小松市と能美市の境目の山あいにある人気のイタリアン「イル ボッツォロ」。
一昨年お邪魔した時は初秋のいいお天気の日でしたが、その時ブログで「冬は大丈夫かな?と思ってしまいました。」と書いています。
たぶん昨年の冬は大変だったと思いますが、今年の冬は大丈夫ですね。
今回お邪魔したのは、先月のまだ冬の時期。しかし冷たい雨は降っていましたが、お店の周辺にも積雪はありませんでした。
店内はカウンター席がなくなっていてテーブル席が増えていました。
ご夫婦お二人で営んでいますが、シェフは奥さまで、フィレンチェや東京池尻大橋の人気のイタリアン「ドン・ジョバンニ」で腕を磨かれています。
今回、東京からの友人夫妻をお連れしての訪問でした。
ランチメニューです。オープン時からメインのセコンド・ピアット(econdo piatto)が付いたコースが増えています。前回はまだオープンして間もないころだったので、メニューに載せていなかったのでしょう?あと、我々の頼んだプランゾAはほんの少し内容が変わっていましたが、今も変わらず1,500円と同じ値段で食べることが出来ました。うれしいですね。
まずは、アンティパスト(前菜)。毎日その日の食材で内容が変わるようです。
この日は3種類のハムと生ハムと小さなお料理。
一番右上のハムは、フェンネル、つまりウイキョウを練り込んであるそうです。
下のほうの生ハムは18ヶ月熟成プロシュート。このぐらいのほうがランチの前菜にちょうどいい熟成具合だそうです。
この前菜を見たらワインが欲しくなりますね。

運転手の私は飲めませんでしたが、他の3名は白ワインを頼んでいました。ソーヴィニョン・ブランです。ランチワインは300円と良心的なお値段です。
そしてプリモピアット、といってもメインとなりますが、パスタは4種類から選ぶことが出来ます。前回お邪魔した時は3種類だったので一つ増えています。
ただし、私が頼んだ1番の「フレッシュバジルのポマローラソース」以外はプラス料金が追加されます。
こちらが「フレッシュバジルのポマローラソース」。
ポマローラソースとは、イタリアトスカーナの郷土料理で使われるソースで、トマトベースで野菜を煮込んでペースト状したものです。
トマトが前面に出過ぎず野菜の甘さを感じるソースで美味しかったです。
パスタの種類はタリアテッレ。ボローニャ地方のパスタで、フィッチチーネにも似たパスタです。幅広でモチッとした食感と適度な歯ごたえ。ポマローラソースに合います。
妻は2番の「帆立とからし菜のジェノベーゼソース」はプラス100円。パスタはメニューに書かれていたタリエリーニではなく、1番の「フレッシュバジルのポマローラソース」と同じタリアテッレでした。
東京からの客人の一人は3番の「鹿児島産黒華牛のミートソース」でプラス200円。
黒華牛は黒毛和牛で、それをぜいたくに使ったソースは美味しくないわけがありません。
パスタはパッパルデッレという、私の食べたタリアテッレよりも幅広の、ミートソース系のソースに合うパスタです。
パンはトスカーナパンとフォカッチャで、トスカーナパンはトスカーナ地方で作られているパンでまったく塩を使っていないハードパンのことです。
ドルチェ(デザート)は、クルミの入ったケーキと自家製ジェラート。
お店ではドルチェ(デザート)に力を入れているようです。

東京で美味しいイタリアンを食べている友人夫妻は、舌が肥えている2人ですが、こちらのランチは満足していました。この値段で手打ちパスタが食べられ、デザートまで付いていることは東京では考えられない、と驚いていました。
人気のお店なので予約して行かれることをおすすめします。ご馳走様でした。
イタリア料理 イル ボッツォロ
(iL Bozzolo)
石川県能美市仏大寺2番地
TEL 0761-58-0540
11:30~15:00(L.O.14:00)
ディナーは予約制
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