沖縄に来ると沖縄そばを必ず食べるようにしています。
ただし、これまでは那覇市とそのお隣の浦添市で食べただけで、地方で食べたことはありませんでした。
今回初めてうるま市で、それも築90年の古民家食堂で食べることが出来ました。
こちらのお店は出発前から調べてあり、沖縄の昔ながらの生活感を感じられる場所で沖縄料理を食べて見たかったことからチョイスしました。
海中道路を渡り、さらに浜比嘉島へと橋を渡ります。
少し狭い路地を入ると駐車場に着いて車を停めて歩いてすぐにお店はあります。

魔よけの役割を持つ「ひんぷん」の手前から写真を写します。
こちらが古民家食堂「てぃーらぶい」。
たぶん沖縄独特の、全国的な建築様式ではないのでしょうが、何となく懐かしい気になる古民家ではないでしょうか?
店内はこんな感じです。
すべてガラス戸で囲まれているので明るいです。昔の電気のない時代、太陽の光を最大限取り入れるためでしょう?
しかし、強烈な台風が上陸する沖縄で、このような作りで大丈夫だったのか心配になります。もちろん木の雨戸を外にはめ込むのでしょうが…。石塀とまわりの木々が緩衝材になるのかな?
こちらがメニューです。おすすめというか基本は「てぃーらぶい汁膳」のみ。
「てぃーらぶい汁膳」とは、沖縄でお祝い事の伝統行事のときなどに出される料理のことだそうです。汁ものとご飯ものがセットになっています。
ただ、汁は設定されていた2種類とも肉だったので、私は脇に書かれていた「冷やしもずくソーメン(960円)」を頼むことにしました。
出されたのがこちら。
最初、単品なのかと思っていたら、おかずが付いていました。そして薬味類もたっぷりですね!?
浜比嘉島特産の太めのもずくとのど越しのいい沖縄ソーメンが絡んで美味しく食べることが出来ました。
また、もずくの佃煮が乗せられていて、これがまたいい塩梅を加えていました。
こちらの写真の上段の真ん中に見えるのがジーマミ豆腐を天ぷらにしたもの。いわば揚げ豆腐ですね。
ジーマミとはピーナッツのことで、少し甘い豆腐なのですが、天ぷらにすることによって塩気が加わりいい食感になります。そして見た目は熱くなさそうなのですが、揚げ立てでとても熱いので要注意です。ひと口で口の中に入れ噛まないほうがいいです。
1個はそのまま。2個目は汁に漬けて食べるのがおすすめです。美味しかったです。
妻は「てぃーらぶい汁膳」ですが、この日は汁は「骨付き豚あばら肉のソーキ汁」、ご飯は「もずく入りじゅーしー」のみしか選択の余地がありませんでした。
おかずは上の方の左から「もずくソーメン」「オクラの油みそ和え」「麩チャンプルー」です。
こちらはもずくが入った炊き込みご飯です。私も少し食べましたが、優しい味で美味しかったです。
「骨付き豚あばら肉のソーキ汁」には、小松菜のような葉物、昆布やニンジン、大根などの野菜と大きなあばら肉が入っていました。
このボリュームは満足できると思います。
同じ沖縄料理を食べるにしても、このような古民家で食べると味が違うと感じられますね。ご馳走様でした。
てぃーらぶい
沖縄県うるま市勝連浜56
TEL 098-977-7688
11:00~16:00
コメント