

我々は一番奥の2人掛けの席に座ります。

後ろには小さな庭があります。
そして11:45にはカウンター5席とテーブル席6席がすべて埋まり満席になりました。
カウンターの間には透明な仕切り板が設置されています。
こちらが店内飲食用のお品書き。

ドリンクとデザートメニューです。
ランチタイム限定なので、なるべく運営を簡素化するためでしょう?シンプルな構成です。ドリンクにはコーヒーの設定もありませんでした。
私は本日の定食の中から、青森県陸奥湾で採れたホタテを使った「ホタテフライ定食」を頼むことにしました。税込みで930円です。
出されたのがこちらです。
小ぶりのホタテでしたが、揚げたてで熱々サクサク!美味しかったです。
こちらの定食には、有機野菜を使用したサラダと、小鉢2皿が付いていて、この日はネギトロのネギなし?とじゃこおろしでした。
あと、炊き立てご飯と味噌汁、お漬物も付いています。
妻は「こだわりのないおうちカレー(税込770円)」を頼んでいました。
名前がユニークですが、本当に一山楼のお家で出されていた家庭の味をメニューにしているのでしょう?最近珍しいジャガイモとお肉がゴロゴロ入っている少し甘口のカレーです。
こちらにも有機野菜を使用した「こだわりサラダの宝石箱」が付いていました。
あとデザートに「削りブルーベリー(税込300円、セットの場合は300円)」も頼んでいます。
こちらは、その名の通りブルーベリーを凍られたものを削り出して作られています。練乳がかけられていました。
シャリっとした食感そのまま、ブルーベリーの酸味と爽やかさを楽しめましたね。
さて、お昼に活路見出すためにわざわざ新規オープンしたお店!今後の動向が気になります。ご馳走様でした。
39 saku
石川県小松市中町4
TEL 070-3410-3939
11:30~14:30(L.O.14:00)
コメント