昔は小松の、そこそこ軒数がある町内には一軒ぐらい寿司屋さんがあった気がします。
そして私の小さいころ、寿司といえばハレの日や、家にお客さんが来たときなどに食べる代表的なもので、お店で食べるというよりは、家に出前を取って、丸い寿司桶に入れられた寿司を皆で楽しむといったものでした。
そんな時は子供心にもうれしい気がしていたことを思い出します。
ただ当時は、今のように色々なネタがあるわけではなく、記憶ではマグロ・甘えび・サワラ(カジキマグロ)・イカ・タコ・うなぎ・玉子・バッテラ・かっぱ巻・かんぴょう巻など決まっていましたね。うなぎは今ほど高級品じゃなかった気がします。
そうそう!上寿司だとイクラやトロ、ウニなどが入っていて、さらにテンションが上がった記憶があります。
さて、今日は街の寿司屋さんと呼ぶにふさわしいお店?小松市今江町の「寿し割烹 藤吉」の紹介です。
昔はだいぶ行っていたのですが、ここ近年は行かなかったので超お久しぶりの訪問になります。
立派な店構えです。寿司だけではなく割烹として、色々な料理を楽しめるお店として知られています。
今回は忘年会のときにお邪魔しました。
カウンター席に小上がり、そしてお座敷があります。
頼んだのは6千円のコース。量より質でということでお願いしてありました。

まずは生ビールで乾杯。
最初に出された料理は、のっけから香箱ガニ。
今シーズンの香箱ガニは、橋立漁港の水揚げが少なく、県内の相場は高値止まり。昔は庶民の味そのものでしたが、今や高級品ですね。
雌の香箱は内子がやはり美味しいです。
吸物は真丈。ふぐ真丈だったかな?上品なお出汁で美味しかったです。
お造りはいか、ぶり、トロ、ヒラメ、甘えび。

焼物はのどぐろでした。量より質です!
煮物は治部煮。治部煮は久しぶりです。鴨が苦手なので鴨以外しか食べていません。^^;
お次は揚物で天ぷら。出させるまでに時間がかかりましたが、12月の忘年会シーズンでお店は大忙しだったようです。
そして最後は握りです。少なめの5貫。ネタは定番ものでした。
アルコールのほうは生ビールの後は私はハイボールを飲むことに。
他の人は焼酎や日本酒など色々頼んでいました。だいぶ飲んだようで、お勘定は一人10,500円ほどでした。
今江町という小松の中心地からは少し距離があって、夜、飲みに来ることはあまりないところですが、地元の人を中心に繁盛しているお店です。ご馳走様でした。
寿し割烹 藤吉
石川県小松市今江町7-429
TEL 0761-22-4943
11:30~L.O.22:00
※お昼の営業は予約のみ?(要確認)
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