春本番を迎えて、里だけではなく山の方も暖かくなってきました。

そんな陽気に誘われて、久しぶりに山中温泉まで足を延ばしました。
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伺ったのは山中温泉の観光名所の一つ「こおろぎ橋」のすぐ近くにある「料亭 明月楼」です。
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私は初めて入るお店です。何せ料亭ですからね。そんなに行けるわけがない!?

こちらのお店は夜利用すると、会席料理が基本でそれなりに料金がかかります。でもランチは意外にお手頃な値段で美味しい鰻料理を楽しむことが出来るのです。

前までは近くにある「離れ」のほうで鰻のランチを楽しめたのですが、いまは「離れ」のほうはクローズ?しています。
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で、この日は本館でいただきました。

何せ料亭なので、お部屋がたくさんあります。ランチといえどもその座敷で取るわけで贅沢な気持ちにさせてくれます。
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我々が通された部屋は鶴仙峡を眺めることが出来る鶴仙の間。眼下に緑と大聖寺川を眺めながら食べることが出来ます。

ところで私は、鰻の専門店にはあまり行きません。よってブログでもあまり登場しません。理由は絶滅危惧種にも指定されたニホンウナギを保護するため!というのはウソで、高いからです。^^;

色々な味を楽しむためには少々お高くても行くのですが、単品ではもったいない?と思うからでしょうか…。
明月楼

ランチのお品書きはこんな感じ。

その中から私は「鰻まぶし(税サ込3,560円)」を頼みました。
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出されたのがこちら。名古屋のご当地グルメ「ひつまぶし」はお櫃に入れられていますが、こちらではうな重の入れ物です。うなぎの切り方もよりざっくりした切り方でした。

粉にした木の芽山椒が添えれれているのも料亭らしいです。
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そして薬味です。
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作法?の通り、まず最初はそのままで食べ、
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2杯目は薬味を乗せて。
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3杯目は出汁をかけて食べます。

鰻は国産鰻を生簀に泳がせて余分な脂を抜いています。焼き方は関西風で、蒸さずに焼かれていて、香ばしさが残っています。皮もしっかりとした感じで食感が残っていました。

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また「鰻まぶし」なのでタレはそれほど濃いめに塗っているわけではありません。

こちらのお店の出汁は、カツオと昆布の出汁と、加賀市打越産の煎茶がミックスされたものを使用していて、ほのかな煎茶の香りとカツオと昆布のうま味が仲良くケンカせずに、また、うなぎの香ばしい香りを邪魔せず美味しい出汁になっていました。美味しかったです。

妻は「うな丼(上)3,240円(税サ込)」。
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特上が1尾使い、上は3分の2ですね。並は半尾でしょうか?ご飯の中にも鰻が隠れていました。

見た目ですが「鰻まぶし」のよりもしっかり焼かれていてタレも厚く塗られている感じでした。
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肝吸と漬け物が付いています。

妻も美味しかったと言っていました。

鰻の専門店に行って食べるのもいいですが、広いお部屋でいい景色を眺めながらゆったりとした気分で鰻を食べるというのもオツなものだと思います。皆さんもいかがでしょうか?

ランチは部屋代もかからないのもありがたいです。ただ、お店と駐車場が少し離れていますので注意が必要です。ご馳走様でした。

料亭 明月楼
石川県加賀市山中温泉下谷町ロ1-1
TEL 0761-78-0103
ランチ11:00~14:00
ディナー17:00~22:00
不定休


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