うどんとそば、どちらが好きと言われれば「うどん」のほうが好きです。
しかし、東京に来たときはそばを食べます。
少し前までは、残念ながら東京のうどんは好みに合わないお店が多かったのですが、近ごろは全国各地のうどんの味を楽しめるお店が出来てきたので、うどんも選択肢になったところです。
先日は西新橋の博多うどんのお店を紹介しましたが、今日はそばのお店の紹介です。

行ったのはJR水道橋駅と神田駅の間ぐらいの位置にある「かんだやぶそば」。
「やぶ」といえば東京のそば屋さんの大看板の一つとして知られています。
前のお店は1923年に建てられた数寄屋造りのお店でとても情緒があったのですが、2013年2月に火災により半焼して、新しく建て替えられています。
でも新しくなっていますが、前の建物の面影を感じさせてくれます。
さて、昔からそば屋における老舗御三家というのがあって、江戸生れの「藪」、大阪が発祥の「砂場」、信州の「更科」がそうなのですが、その「藪そば」の中でも江戸の町では藪御三家(かんだやぶそば、並木藪蕎麦、池の端藪蕎麦)というほど、こちらは昔からの格式あるそば屋なのです。
今回、仲間4名と一緒に夜に行ってきました。昔からそば屋で粋に飲むのが江戸っ子!?我々もそれを目指して飲むことにしました。
到着したのが18:25分ぐらいでしたが、お店はまだ1~2分の入り。
しかし我々が飲み食いしている間にほぼ満席近くになってきました。

そばのお品書き(一部)です。

肴のお品書きです。

こちらもです。

季節のおすすめもありました。
では、頼んだものを紹介していきます。
まずは生ビール(税込770円)。エビスでした。そして、この蕎麦味噌がお通しということかな?でもレシートには載っていなかったのでサービスでしょう?
でも、この蕎麦味噌だけで酒が相当飲めそうです。^^;
こちらは「やきのり(税込715円)」。そば屋では当然火種を置いたのり箱に入れられて出されます。フタには北斎の「凱風快晴(赤富士)」が描かれています。
のりのいい風味がしますね。
これは「そば屋の刺身」ともいわれている「かまぼこ」。これで税込825円します!びっくりです。
小田原産の極上蒲鉾だそうです。さすがに滑らかな舌触りでした。
季節のおすすめからは「牡蠣の南蛮漬け(税込1,100円)」を頼んでみました。大ぶりなのが3粒入っていました。
それに「季節の天ぷら(税込1,650円)」もお願いしています。こちらは6種類の冬の天ぷらでした。
「穴子焼き(税込2,145円)」は白焼きでお願いしました。最初時間がかかるといわれましたが、時間そんなにかかりませんでした。
こちらもちょっとお高いですね。^^; 小ぶりの穴子ですが、スダチを搾ってわさびしょう油で食べると、上品な穴子の風味を楽しむことが出来ました。
こちらもちょっとお高いですね。^^; 小ぶりの穴子ですが、スダチを搾ってわさびしょう油で食べると、上品な穴子の風味を楽しむことが出来ました。
締めはもちろんそば。
私は「せいろそば」ではなく「せいろうそば(税込825円)」。艶やかでのど越しのいいそば。
そばつゆは昆布とカツオの濃いめのもの。「かえし」が違うのでしょう?他にない風味を感じました。
一緒に行った一人は「かけそば(税込825円)」です。
最後にはもちろんそば湯が出されます。サラッとしたそば湯でした。

あとアルコールのほう、私は長野のそば焼酎「草笛」のそば湯割りを頼んでいます。焼酎は少し薄めでしたが、ダブルでそばの風味を楽しむことが出来ました。
以上飲み食いして一人4,500円ほど。それほど食べるものは頼んでいませんが、まぁ、老舗で粋に飲み食いできるので満足感が違います。ご馳走様でした。
かんだやぶそば
東京都千代田区神田淡路町2-10
TEL 03-3251-0287
11:30~21:00(L.O.20:30)
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