普段食べているパン。当然でしょうが世界各国で色々違います。

日本で海外のパンと言えば、フランスなどヨーロッパの国のものが多く売られていると思いますが、一言でヨーロッパと言っても千差万別。そのお国柄が現れているのではないでしょうか?

ドイツパンと言えば、石川では「ジャーマンベーカリー」がその名の通り有名ですが、「ジャーマンベーカリー」も今はドイツパンばかりを作っているわけではなく、まったく日本のパン屋さんそのものになっているような気がします。

そのため本格的なドイツパンはなかなか食べられないと思います。


さて、そんなドイツパンの特徴といえば、酸っぱくて固いパンというイメージを持つかたが多いと思いますが、日本で有名なところではブレッツェル。またクリスマスシーズンにはシュトレンがよく食べられるようになりました。

素材的にはライ麦が多く使われていて、黒っぽいイメージがありますね。

さて、南加賀にもドイツパンを作っているパン屋さんがオープンしました。
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場所は能美市の辰口丘陵公園や芳珠記念病院の近く。松が岡古墳公園の緑に溶け込むようにして新しい建物が建っています。

店名のBrotは「パン」のこと。Rufは「呼ぶ」とか「声」という意味らしいです。

オーナーの女性はドイツ留学のときに「オーガニック」が生活の中に溶け込んでいることに感動して、その後一旦日本で企業に就職するも、再度ドイツへ行きパン修行を行って帰国。この地で新しくお店を構えるに至りました。

「穀物本来の旨みを活かしたパン作りをモットーに」しているとのことで、乳製品、卵、砂糖を使わないで作られています。これまで南加賀にはなかったお店でうれしいですね。

私は12月7日のオープンの日に行ってきました。
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さすがにオープン当日は多くの人で賑わっていました。11時少し前で7~8人?帰るときは10名以上の順番待ちが出来ていました。
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棚に色々なパンが並んでいましたが、すでに売り切れのパンも。ブレッツェルは残念ながら売切れ。

買い求めたのは、こちらの「Mehrkornbrot(メアコーンブロート)」というドイツ産のオーガニックの小麦とライ麦を使って作るパン。
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ひまわりの種、白ごま、オートミールなど多種類の穀物が入っていて、まわりにもまぶされていますね。
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帰りに、シャルキュトリーのお店「ガリビエ」に立ち寄って、このパンに合いそうな生ハムの「スペック」と、「フィノッキオーナ」というサラミ、そしてスモークチーズを買い求めました。
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そして翌朝、これらと一緒に食べました。
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それと、クリスマスが近いですが、ドレスデンが発祥といわれるドイツのクリスマス菓子でクリスマスの定番「Stollen(シュトレン)」も買っています。

Lサイズは3,500円もしましたが、ラムレーズン、オレンジピール、国造ゆずピール、アーモンドなど色々入っています。
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少し熟成させて、クリスマスが近づいたころから少しずつスライスして食べるのが本場の流儀?サイズ的には、Lサイズが必要ですね。
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あと、妻はオープン前のプレオープン時にも行っていて、こちらの「Roggenmond(ロッゲンモント)」を買っています。
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「Roggenmond(ロッゲンモント)」という聞きなれない名前のパンですが、お店でパンに添えられていたのを読むと「ドイツ産オーガニックライ麦70%、オーガニック小麦30%でキャラウェイ(ヒメウイキョウ)が香ります」と書かれています。
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このパンは、家で北イタリアのボローニヤソーセージとデンマークチーズを挟んで食べました。

ヒメウイキョウの元々の香りを知らないので何とも言えませんが、まろやかな酸味があって、このパンも美味しかったです。
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ちなみに妻は、何と!ソフトパンスライサーまで一緒に購入しているのです。^^;

ドイツパンは、南加賀に住んでいる人には少し馴染みがない味かもしれませんが、パン本来の美味しさを味わえるのではないでしょうか?皆さんも是非一度買いに行ってくださいね!ご馳走様でした。

BROTRUF Bio-Backerei(ブロートルーフ ビオベッカライ)
石川県能美市松が岡5-29
TEL 0761-48-4679
9:00~14:00
16:00~18:00
木曜,第3水曜休


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