一口にラーメンといっても、味の種類は多様です。
しょう油・塩・味噌・とんこつなどがメジャーですが、味を組み合わせたり、フレンチなど洋風の味を加えたりしてバリエーションはどんどん増えており、百花繚乱の様相です。
先日には、フレンチシェフが作るオマール海老専門のラーメン店「海老丸らーめん(海老〇ラーメン)」を紹介したばかりです。
私自身食べたことがない味のラーメンが全国にまだいろいろあるでしょうね?
ただ個人的には、歳と共にこってりしたラーメンよりあっさり系の味のほうが好みになってきました。
昔は家で店屋物としてとるラーメンは、しょう油系のあっさりしたラーメンしかなかったので、まぁ、昔に戻っているといった感じでしょうか…?
さて、東京では昔から東京ラーメンとして、しょう油ベースのすっきりとした味がご当地ラーメンとして認識されてきていますが、今日紹介します地下鉄九段下駅のすぐそばにある「田中そば店 九段下店」は、そんな昔の東京ラーメンのような味わいを楽しめるラーメン店です。
しょう油味ですが、基本は喜多方らーめんがベースのようです。
2年ほど前にできた比較的新しいお店で、店舗はきれいです。
お店に入ってまず食券機で食券を買います。
写真の上のほうが切れていますが、メニューはシンプルな構成でした。
店内はコの字型のカウンターのみ。一人一人の間には透明の仕切りが設置されていました。
一人一人の仕切りがあるお店といえば、博多ラーメンの「一蘭」を思い出しますが、このコロナ禍ではこのような仕切りを設置するお店が増えてくるでしょうね?
さて、この日私が頼んだのは、「ねぎそば」。
小さな丼に入れられて出されます。
ビジュアル的には食欲をそそられます。洗練された感じのするラーメンで、透き通ったスープと平打ちぢれ麺、そして大量に乗せられた白髪ねぎ。
白髪ねぎはゴマ油で和えてありました。
スープはしょう油にプラス、濁らせないように気を配ったトンコツで味の調整をしているようです。
ただ基本あっさり味なので、途中でブラックペッパーと特製唐華を加えて食べますすめます。
このスープは、最近、塩分を気にしてスープをあまり飲まなくなった私でも飲み干したくなる味でした。
あとの具材はチャーシューとメンマ。
こちらは、一緒に行った人が頼んでいたシンプルな醤油ラーメンです。
「気軽に食べる田舎のラーメン」をテーマに作ったラーメンというだけあって、全体的に調和のとれた総合的な評価が高いラーメンでしたね。とても美味しかったです。ご馳走様でした。
田中そば店 九段下店
東京都千代田区九段北1-4-4
九段伊東ビル1F
TEL 03-6256-9840
平日
11:00-16:00,17:00-22:00
土・日・祝
11:00-16:00,17:00-21:00
コメント