昨今ハード系のパンが人気ですが、ハード系だと何となくフランスパンを思い浮かべてしまいます。
そんなパン・トラディショネルだけではなく、パン・ド・カンパーニュやパン・ド・ロデヴなど、私がつい最近まで食べたことがなかったような色々なパンが地方でも人気となってきました。
ただ、我が家ではあまりハード系のパンを買いません。^^;
さて、今日紹介する金沢のもりの里にある「Boulangerie Parikana(ブーランジュリー パリカナ)」。
横浜出身のオーナーが、奥さまの実家がある金沢で今年4月にオープンさせている新しいお店で、そのオーナーご自身はパリにもお店を持つ「メゾン・ランドゥメンヌ」の東京本店やエムザの地下のアンデルセンで腕を磨いていたようです。
ネット情報でどなたかが書かれていましたが、店名の「パリカナ」とは、「パリのパン屋さんに来た気持ちになってほしいということで、ここはパリかな?」と名付けたということでしたが、私としては「パリ+金沢」の意味も込められていると勝手な解釈をしています。
お店のウリは、パリでも修業され、パリのパンに魅了されたオーナーが、フランス産の小麦粉やバターを使い、天然酵母を長時間発酵させるフランスの製法を取り入れて作るパンなのです。
そのため、お値段も少し高めの設定です。
メイン道路沿いではなく、少し入ったところで通りすがりで入るお客さんはあまりいないでしょう?
小松市粟津温泉にある人気のブーランジュリー「メティサージュ」に似てなくもない造りです。
オープンキッチンでパンを作っているところを見ることが出来ました。
ハード系からデザート系、焼菓子まで色々な種類のパンが並んでいました。ただ惣菜系の種類は少なかった気がします。
これらの中から私が食べたのは「ブリオッシュフロマージュ(税別210円)」。家に持って帰るときに少し圧縮されてしまいました。^^;
柔らかなブリオッシュのパンの中にベシャメルソースとハムとチーズを挟んで焼きあげてあり、優しい味で美味しかったです。
妻は「スリランカカレーのタルティーヌ(税別280円)」。トラディションにスリランカカレーとキノコを乗せピザのように焼きあげてあります。
あとデザートとして「ブリオッシュ・フルイ(税別280円)」も食べていました。
米粉を使用したカスタードクリームに、たっぷり乗せられたブルーベリージャム。ブルーベリーの果肉感がしっかり残っています。
娘は「フラメ(税別280円)」。ハード系のフーガスです。
グルュイエールチーズとベーコンが包まれています。
母にはシンプルな「ブリオッシュ(130円)」。水を使わずに小麦粉と卵・生クリーム・牛乳だけで焼きあげてありました。こちらも持って帰る途中で少し圧縮されてしまっていました。^^;
あと珍しくハード系の「パン・オ・ノワゼット(税別420円)」も買い求めました。ノワゼットはヘーゼルナッツのこと。あとクルミや栗も入っています。
生地は冷蔵で長時間かけて発酵したものを使用して、食べると小麦の風味が口の中に広がってハチミツが練り込まれていて美味しかったです。
なかなか金沢もりの里に来ることは出来ないので残念なのですが、上質のパンを食べられるお店として遠くからでも買いに来る価値があります。また街中ではないところでお店を出されたことも素晴らしいと思いました。ご馳走様でした。
ブーランジュリー パリカナ
石川県金沢市もりの里2-213
蛍の館1F
TEL 076-225-8625
8:00-17:00
※無くなり次第終了
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